きょうりゅうが すわっていた (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 343
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834082296

作品紹介・あらすじ

君が生まれる少し前、パパを訪ねてきたのは、巨大な恐竜だったんだ。それからパパは毎日、恐竜にキャベツを30個食べさせたんだけど、ある日、恐竜はパパを背中に乗せて歩き出した。連れて行ってくれたのは、君が生まれたばかりの病院だったんだ――。自分が生まれたときはどうだったのか、子どもたちは知りたがります。そんな疑問に、あたたかなユーモアでこたえる空想物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 理屈とか現実とかが頭から離れない私。
    絵本を読むときはそういうのを一掃しないと!と思った。

     お母さんの出産前の入院が長そうだな、トラブルでもあったのかな。
     何で急に町に恐竜が?!でも草食恐竜でよかったね。
     しかも町の人達は早々に見慣れてしまっているね。
     せっかく恐竜が交差点にいるのに!
     子供の誕生と恐竜とクリスマスがどういうつながりなのか分からない。

    以上が読み聞かせしながら考えてしまったこと。
    あぁ、もう私は夢や想像、創造からかけ離れてしまったんだね!

    反対に子供は気に入って、何度も読んでーと持ってきた。

  • 美術館の原画展で惹かれて購入。

    恐竜好きっていうのももちろんあるが、板に描いた原画がマグリットに似せてあり、引き込まれる。

  • ルネ・マグリットの絵のような、白雲が浮かぶ青空をバックに座る、悠々とした恐竜(ブロントサウルスでしょうか)が、何とも可愛い! 「パパ」は、座り込んでいる恐竜に、毎日キャベツを30個買ってきて与えます。そして、クリスマス、「パパ」がパパになり、恐竜は、なんと…!
    温かな気持ちになりました。素敵なクリスマス絵本またはお誕生日絵本と言えると思います。

  • ▶息子の六歳の誕生日に父親が語る。▶ある日きょうりゅうがやってきて街なかにすわりこんでしまった。▶父親ときょうりゅうがの交流。▶ずっとすわりこんでいるきょうりゅうはにちじょうの風景となる。▶きょうりゅうがすわりこんでいた理由は?

  • 「きみが うまれたときの はなしを しようか」というお父さんの一言から始まる奇妙で味わい深いお話。
    出産の少し前からお母さんが入院してしまい、マンションで一人赤ちゃんの誕生を待つお父さん。そのマンションの前に突如現れた一頭の恐竜。
    キャベツをたいらげる姿に「草食きょうりゅうか…」と分析する息子w
    恐竜がずっとそこに座っていた理由は…。
    言葉を交わすわけではないのに、優しさに優しさで応えるお父さんと恐竜の束の間の心の触れ合いに癒される。
    男の子も恐竜の子も息子も本日6歳。その偶然に親子で「おぉ~っ」と興奮w

  • タイトルからは内容が想像できない内容。子どもが生まれる前にきょうりゅうが座っていたというシュールな光景。

  • 6歳5ヶ月の娘へ。

  • 「君が生まれる少し前、パパを訪ねてきたのは、巨大な恐竜だったんだ。それからパパは毎日、恐竜にキャベツを30個食べさせたんだけど、ある日、恐竜はパパを背中に乗せて歩き出した。連れて行ってくれたのは、君が生まれたばかりの病院だったんだ――。自分が生まれたときはどうだったのか、子どもたちは知りたがります。そんな疑問に、あたたかなユーモアでこたえる空想物語です。」

    地味で静かなお話だけれど読んでいてすごく幸せな気持ちになった。きゃべつ一日30個って、月にエサ代いくらだろうとか考えてしまった 笑
    この話はパパのおはなしなのだろうか。ほんとうに出会ったのだろうか。

  • ※表紙絵が欲しくて(こどものとも絵本)を登録してあります。

    こどものとも
    きょうりゅうが すわっていた
    作:市川宣子(いちかわ のぶこ)
    画:矢吹申彦(やぶき のぶひこ)
    2000年12月号
    537号
    発行所:福音館書店
    定価:380円
    雑誌:03779-12.
    T11037791203808.

  • <DINOSAUR POPS UP IN MY TOWN>

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著者プロフィール

1960年神奈川県生まれ。1982年より月刊保育絵本の編集に携わる。2006年『ケイゾウさんは四月がきらいです。』(福音館書店)で小学館児童出版文化賞、2010年『きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは…』(ひさかたチャイルド)で野間児童文芸賞、『あまやどり』(文研出版)でひろすけ童話賞を受賞した。ほかにも『おばけのおーちゃん』(福音館書店)、『ケータイくんとフジワラさん』(小学館)、『11月のおはなし どんぐりカプセル』(講談社)などがある。

「2018年 『ケイゾウさんの春・夏・秋・冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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