- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834251456
感想・レビュー・書評
-
あまり面白いと感じる話がなかった。あえていうなら黄色い冬と緋色の帽子とターコイズブルーの三作品が好きかな。
最後の話は全然頭に入ってこなくて、言いたいこともよくわからなかった。脈略がない印象を受けたので、この話が最後で後味が悪いまま終わってしまった。わたしの頭が悪いせいかもしれないんですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
色がテーマになったアンソロジー。
出会いに別れ、淡い思い出や 説明出来ない心など 爽やかに感じたり、切なさが残ったりしました。
藤田さんと宮本さんの篇がとても好きな雰囲気で、このストーリーが始まるきっかけや 終わったその先を考えてしまいます。続きや関連した作品もあるといいのに・・・味わい深いストーリーでした。
表紙を見る度に、チョコレートが食べたくなった。。 -
推さない。
-
短編集だから読み進めたけど、1つ1つが面白くなかった。
ほぼ読み飛ばし。。。 -
珠玉とは言わないが、コジャレた短篇集。それぞれに色が重なり素敵ですよ。一番さらりとした「ターコイズブルーの温もり」が一番好きかな。江戸物の「金色の涙」や不条理の「さよならの白」も好きかな。よかったよ。
-
なんかいろいろ
-
色にまつわる短編集
『緋色の帽子』
『ふかみどりどり』
の二篇が好みでした。 -
宮下奈都「空の青さを」の抜け出せない感じが良かった。他は、そんなに。他の方のレビューを見ていると、感じ方は人それぞれだなって思います。
-
短編でオムニバス集。
豊島ミホさんがちょっと気になり借り読み。永井するみさんの【ターコイズブルーの温もり】が意外と面白かった。
表紙のカラフルさから、キラキラ幸せな話を想像しましたが、わりと真逆な内容。 -
「色」がテーマのアンソロジー。11人の作家のラインナップを見て、こりゃまた随分幅広いわぁ〜、どうかなと思ったのだが…。この幅広さ、私にとっては予想外の「収穫」でありました。
大人の恋愛もの、戦争もの、時代もの、青春もの…内容が多岐に渡りすぎて、まとまりはないかもしれない。人によっては、好みが分かれるだろう。でも、個人的には捨て作品なしだった。それどころか、普段なら手にしないであろう男性作家陣の作品がツボにはまり、知らなかった世界を覗くことができた。
そういう意味で面白かったのは、宮本昌孝「金色の涙」。時代もの、それも私の好きな吉原を描いたものだったので…他の作品、是非とも読んでみたい。
作品として一番印象的だったのは、水森サトリ「銀の匙キラキラ」。この作品だけ、初出の「青春と読書」で読んだのだが、今回改めて読み直し、心が震えた。インパクトあります。
色を効果的に使ってたなと思ったのは、藤田宣永「黄色い冬」。大人相手の恋愛がほろ苦く、その苦さと対照的な黄色の鮮やかさが目に浮かぶようだった。
そして、今回読む目的でもあった豊島ミホ「ももいろのおはか」。なかなかに濃厚です。ももいろの描き方が、彼女らしいなぁと。
ところでこの表紙、じ〜っと見てたら、ちっちゃいハート発見。そういえば、どの作品も「愛」を描いていたかも。