禅、シンプル生活のすすめ (知的生きかた文庫 ま 41-1)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837977971

感想・レビュー・書評

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  • 禅、シンプルな生活について書かれた名著。
    机の上に一冊置いて、定期的に読みたい一冊。
    個人的には今、刺さりすぎる部分があり、逆に心が痛くなった笑

    <メモ>
    ・いらないものを捨てる 得るよりも手放すことが先。
     執着を捨てる、思い込みを捨てる、持ち物を減らす、シンプルに生きるとは、心や体の荷物を捨てること。
    ・デスクの上を整える。
    ・一杯のコーヒーを丁寧にいれる
    ・食事をおろそかにしない。一心に食べる。なぜ美味しいものが人を幸せにするのか。自分の命が他人の命によって育まれていることの幸せを味わうから。
    ・好きな言葉を探す。例えば本来無一物、無一物中無尽蔵
    人間は生れながらにして持っているものなど何もない。しかし、誰もが無限大の可能性を秘めている。
    ・座禅を組む。考えることは静かに坐ることから生まれる。体を動かすことに集中している時、深い思考を行うことは困難。
    ・自分の手で自然に触れる。道端の石を拾って、匂いを嗅いで見る。
    ・夕焼けを眺めにいく。自分の夕焼け階段を探して見る。感謝の気持ちを持って夕焼けを眺める。
    ・仕事を楽しむ。自分が置かれた境遇の中で主人公になる。
    ・ただ没頭してみる。いまやるべきことに気持ちを集中させる。そうすることで人間は素晴らしい力を発揮できる。
    ・与えられた仕事全てが作務であると考える。それらが自分を育ててくれると考える。
    ・しなやかな心を持つ。心を強くする方法の一つが掃除。頭と心と体全てで苦労を知ると人は必ず強くなる。
    ・庭を前に座る。ゆったりとした時間の中に自らの存在を見出そうとする。日常の自分自身の姿を見つめ直す。

  • 表面的。心にグッとくるような内容はない。

  • 禅的思考、生活の心得が100の言葉で語られている。

  • シンプルに生きる方法が簡潔にかかれていた。『美しい人を作る所作の基本』とかぶってる内容も多い。
    こういう種類の本を初めて読むような人にはオススメかもしれません。難しい仏教の話とかではないので。

  • うまくいってない!
    と実感している時によく読み直しています
    私は読むと落ち着きますので
    そんな時にオススメの本です

  • 「起こっていないことで悩まない」
    あぁ、そうだな。不安って考え過ぎで起こっているような気がするもんね、たしかに。
    「不安なときほど、自分を信じる」
    自分を信じる癖ね。そうか、達成感の積み重ねか。
    自信ないからなぁ、あたし。

  • きっと、疲れている

  • 禅の考え方、シンプルな生き方が分かる本。普段の生活に取り入れられる考え方が書かれています。

    ・禅の精神=簡素な生活 (≠質素な生活)
    ・座禅:姿勢を整え、呼吸を整え、心を整える
    ・昼に5分椅子座禅:1分間に3~4回の呼吸
    ・よき縁を結ぶ:よい縁はよい縁を呼ぶ ⇔ 悪い縁
    ・早寝早起きで定点観測し、自分の変化に気づく
    ・人間の苦しみは「無常無我(この世のものは全て変わる)」を自覚しなところから始まる
    ・三毒:貪(欲望)、瞋(怒り)、痴(おろか)
    ・今を生きる
    ・「知足」足るを知る - 今あるものに満足する気持ち
    ・物事に善悪をつけようとするからストレスが生まれる
     →「悟無好悪(さとればこうおなし)」

  • 2016.05.28

  • ミニマリストの本を読んで、考え方を拡張したかったので一読。

    禅とはなんぞ?という本ではなく、日常ですぐに取り入れることのできる習慣や考え方を紹介している。
    もちろんその習慣のひとつひとつは、禅の教えに基づいたもの。ひたすらにシンプル。

    その中にも特にハッとした気付き。

    ・心を空っぽにしてどこにも置かない。
    「相手の剣士と向き合ったとき、相手の肩に隙があると思えば、心は相手の肩にのみ縛られてしまう。勝てると思えば勝つことに縛られてしまう。そうではなく心を一切どこにも置かないこと。一点に気力を集中しつつも、心はどこにも置かない。」沢庵禅師

    ・他人からあえて嫌われる必要はないけれど、同じようにあえて好かれなくてもかまわない。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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