キノの旅 (7) the Beautiful World (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2003年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840223867
感想・レビュー・書評
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お師匠さん多め。
意地悪に読むとキノは結果的に「キノ」の人生を乗っ取ったようだなあ。「キノ」の代わりをし続けなければならない呪いでもあるかも。
まあキノはこういう特別なエピソード以外は、個人というより象徴って感じである。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ストーリー上の大きな展開もなく、国々を経めぐるキノとエルメス、そしてシズ様と陸の旅をえがく本シリーズですが、ここにきてキノとその師匠の過去や、シズ様が旅をする理由など、ストーリーの中核になる設定が、すこしずつ明らかにされています。
正直なところ、本シリーズに対する興味の中心はそこにはないのですが、それでも今後どのようなかたちでこれらの設定がストーリーに絡んでくることになるのか、もうしばらく見守っていきたいと感じました。 -
キノの旅、第七弾。秀逸な話「迷惑な国」「冬の話」「嘘つき達の国」
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『生きていると 悲しい
生きていることは 悲しくない』
全体的に、
う?ん、まぁ面白いか。
大きく外れてはいないなと思った。
「森の中のお茶会の話」くらいかな?
意外。。。とはいいたくないけど、う?ん、ありかな。 -
ときおり語られるキノの幼少期エピソード。ある時期までは無邪気で子供っぽいのにいつ頃からあんなスレた感じになってしまったのだろうか。でも現在のキノも年齢的には15才前後くらいみたいだし髪長かった頃からまだそんなに時間も経ってないような気もするけど
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口絵カラー部からいきなりあとがきってどういうことなの…(笑)「森の中のお茶会の話」は思った以上にエグかった。唐突にこういう話も混ぜてくるから油断ならないですね。とりあえず師匠のメイン話は注意か?「嘘つき達の国」はある意味これがハッピーエンドなんだろうか。物理的には薄い一冊ながら、相変わらずいろいろな印象を与えられますね。
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「迷惑な国」
「ある愛の国」
「川原にて」
「冬の話」
「森の中のお茶会の話」
「嘘つき達の国」
「何かをするために」
「迷惑な国」の起承転結の綺麗な感じが好き。
前後に付いているエピローグが本作は少し長い。
キノと同じく母親の行動は私もよく分からない。