蘇える変態

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838726615

感想・レビュー・書評

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  • SAKEROCKは聞いてたし、
    昔の星野源の曲もなんとなく聴いてたし、
    手術をしたたのも知ってたけれど
    こんな過去があったとは、、、。


    何というか、歪んでいるように感じるけど
    誰もそれを表に出さないだけで
    それが普通なのかもね。


    好きなものがはっきりしていて
    それを追求できたり
    おもしろがるって素敵だな。

  • 感受性が豊か。些細なことをこんなに面白く、深く引き込まれていった
    くすっと笑えて軽快で読みやすかった

  • ブクログ通信か何かでおすすめされていて、星野源の本ってそういえば読んだことないなーくらいの軽い気持ちで図書館で借りて読了。予想外に面白かった。
    この本のもとになる連載が進んでいた2011年ごろには、私は星野源という人のことを全く知らなかった。星野源という人のことが初めて視界に入ったのは、この本の中盤に出てくる映画「箱入り息子の恋」の主演俳優としてだったと思うが、感想としては「キモッコワッ」だった記憶がある。そこから数年を経過して「逃げ恥」で初めて星野源という人のことをまずミュージシャンとして認知し、「コウノドリ」に戻って俳優としての星野源にやっと気づいたのであった。
    ということで私の知らない時代の、そして脳内に動脈瘤を持っていた時代の星野源のエッセイである。
    思った以上にぶっ飛んでいて、女性向けファッション誌での連載だというのに初回からタイトルが「おっぱい」であり、その書き出しは「舌を吸うと、母乳の味がしませんでしたか。」であり、とにかく「おっぱい」を連呼しまくりである。書籍化の際に加筆した部分もあるということではあるが、それにしても上から下までジェットコースターのような話の運びである。それでも毎月の連載の雰囲気からもだんだん売れていって体のことが心配な忙しさになってきたとわかる、本文の3分の2に近づいたところでいきなり見開き暗転(グレー一色の塗りつぶし)ページが訪れる。
    脳動脈瘤破裂くも膜下出血。
    後半はいきなりこの闘病記になり、緊急避難的なカテーテル手術、再発、根治手術、という怒涛の展開が待っている。ここには俳優だとかミュージシャンだとかは関係ない、病気と闘う生身の人間の記録があった。が、意外と前半の日常との落差がないのが面白いのである。仕事で忙しい合間を縫ってAVをチェックする星野源と、術後の頭の痛さに全てが支配されている状況でも看護婦さんの可愛さになんとか妄想しようと頑張る星野源が当たり前だが完全に地続きなのがリアルであった。
    あと、星野源のたくさんの肩書きは本人の中でどのように共存しているのだろうというのに少し興味があったのだが、俳優、というのが中心にあるのだろうということで自分としては納得した。でも、ミュージシャンとしての星野源のクリエイティブな裏話などもたくさんあるので、どんな面に興味がある人にも面白い一冊となっている。星野源のことを「逃げ恥」で知った人も、紅白から知った人も、ラジオしか聞かないという人も、楽しめるであろう。

  • ミュージシャンや俳優としても活躍中の星野源氏。くも膜下出血で救急搬送され、入院中にアイドルマスターにハマった頃のあれこれが圧倒的表現力で綴られています。
    (一般担当/道明寺P)令和4年2月の特集「エッセイを読んでみよう!」

  • 脳内夢の中ガンガン鳴らして読んだ()
    神木くんほんと良いありがとう共演をしてくれて2人とも同じ事務所で〜〜〜幸

  • 死ぬ程辛かったであろう病気をさらっと描いてて、本当に強い人なんだなー、と感心した。文章も読みやすく、面白かった。

  • 星野源の本は初めて読んだ。もともと俳優が先だったこととか、明るい歌を歌いたかったこととかは初めて知ることができた。変態なところも隠さず出してて面白かった。気軽に読めるいい本だった。

  • これぞ星野源という一冊だと僕は思っている。
    「いのちの車窓から」「働く男」「そして生活は続く」全てとても面白かったが、「蘇る変態」これに勝るタイトルはもはや無いであろう。
    星野さんのラジオで貧乳って言葉の「貧」ってなんか嫌だなって話がありましたが、本当に星野さんの感覚には脱帽。らき⭐︎すたのこなたが言うように「貧乳はステータスだ。希少価値だ」
    世の中の全てのものに光を照らす
    今日も生きるぞおおおおおおおおおお

  • 病気になる・再発・闘病・手術の前から後までを含むエッセイ。思わず自分がある日こうなったらと想像してしまい、ああちゃんと生きよう、やりたいことやろう、自分の思いを大切にしよう、と思う。

  • 闘病生活の時を書いてるんだけどポップすぎてたまらん
    ほんまに尊敬しまつ、、、

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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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