漫画 君たちはどう生きるか

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著者 : 吉野源三郎
制作 : 羽賀翔一 
  • マガジンハウス (2017年8月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838729470

漫画 君たちはどう生きるかの感想・レビュー・書評

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  • 読友さんから、あるレビューに「物の道理を説いた大人が身近にいなくなったと言うことが実感させられそう」とコメントをつけてくださりました。

    なるほどと思う。
    ここから小生の所感。体験も踏まえて。
    思考パターンについてはまたの機会において、人生哲学が欠けて空虚なこころの人は、ふらふらとしてるイメージ。
    そして感情で物事を考え、自分が中心となっていると思い上がる。目先の自分の利益だけを考え、不満があれば相手にすぐぶつける。などなど。
    ツイッターなどでバズる人生訓などは、一昔前から普通に言われてるような陳腐なもの。それでもネット上の、直情的な民にはそれがありがたがられてしまう。
    それこそ20〜40年くらい昔の本を読んでいれば頭に入っていて普通のことなのに。
    小生が身にしみていたことは、今ではちょっと古臭くてめんどいのかもしれませぬ。

    この本の話は、物の道理を説いたちょっと古臭いものかもしれません。
    主人公コペルくんが人として正しい(とされる)生き方をおじさんと一緒に学んでいきます。
    元の本は今から80年も昔に世に出された本ですが、今だに古臭さを感じさせません(舞台設定は昔ですが)。
    それは人が生きるための道理が今でも変わらなから、だと小生は信じたいです。

  • 当たり前の事をどこまでもどこまでも追いかけて考えると、物事の大事な根っこの部分にぶつかり発見する。

    ありがとうの語源はありがたい。
    有難いは感謝すべきことやお礼をいうだけの価値があるということではなく、そうあることが難しいという意味がある。自分が受けている幸せが滅多にあることじゃないと思えばこそ、それに感謝する気持ちになる。

    悲しいことや辛い事に出会う事で僕たちは本来人間がどういうものであるか、ということを知れる

    これが正解とか、間違いとか人間の人生にはないけれど、物の考え方として知ってたら世界は違って見えるだろうなっていう事が書かれている

  • この物語は1937年に出版された、歴史的名著であるが、私は恥ずかしながら知らずにいた。
    帯には「池上彰が心から感動し、人生を決めた一冊」とある。

    漫画だからすぐに読めて、情景も目で見て分かるので、頭にすっと入ります。
    物語の概要をざっと言いますと、多感な主人公、コペル君の目を通して、人間としてあるべき姿を気付かせてくれる内容となっています。
    コペル君には近所に住む叔父さんがいます。その叔父さんが、コペル君を立派な人間にすべく導いてくれるのですが、この叔父さんがとても素敵なんですね。決して優しいだけじゃない。とても対等に、真剣に、敬意を持って、彼の立場を尊重して厳しく、どこまでも現実的に接してくれます。その背景には、コペル君の父親との約束もあるのだけれど。叔父さん自身も悩みを抱えて生きているのです。

    80年前の出版ですが、現代と何ら変わりない、普遍的なテーマです。読了してから、この物語のタイトルを改めて読みますと、居ても立っても居られない、そんな刺激を受けます。作中の言葉を借りると、「誰がなんと言ったって」自分の人生を見つめ直すチャンス。
    自己啓発本は世の中たくさんありますが、これは自分にとって特別な、珠玉の一冊となりました。

    この本を自宅で読んでいて、終盤に差し掛かったとき、妻が何の気なしにミスチルの「彩り」を再生しまして、なんだか妙にリンクしちゃって、光がさしたように感動しました。映画化でもされたら、是非主題歌にしてほしいです。

    変えられないことを考えるのをやめれば、余計な感情に足をとられない。
    いま自分がしなければならないことにまっすぐむかっていける。
    同じ間違いを二度くり返しちゃいけないよ、コペル君。

  • 以前読んだ、同名の小説のマンガ版。
    かなり読みやすくはなっているが、やはり小説版の方がより作品を理解できる。
    当時読んだときより、より「人間分子の関係 網目の法則」や理想主義的な考え方は必要とされているように感じている。いろいろな問題が山積しているからこそ、「誰かのためにっていう小さな意志が、ひとつひとつつながって、僕たちの世界は動いている。」という考え方を、大切にしたいと感じた。

  • 噂の人生本。原作を読んでないが、戦前に書かれた話であっても今に通じる普遍的な哲学を描いている、ということかと思う。子どもなら誰しもがぶつかる壁、それをどう乗り越えるか、あるいは逃げるか、そこで人生を学んでいく。
    その時はそれが人生の壁だとかいうことはまったく思わないけれど、大人になって振り返れば、徐々に世界が広がって俯瞰できるようになってきて、自分のことをきめれるようになってきたんだなと思う。
    漫画であっても小学生にはまだ難しいかな。中学生になったら薦めよう。

  • 嫌われる勇気の次に読んだ本。
    アドラー心理学の考え方と君たちはどう生きるかの中の考え方で根っこの部分で似通っているものが多かった。

    君たちはどう生きるかの原作は中学校の頃に学校で読んだ記憶がある。
    コペル君の視点で、この世の中について考え、自分がどうしていきたいのか問うていた記憶がある。
    それが、漫画化されたということで今一度読むことにした。
    この本の中身は普遍的なテーマで、一人の人間として、自分がどう生きるかについて考えたものになっている。
    いつどのタイミングで読んでも何かしら感じるものがある内容だ。


    本のなかでは以下のようなことが書いてある。

    肝心なことは、世間の目よりも何よりも、君自身がまず、人間の立派さがどこにあるか、それを本当に君の魂で知ることだ。

    人は言葉があって、話して伝えていけるし、書いて残すこともできる。今ここにいる我々は先人の人たちの知恵、この同じ時間に生きている人たちの考え方を無数に浴びることができる。それを生かすも殺すも自分次第なのではないか。

    正しい道義に従って行動できなかったとき、自分の過ちに対して、辛い涙を流すことがある。
    人間である限り、過ちは誰にだってある。
    しかし、僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
    だがら、誤りから立ち直ることもできるのだ。


    嫌われる勇気でも、君たちはどう生きるかでも、自分の進み方を決めるのは自分自身だと言っている。

    突き詰めいくと、多くの人が訴えかけようとしていることには、共通点が多い。
    いろんな経験をして、いろんな本を読んで、様々な考えに触れてみたい。
    大人になっても、学ぶことは終わらないし、生きている間、人間は変わり続けるんだと思った。

  • いまの心境にとてもマッチした一冊。

    世間の目よりも何よりも、
    君自身がまず人間の立派さがどこにあるか。
    そらを本当に君の魂で知ることだ。

    後悔していること、過ちを犯したこと。
    それに向き合い、正しく生きることが
    いかに難しいか。
    幼い頃と比べると今の方が難しいと感じることの
    1つである。

    自分の本心の声を聞こうと努めること。
    そして行動にあらわすこと。
    あらわせずに後悔していることがあるならば、
    決してその気持ちを忘れぬこと。

    改めて、君たちはどう生きるか。
    問われています。

  • ・人間が人間同志、お互いに、好意をつくし、それを喜びとしているほど美しいことは、ほかにありはしない。そして、それが本当に人間らしい人間関係だと、そうは思わないかしら。
    ・「ありがたい」「そうあることが難しい」
    ・生み出す働きこそ、人間を人間らしくしてくれるのだ。
    ・生み出してゆく人は、それを受け取る人々より、はるかに肝心な人なんだ。
    ・自分では気がつかないうちに、日々生み出しているものとは何か。
    ・僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。

  • 日本に出張する主人に頼んだ一冊。購入予定の本がたまたまなかったので、最近の売れ筋を検索。この本は全く知らず、漫画だったので小6の娘用に購入。予備知識ゼロの状態で味見のつもりで読み始めたら...とんでもない!心して読まなければと思わせてくれました。情報が溢れる現代で、深く考える習慣を置き去りにしてしまった私は圧倒されました。人間の本質や、その存在意義等々。優しい語り口ではありますが、内容は深く、次回は是非原作を読もうと思いました。

  • 原作を読んでないが、「漫画」という割にはひたすら文が続く箇所があり、リズムが悪く読みづらかった。内容に関してはこれと言って残るものもなく、むしろ長い前置きの部分が印象に残ってしまった(ナポレオンの生涯など)。
    子どもに読ませたかったが、小学生だと少し難しいかな。

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漫画 君たちはどう生きるかの作品紹介

人間としてあるべき姿を求め続ける
コペル君とおじさんの物語。
出版後80年経った今も輝き続ける
歴史的名著が、初のマンガ化!

1937年に出版されて以来、
数多くの人に読み継がれてきた、
吉野源三郎さんの名作「君たちはどう生きるか」。
人間としてどう生きればいいのか、
楽しく読んでいるうちに
自然と考えるように書かれた本書は、
子供はもちろん
多くの大人たちにも
共感をもって迎えられてきました。
勇気、いじめ、貧困、格差、教養、、、
昔も今も変わらない人生のテーマに
真摯に向き合う
主人公のコペル君と叔父さん。
二人の姿勢には、生き方の指針となる言葉が
数多く示されています。
そんな時代を超えた名著が、
原作の良さをそのままに、
マンガの形で、今に蘇りました。
初めて読む人はもちろん、
何度か読んだことのある人も、
一度手にとって、
人生を見つめ直すきっかけに
してほしい一冊です。

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