エスケープ!

著者 :
  • 文芸社
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本棚登録 : 76
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835588445

感想・レビュー・書評

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  • ホラー小説とは、言いかえれば恐怖小説である。
    「エスケープ!」は人間心理の謎を扱うサイコホラーに分類されるのではないだろうか。
    しかし、あまりに安易な展開で・・・。
    そして「メビウスの輪」のような、何も解決していない最初の状態に戻るラスト。
    せめて俊介と留乃の心理描写をもう少し丁寧にやってくれていれば、と思う。
    刺激的でいかにもホラー的な場面をつなげても、伝わってくる恐怖はそこにはなかった。

  •  作品解説:「皆様、お待たせ致しました。霊柩列車、発車致します」――。ネットで集まった自殺志願者22名。彼らは謎の車掌に導かれるまま、霊柩列車へと乗り込む。そこでは車掌が“乗客”たちの望む死に方で殺してくれるのだ。快楽を味わいながら……。 自殺志願者たちが列車で繰り広げる快楽自殺! 新感覚サブリミナル・ホラー!!

     この解説で面白そうな設定だと思い購入。頭を使わない内容なので、速い方なら1時間ほどで読み終えることが出来ます。まあ面白いんですが、ただそれだけという感じでした。
     作品内に気持ちを代弁するかのような言葉がありましたので、そのまま引用させて頂きます。

    『ホラーといったからって、スプラッタすればいいってもんでもありませんからねぇ。しっかりとしたストーリーラインに上手い具合に恐怖がねじ込まれていれば、ちゃんとした作品なんだと思うんですが……』

  • ホラーだけども怖いというか、狂っているという感じのホラー。
    集まった自殺志願者達が楽しく気持ちよく死んでいくという、狂っているけれどもある意味じゃハッピーかもしれない?ブラックなストーリー。

    読み始めるとサクサク読める。ラノベとは言いませんが、なんだか小説独特の重厚感?がなかった。山田悠介のような軽い感じ。内容はすごくダークだけど、いちいち考えたり感じたりをしないでノリで読めちゃう。僕にはエンターテイメント作品に思えた。

  • ホラーなんですよね?
    …?
    って確認したくなる。
    殺され方はスプラッタなのに薬の影響で残虐性を全く感じない。
    あんな薬あったら自殺者数が半端なく増えるだろうなぁ。

    読み出したらさらっと最後まで読めるものでした。

  • すごい怖かったです!

  • 怖い。どんどこどんどこ殺される。つけこまれる。評価しにくい。表紙に惹かれて読むことにした本だ。他の作品も読んでみたい。

  • 表紙に惚れて買った品。
    ヒロインじゃなかったのが残念。
    読みやすかったですが、オチにそんなに驚かなかったので、☆二つ。

  • 自殺志願者による霊柩列車での惨劇。
    痛みを快楽に変えられる薬により次々と幸せそうに逝く人間たち。
    主人公は果たしてこの列車から生きて出られるのか?

    文字数も少なく、会話が多いのもあってすぐに読み終わりました。
    登場人物が少ないことと、名前をわかりやすくしていること(似た名前が無い)で誰でも読みやすくなっていると思います。
    しかしながら表現が簡単な単語であったりして、多少のチープ感を感じてしまいますが、最後のオチといい、他の作品を読みたいと思わせてくれる作品です。

  • せっかくのスプラッターなのに、殺される側が痛みを感じないとはこれいかに。
    ホラーというものは、ただ血液が飛び散れば良いというものではないはず。
    そこに至るひたひたとした恐怖心は、残念ながら感じられませんでした。

  • 死ぬときは、ウチもこれで死にたいかもw

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