僕は友達が少ない 8 (MF文庫J)

著者 :
  • メディアファクトリー
3.87
  • (74)
  • (122)
  • (83)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 1135
感想 : 97
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840145985

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やっぱり、はがないは面白い(^ω^)

  • これまでと違ってシリアスなムードが漂っていて戸惑ったが、物語も佳境に入っているしこれで良いのだと思う。
    理科の活躍が多く、彼女の考えが分かるのもこの巻のポイント。

  •  表紙が一発で理科だと判った自分偉い。見た目は幸村より正当派美少女路線だと解ってたから!オタク腐女子であろうとも、天才理科は可愛い。そんな理科が大活躍で、この「はがない」もやっと転機を迎える一冊。

     文化祭用に残念部、じゃなかった隣人部が作った映画を仕上げるため、無理をして倒れてしまう理科。そして保健室で休んでいる姿は黒髪+白衣ナシで、本当正当派美少女!けれども趣味は趣味。小鷹にBLを寝物語に読ませてしまうという…BL好きは本当で、ダテや酔狂やキャラ作りの為だけじゃないけれど、でもそれすらも笑いのネタとして提供するのは「このままの隣人部」を「このままの隣人部でありたいという小鷹の願い」守るため。残念な方向性だけれど、空気読んでる健気さにぐっと来るわけですよ。

     その後、生徒会の因縁(?)によって一度は潰されそうになった隣人部は、夜空の弁舌と星奈の権力によって共同戦線を張り残存が決定し、隣人部も協力し合うようになったかな?というところで、星奈の爆弾発言…何気ない感じ、というかギャルゲープレイしながらのナチュラルすぎる告白。サラッと言っちゃったというところがまた、何とも真実味溢れていて…。→ヘタレ小鷹、逃げ出す。
     星奈の位置づけは本当チートだよね…プラスの方向に揺るぎねぇ。猪突猛進、唯我独尊。自分の力を信じてるヤツ。あー…残念なヤツだけど、やっぱ一番カッコいいや。星奈がカッコイイ度に夜空がヘタレていくのが忍びないけど。

     逃げ出した小鷹はしばらく隣人部には戻らず、生徒会の手伝いをして過ごしていたけれど…幸村が迎えに来ちゃいます。もう一人の、揺るぎないキャラ。自分自身しか必要としていない、隣人部ではとても異質なキャラは、小鷹のヘタレた心に優しく、それでいて容赦なく喝を入れてくれます。
     不思議キャラを脱しなかったけれど。やっぱり、自分の力で立つ者は、強い。そんな幸村が背中を押してくれたからこそ、小鷹は理科の呼び出しに応じる決心をします。

     そして迎えた理科との決着。前巻で理科の台詞を「え、なんだって?」なんてすっとボケて聞こえないフリをしてしまった小鷹。でも今回は、理科も本気。不思議発明武器を駆使して、精神的にも肉体的にも小鷹を追いつめちゃいます。理科との舌戦は見物です。こんなに小鷹と理科が本音で語ったことがあった?ないよね。二人とも、臆病でやっと見付けた隣人部という居場所ほ壊したくなくていつも一歩引いていたんだから。

    「僕は友達が欲しいんだよ!!」

    今までいつも思い続けて、今までずっと言えなかった言葉。二人は、やっと友達になる。

     これから隣人部の人間関係は否応なく大きく動くはずでしょう。なんたって、友達ができたのだから。
     クライマックスに向かって、いざ加速!

  • コメディが終わりようやくラブコメディが始まるらしい。隣人部崩壊の危機か。作中にも書かれているが、出てくるキャラクターはみんな何かしらのスペックの持ち主でありどのヒロインも魅力的にえがかれてきた。今回は相変わらず理科がカッコよかった。

    割と話は広がってるし最近は普通に面白いと思えるこのシリーズであるが次回、へたれ小鷹がどう決着をつけるかは見ものである。

    それにしても男性キャラクターは全然出てこないね。ヒロインばかり増やさないでたまには男性キャラもほしいと思うのは私だけか。あと、虚構推理の帯で平坂読が推薦してるのは何故なのでしょうか。

  •  前巻からすると、どうするのかな?とも思っていなのだけれど割と良かった。逃げたいと考えている小鷹にとって空気を読めない肉が良かった。
     自分の感じたことに対しては、直球でいく彼女に対しては他の部員にとっても驚異に思えるし、いいところ。実際これがきっかけで、小鷹がまじめに問題に取り組もうとするきっかけとなったし精神的な成長を描いていると思う。
     そんなこんなで、理科は脱落なのか・・? 次の肉と小鷹の話が終わったらやっぱり夜空が出てくるのかな?終わらせ方が気になりますね。

  • 星奈の爆弾発言に背を向けた自業自得的逃走と葛藤はみっともなくて面白かった。状況描写とツッコミに終始していた小鷹の内面をようやく見られた気がする。
    理科との関係はいい決着をしたと思う。でも「僕は友達が欲しいんだ」はスベってると思う。

  • そろそろ終わりですか

  • 後半で大きく動かしてきた。
    1つの「売り」を潰すわけだから、今後どう収まりをつけるか期待。
    個人的には無駄に熱いのは求めてません。

    ところで、237ページで幸村は男子の制服着用とされるのに、
    255ページ挿絵で女子の制服なのはどうなんですかね。
    あと、一部で東海の方言が紛れてますが作者が気付いているかどうか。

  • そろそろクライマックスへ動き出す.
    前回の理科の爆弾発言をなかったコトにして過ごそうとする小鷹.
    いつもどおりぬるぬる過ごしていると生徒会から隣人部を潰そうとする刺客が.
    そして星奈が爆弾を投下.
    凍り付く隣人部.
    逃げるヘタレ.
    そして….

    いやー,ほんとに小鷹はヘタレだな.
    で,理科と幸村が可愛すぎて辛い.
    ほんまにもー.

  • 贅沢なプロローグ。
    ちょっとだけ、星奈の行動に違和感はあったけども。

全97件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

第0回MF文庫Jライトノベル新人賞にて「ホーンテッド!」が優秀賞を受賞しデビュー。
「妹さえいればいい。」(ガガガ文庫) 、「僕は友達が少ない」(MF文庫J)ほか。

「2021年 『〆切前には百合が捗る2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平坂読の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×