CPUの創りかた

著者 :
  • 毎日コミュニケーションズ
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感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784839909864

感想・レビュー・書評

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  • FPGAやArduinoを触る機会が増えそうだったので、回路に関して簡単に学習したく購入
    フリップフロップ回路ぐらいまでは非常に段階的でわかりやすい。
    そのあとはしっかり読みながら回路図を追う時間が増えるが、それでも非常にわかりやすい
    良書だと思います。

  • CPUの基本原理から設計例までを解説する入門書。理図書 548.22||To63 12038766

  • # 書評☆2 CPUの創りかた | くだけた文体で中途半端な解説のため,理解に電子回路の知識が必要

    ## 概要
    Amazon.co.jpでの評価がかなり高かったので注目していた。しかし,期待外れだった。

    書名通り,簡単なCPUの作り方を解説している。ただし,内容はかなり人を選ぶ。電子回路を使ってCPUを組む都合,電子部品や電子回路の知識を要求する。

    本書内で,基礎的なことも解説しているように見える。しかし,全体的に中途半端でこの説明では,電子回路の勉強をしていないと理解は難しいだろう。

    あまり内容を固くしたくないのか,くだけた文体で書かれている。これをどう捉えるかは読者によるが,自分にとっては読みにくくて,解説も中途半端に感じたので,合わなかった。

    書籍の冒頭では,実際に電子回路を組むというよりは,読んで作りを理解することが,参考になるというようなことが書いてあった。しかし,これを読むだけで理解するというのはハードルが高すぎる。

    ## 結論
    自分で実際に電子回路でCPUを組むというところが興味深いテーマだった。Amazon.co.jp上での評価も高かったので期待していた。しかし,いかんせん読者を選ぶ本だった。

    電子回路の知識がない人,電子回路を組んだことがない人は本書の内容をたぶん理解できない。Amazon.co.jpで過大評価されていると感じた。

    CPUについて勉強したければ,他書を強く薦める。

    パーマリンク: https://senooken.jp/blog/2018/12/07/

  • 表紙は、さておきかなりわかりやすい。

  • 一般に語られるALUとか制御ユニットがいかにCPUを難しそうに見せているかが分かった。CPUの1クロックがとてもシンプルであることが分かり目からウロコだった。何が一番重要かをはっきり示してくれているおかげで途中でつまずきがあってもそこを振り返ればよい。

    (絵や口語体についての指摘はあると思うが)情報のまとめ方や構成に無駄がなくすごい本だと思う。

  • これ読めばほんとに作れる。ノスタルジー

  • 予備知識なしで簡単なCPUが作れるようになる本。

    この本を読んだ後にコンパイラの本を読んだが、レジスタやアセンブリ周りの話がすんなり頭に入るようになった気がする。

  • ジャンボジェットの飛ばし方とかと同じジャンルで、『それ知ってどうなるの?』という類の内容なのだが、コンピューターがどうやって計算したり命令を実行したりするのかが、性能の低い基本パーツの組み合わせだからこそ直截的に理解できる。まずはこの企画(発想)が◎。構成もよく練られていて、非常に解りやすい。

  •  K書店に行った。なかなかわかっている品揃えをするK書店。どのようにわかっているかは、いずれ書く予定。

     コンピュータ関連コーナーに、平積みされている本があった。残り2冊。書名は、(一部で)かの有名な 『CPUの創りかた IC10個のお手軽CPU設計超入門 初歩のデジタル回路動作の基本原理と製作』。ネットで話題になっていたので存在は知っていたが、『萌える英単語もえたん』と同じように、表紙が表紙のため、内容も表紙同様のものだと思っていた(表紙同様の例:『ぶっとび!!CPU』『ちょびっツ』)。

     パラパラと立ち読みしてみたところ、意外に面白い。ページ半分くらいを読んだところで、裏表紙を見て価格を調査……2800円+税。高くはないが、先ほどまで買うつもりが全くない状態、いわばゼロ励起状態からすれば、安くもない。

     うーむと、買うか止めるかを迷いつつパラパラパラと数ページ読んだところ、はっとするような魅惑的なフレーズに出会い、「これは2800円の価値が十分にある」とようやく理解でき、他の本(『私の…メガネ君[7]』『イヴの眠り[1]』)とともにレジへ。

     部屋に戻り、この本をパラパラパラパラと飛ばし読みした。やはり面白い。じっくり読む前に、「購入を迷う自分の背中を後押しした伝説のフレーズ」は後世の記録に留めようと思い、探した。確か、左側のページだったはず。

    >>
    一晩じっくり考えたいのであればクロックを一晩の間止めておけばよいですし、そのままフテ寝するコトも可能です。一日1クロックですね。約0.000012Hzということになりますから、ある意味世界記録。(p.20)
    <<

     これのような気もするが、こんなに前ではなかったような。

    >>
    まずは会員番号1番、抵抗です。部品名としては「抵抗器」と言ったほうが正しいんですが、面倒くさいので普通は単に「抵抗」と呼んじゃってます。(p.22)
    <<

     こんな感じの文章だった記憶はあるものの、やはりもう少し後ろのような。

    >>
    …などとアナログとデジタルについていろいろ理屈を書いてしまいましたが、実のところ一番重要なのは、テスターに限らず「愛着を持てること」かもしれません。気に入ったキカイというのは、たとえデキが悪くても不思議に使いこなせるものです。ええ、愛はすべてに優先するのです。愛さえあれば年の差だろうが内部抵抗の差だろうが、きっと乗り越えられます(注:ただし、程度にもよるぞ)。(p.28)
    <<

     そうそう、こんな感じこんな感じ。

    >>
    困りましたね。この本最初の試練です。が、最初ですから実は大した試練ではありません、第1話の敵はたいていただの雑魚キャラです。3倍難しかったり赤かったりするヤツとの対決は、もう少し話が進んでからとなります。(p.38)
    <<

     ……

    >>
    LEDは流す電流が多いほど明るく光るわけですが、度を過ぎると死にます。最大定格というのは「これ以上電流を流されたら私、死んじゃう」という彼女にとっての限界値なので、この値より若干余裕を持たせたほうがよいですから、今回はとりあえず10mAだけ流してあげることにします。(p.40)
    <<
    >>
    さて、世の中には数多くのICが存在するわけですが、大雑把に「汎用IC」と「専用IC」に分類することができます。…ま、分類したところでどうなるものでもないのですけどね。取りあえずポジションを知っておくのは悪いことではありません。(p.50)
    <<
    >>
    先ほどの74HC00とピン配置までまったく同じというか、実際にはこっちがオリジナルです。ですから私のような年寄り(笑)だと「…おお、74HC、こんなに立派になって。どれ、顔をもっとよく見せておくれ」「お前の祖父…スタンダードの…まさに生き写しじゃ」「お前は知らんじゃろうが、勇者スタンダードは、それはそれは…(年寄りの長話につき、以下略)」(p.54)
    <<

     ――はっ。魅惑的なフレーズを拾っていっては、きりがない……

     どの文章にも心当たりがあるような、しかし人違いのような気がする。子どもの頃にお年玉をくれた遠くの親戚のおじちゃんが思い出せないような歯がゆさ。どうやら、どのフレーズかを特定することはできないようだ。「購入を迷う自分の背中を後押しした伝説のフレーズ」は永遠に失われてしまった。
     #実際、本全体が面白そうだと思って購入したことはあるが、この本のように、
     #  迷った末最後に、フレーズが背中を一押しした経験はいままでなかった

     CPUを一から自作する、まさに「初歩のデジタル回路動作の基本原理と制作」のサブタイトルに相応しい内容。今にして思えば、2800円はお買い得。

     こうして、いい本と出会えて、また一日が過ぎていくのでした。
    [2004/02/13 cocolog]

  • 読み物としてはよいが実際に実装までするひとはいるのか疑問。
    CPUのオーバービューとしてはよい。

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