秘密。: 私と私のあいだの十二話 (ダ・ヴィンチブックス)
- KADOKAWA(メディアファクトリー) (2005年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840112345
感想・レビュー・書評
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短編だからサクサクいっちゃう。
一つの出来事を
伝える側・受ける側
表側・裏側と2つの視点から描かれていく。
面白いです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱり読み手によって評価は別れるのか。
私的には三浦さん、伊坂さんが好きだった。
伊坂さんは本当に、良いところに大切な数行を挿入してくるよなぁ、と。 -
「なぜはっきりと回数が分かるのですか」
「そのたびに、お祖父さまへの思いを作品に残していたからです」
その瞬間、不意に一つの場面がよみがえった。長い時間忘れていたとは思えない鮮やかさで、光のように私に差し込んできた。そう、電話をしている祖父の姿だ。
(P.78)小川洋子/電話アーティストの恋人 -
初版は2005年。
12人の作家さんの短編小説集。
同じ場面を、自分と相手の視点で、それぞれを主人公にして描かれている。
わかりやすくて、面白いし、さくっと読める。
ただ、ひとつのストーリーが短過ぎて、逆に物足りなさを感じてしまうかも。
ちょっとした待ち時間とかに読むのには、丁度いい1冊かも知れない。 -
これ、おもしろいね!
ある事実を2人の別主人公の視点で描かれているのがおもしろい!
しかも、12作品全部。
人の視点の違いによって、同じ事実でもこんなに違うんだー!
という所がおもしろいね! -
1つの物語を、2人の登場人物の視点からそれぞれ描いていく短編集。
色んな作家さんが5ページずつくらいで描いているので、さらっと読める。
堀江敏幸「黒電話―A」、「黒電話―B」と、
三浦しをん「お江戸に咲いた灼熱の花」、「ダーリンは演技派」が
特に好き。 -
コンセプトが面白い!授業で使えないかと思案中
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実家から持ってきた本を再読。実は豪華な作家様たち。アンソロジー好きなのでこのシリーズ集めたいです。1話が地下鉄1駅位なのも良い。伊坂さん三浦さん面白かったし有栖川さんがちょっと恐くて良かったです。もう少し読みたいと思わせるのも流石。
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ひとつの場面を2人の視点で描いた短編アンソロジー。3,4ページ×2面(A面とB面)の本当に短い話の中に、それぞれぐぐぐと引き寄せられた。どの話にも惹かれたアンソロジーにしては珍しくいい本。吉田修一、篠田節子、伊坂幸太郎のが特に好き。
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2012.2.20読了