かんがえる子ども (福音館の単行本)

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  • 福音館書店
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感想 : 56
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834084061

感想・レビュー・書評

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  • 安野光雅さんがこの世から旅立たれた。子どもについて、とっても大事なことをやさしいやさしい言葉で語ってくださったこの本を引っぱり出して読んだ。やさしい。子育て中、毎日読むべきだった。ありがとうございました。

  • 安野光雅さんの絵本はほとんど読んだことがない。ふしぎなえもしっかりみたことはなかったけど、最後の「ふしぎなえについて」が面白かった。自分にはない感じ方だなと思った。

  • まーよくある教育論て感じではある。自分で考える子どもになってほしいねという。
    安野さんは山に囲まれた町で育ったから、こどものころ「あの山の向こう」にも町があって暮らしがあるということを知っても竜宮城と同じくらい現実味がなく、想像力をかきたてられた、という話が面白かった。

  • 子ども時代の感覚は、忘れないように時々頑張って思い出すようにしているけれども、感覚はやはり思い出すのは難しく、思い出そうとしている時点で、それはもう感覚とはいえないのかもしれない。

    子どもの想像力に任せて、正解を押し付けない。
    とても大事なことであると身につまされると同時に、それをとても難しいことだと感じる自分が、どうしようもなく大人になってしまったのだと、すこし悲しく思いました。

  • 昨年出版されたこの本。
    著者は90歳を超えている。
    偶然、この前に読んだホリエモンの本と、言っていることは同じ。

    結局自分の頭で考えなくちゃ、何も変わらない。

  • 図書館本。

    安野光雅さんのエッセイ、気になっていた。
    けして難しい単語がぎっしり並んでいるわけではないけれど、安野さんの知的さ、そして色んなことへの柔軟さを感じる。
    “考える”ことの大切さ。
    読書の素晴らしさも伝えられていて、本好きには頼もしい。
    子供に対して大人がやってしまいがちな言動について時々述べられているんだけれど、「もう、それ、言っちゃった…」と苦笑いしながら読んだり。
    もっとのびのびやっていいんだよなって。
    凝り固まったものから少し解き放ってくれるような本でした。

  • 1926年生まれ、山口の代用教員から東京の私立学校の図画工作の教員になり、福音館の編集者に勧められて「ふしぎな絵」を描いた~1こどもについて「考える」・心の豊かな子ども時代・子どもの生きている世界・子どもの「遊び」は「学び」・子どもはおとなをよく見ている・「嘘」のこと・大人の都合で、子どもを叱る?・成長の段階・ビリのプライド・子どもにとっては、「いま」が大事・子どもに本をすすめるのはなぜか?2学ぶことについて「考える」・「勉強」は、学校で終わるものか?・「数学」は、早く問題を解くことが大切か?・自分の力で見つけることは、たのしいこと…クイズとパズルの違い・「図画工作」で伝えたかったこと・自然から「学ぶ」こと・勉強はインターレスト・3「自分で考える」ためのヒント・自分で考えなくなっていること・何もかも疑う・「自分の考え」を持つ・自分の大きさを知る・その場に粋、その場で感じる・「ほんもの」を見る胃・ひとりのすすめ・本を読む:あとがき:ふろく・はじめての絵本『ふしぎなえ』のこと・『ふしぎなえ』ができるまで・『ふしぎなえ』についてー火刑を免れるための供述(「こどものとも」1968年3月号折り込みふろく より)ー~うーん、教育関係としては古いかなぁ、さすがに。ま、誰にとっても自分の子というのは未知なる存在で、扱いに戸惑うから、悩んでいる人は読んだら良い…かも。面白い絵を描いていて十年とは言っても学校教育に携わった有名人の言葉は必ず重くなるかというと、そんなこともないよね。後書きが長いなぁと思ったら、後書きの後の付録があって、それが面白いのに違いないと直感したが、それほどでもなかった

  • 詰め込み教育よりも、考える教育の重要性を語っていた。
    戦後直後からの経験

  • 著者の展示会に行き、ショップで購入。
    この本の主旨どおり、自分で考えるということを考えさせてくれる。必ず答えのあるものを学ぶだけが良いとは限らない。これからも色んな本を読み、考え、思考を深めていきたい。

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著者プロフィール

安野光雅(あんの みつまさ):1926年島根県津和野生まれ。画家・絵本作家として、国際アンデルセン賞、ケイト・グリーナウェイ賞、紫綬褒章など多数受賞し、世界的に高い評価を得ている。主な著作に『ふしぎなえ』『ABCの本』『繪本平家物語』『繪本三國志』『片想い百人一首』などがある。2020年、逝去。

「2023年 『文庫手帳2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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