東京タワー

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838713172

感想・レビュー・書評

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  • 大人の本って感じ。
    中学生の時のあたしにはよく分かりませんでした(笑)

  • 2人の男の子の不倫もの。

    うーん。てか、やっぱ不倫ものって好きくない

  • ちょうど、透と耕二と同い年。
    あっという間に読みきってしまった。

    映画をみたことがあって、でもうろ覚えで、
    耕二役が誰だったか思い出せない。
    映画の結末も思い出せない。

    19ってこんなかなあ。
    わたしが幼いだけかなあ。

    江國さんの文章はやっぱり美しくて、
    あたまが江國さんのことばでいっぱいになります。

  • 映画化もされて、一度読んで見たかった作品です。

    江國作品で一番好きかもしれない。
    また不倫の話でしたが(笑)

    高校~大学の自由だけど自由じゃない感じがよく出てるなあと思いました。
    東京タワーが見えるマンションに住んでるなんて羨ましい。高そう・・笑

    透と耕二目線で書かれていることもあり、詩史さんが本当に透のことが好きとは思えない。。
    友達の息子で遊んでる印象。

    mixi見ると耕二派が多いようですが私は透が好きです。
    でも映画版の岡田准一は違う気がするなあ・・・
    松潤と黒木瞳も。

    透母が直談判したとあったけど最終的に透は詩史のところで働けるようになったのか・・・?

    10年ぐらい前に書かれた本ですが携帯がそんなに普及してない感じで驚きました。
    今の小説には携帯は必要不可欠だろうなあと思う。

  • 女の夢。

  • どちらかというと、若者2人の視点で読んだ。
    でも、社会人である自分が読んでいるので、きっと学生時代に読んでいたら、違った感じ方をしただろう。

    とにかく2人はとても若く、羨ましい。
    透は本当に一途で、透明、繊細。
    耕二は、書かれている通り行動的で、上手く世の中を渡っている自信家。
    タイプは違うけれど、20歳の2人はまっすぐで、妥協を知らない感じ。
    毎日をそして自分の大切にしたいもの、手放したくないものへの思いが真剣で、ひたむき。

    そのような社会人とは決定的に違う若さや、学生独特の時間の流れ方、のめり込み方が眩しく、懐かしく感じた。

    その一方で、いくつかのエピソードの中での女性側の気持ち(喜美子がヒステリックになったり、由利が頬を膨らませたり、詩史が大人であろうとする…)は、痛々しくも共感できるものであった。


    ここに出てくる年上の女性たちはみんなお金持ちの既婚者なので、いわゆる不倫という形での恋愛については私には想像するしか無いのですが…。
    キラキラしていて、未来あるステキな若者が目の前に現れたら、ちょっと声を掛けてみたくなるのかもしれません。。。

  • 僕(透)と友人(耕二)の物語。
    僕は母親の知り合いの詩史さん(既婚者)と17歳の頃から付き合い、耕二は彼女がいるにもかかわらず、喜美子さん(既婚者)と体の関係を持っている。
    危うい物語だけどどこか切なくて好き。
    まぁ最後は結局透は詩史さんのお店に就職する意思決定で、耕二はこっちから捨てようとしていた喜美子さん・由利さんにも捨てられる。
    透くんのような純粋でステキな男の子に本気で好かれてみたいとか思ってみたりする(笑))
    そして絶対耕二のような男とは付き合いたくない!!

  • 不倫小説数あれど、年下男性2人の視点で描かれているのは面白い。
    それも静と動というぐらい対照的な恋模様。
    透の恋は静謐というか現実味がないけど、耕二たちの爆発的な恋は、見ていて何だか圧巻、でした。
    意外と面白くて一気読み。

  • 江國香織は周りで好きな人が結構いて、名前だけ知っていた。
    小説をもっと読んでみようとのことで図書館で目に入って借りた。

    読み終わってみると、なんだったのだろうという気はするが
    不思議と読み進んでしまうような一冊だった。

  • 透と詩史、耕ニと喜美子という二組のカップルのお話。
    どちらも大学生と、うんと年上の既婚者。

    不倫の話はきらいなのだけれど、途中までは抵抗なく読めた。
    男視点の物語だからかな。

    途中から抵抗感が出てしまうのは、
    見境がなくなるのがいたたまれなくなってしまうから。
    未来のない恋なんて、と思ってしまう。
    やっぱり不倫の話は、わたしには向かないのかも。

    透みたいな男とも、耕ニみたいな男とも、
    恋愛するのはいやだなー。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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