ツクツク図書館 (ダ・ヴィンチブックス)

  • KADOKAWA(メディアファクトリー)
3.03
  • (22)
  • (45)
  • (100)
  • (33)
  • (25)
本棚登録 : 427
感想 : 103
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840121507

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • つまらない本しかない図書館には
    ダメな人間しかいない。
    つまらない本を読むのが仕事の最低人間「女」
    最低な女にろくに文句の言えないイイ人「館長」
    カレーばかり食べる極度の遠視の幼稚園児「戻し屋」(祖母の代理)
    記憶を失い、ニャアと鳴けない、文字を読む知性を得た猫
    つまらない本を拝借(盗む)律儀なバナナ大好き「運び屋」
    変な人たちのヘンテコ小説。
    紺野キリフキにしか書けないシュールな小説。

  • つまらない本しか置いてない、ツクツク図書館。職員も建物もへんてこぞろい。弱気な館長、運び屋、語学屋、戻し屋ちゃん...そこにある秋、ひとりの着ぶくれ女がやってきた。女は働かないで、わがまま放題。だけど、図書館にある“伝説の本”の話を聞いて...?奇妙でかわいくってクセになる。キリフキワールド、いざ、開幕。


    ふしぎ図書館。

  • かるーくテンポよく読める。
    つまらない本ばかりあつめた図書館。
    どうやら来館者も職員も図書館が選ぶらしい。
    たった1冊の本を守る骨の兵隊。
    守られていた本は
    やっぱりつまらない!のか?

    正直な人間がいい人間とは限らない。
    蓋し、名言である。
    寒がりでわがままで、怠け者の女。
    はっきりいって迷惑きわまりない、けれど、なんだか楽しく読んでしまった。
    図書館は彼女のどこが気にいったのかしら?

    本を読む猫。
    にゃあと鳴けなくなったのはなぜ?

  • ツクツク図書館は変な図書館。ある日出した求人の仕事内容は「本を読むこと」。応募してきたのは、これまた変な女で…。
    本を読むことが仕事。それだけ。なんて素敵な仕事でしょう! 館長の真意が気になるところです。
    職員達は図書館に眠る「伝説の本」を探すことになりますが、最後まで結末を予想できませんでした。
    始終漂う、シュールですっとぼけた雰囲気も、珍しい作品だと思います。

  • 何て言えばいいんだろう、不思議な本!異世界に紛れこんでしまったような気分です

  • 愛すべき従業員たちと面白くない本たち。

  • おもしろくない本ばかりの図書館で働く、
    着ぶくれしている女。
    読書する猫のページのめくり方。

  • うん、この独特な世界観すごく好き。
    現実のようでいて、明らかに非現実が漂ってる感じがハマるなー

  • 部屋から部屋へ果てしなく続く不思議空間な図書館には行ってみたくなった。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-207.html

  • 『はじめまして、本棚荘』の著者の前作。『本棚荘』が私には謎だったので、予約はキャンセルしてまたつぎの機会に…と思っていたが、キャンセルする前に届いてしまったので、借りてきた。「つまらない本ばかりある図書館の話」だそうで、さらさらと読んでみた。

    やはりこちらも謎の小説で、私には「シュール」な作風はあわないのかもしれない。とはいえ、『本棚荘』よりは、図書館である設定はいかされていると思った。

    カバーの袖にある著者プロフィールを見ると「戯曲」とあった。ああ、そう言われれば芝居風かなアと思う。

    連載元だったダ・ヴィンチのサイトに、「ためし読み」コーナー(http://web-davinci.jp/contents/bungei/rensai03/08.php)あり。

全103件中 41 - 50件を表示

紺野キリフキの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有川 浩
森見 登美彦
有川 浩
三浦 しをん
桜庭 一樹
有川 浩
東野 圭吾
伊坂 幸太郎
伊坂 幸太郎
有川 浩
有川 浩
瀬尾 まいこ
三浦 しをん
湊 かなえ
伊坂 幸太郎
万城目 学
万城目 学
有川 浩
万城目 学
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×