※キノの旅 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-1)
- メディアワークス (2000年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840215855
感想・レビュー・書評
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主人公キノと喋るモトラド(バイク)のエルメスが織りなす多種多様な国への旅の物語、第1巻です。
時系列に無関係の短編が収録されています。
様々な国で様々な生き方をする人間を、旅人キノは第三者として見聞きします。
彼らは正しいのか間違っているのか、それは判断できないでしょうし、キノにもその気はないのでしょう。
ただ3日滞在し、次の国へ出発することを繰り返します。
その生き方はシンプルですが、行うには大きな勇気が必要です。
しかし、憧れますね。
2巻にも期待します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キノさんはバイクに乗って旅をする。
1つの街の滞在は三日間。
キノさんと一緒に色んな街を見て回ろう。 -
大分以前ですが後輩がラノベならこれ、と推していたので図書館で借りてみました。ものすごい売れてるみたいなので期待してたら肩すかしを食いました…
内容が全然Beautiful worldじゃないですね…。そこが美しいって言われても納得出来ない。通り一遍にこんな国があって酷いね~と言う感じで終わるのであまり後にも残らない。所詮、キノが旅人であり客観的に外側から問題を見ているだけなので問題を解決しようともあまりしてないですし。そりゃ、旅人ならイヤになったらどこか行っちゃえばいいものね。現代風のおとぎ話か昔ばなしみたいなイメージなのかな?と思いました。続きもこんな感じならばあまり読みたくないなあ。それでも人と人のふれあいには美しいものがあるとかならば良いのですがこの短編だと救いがないので… -
雰囲気好き。
何とも言えないお話たち。
線路の話が特に好き。 -
私の青春。20年ぶりに、キノとエルメスと旅に出た。
汚くて、美しくて、優しくて、残酷な物語。
難しい言葉は使われていないので、あまり本を読まない私もじっくり考えながら読むことができた。
旅をするように、大切に読みたい本。 -
この作品は文章が短いから読み易い人もいるだろうけど、小説に慣れてると逆に読みにくかった。
どこからでも楽しく読める短編でした。
生きるとは、命とは、戦争とは。考えさせられる作品でした。 -
高校生の時に出会ってずーっと大事にしてる本。
『世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい』
昔からこの言葉が強烈すぎてずーっと心に残ってる。
キノの旅を読むたびに、色んな事を考えさせられてる。内容も完璧に覚えてるのに、毎回毎回思うことが違う。
毎日に疲れて頭の中がぐちゃぐちゃになってきたら必ず手に取る本。 -
記録。
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2020/12/25
人の痛みが分かる国
多数決の国
レールの上の三人の男
コロシアム
大人の国
平和な国
森の中で
ラノベとはいえ皮肉たっぷりだ。今の世界や社会に当て嵌めたくなってしまあ。傍観者として旅をしつつ、美しい世界を見て回るために旅をするキノとエルメスのはなし。
刊行シリーズ、読んでいこうと思います。 -
キノの旅 The beautiful world (電撃文庫)
著作者:時雨沢恵一
発行者:メディアワークス
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
シリーズ累計820万部を超える。