イリヤの空、UFOの夏 その4 (電撃文庫 あ 8-9)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.92
  • (220)
  • (128)
  • (244)
  • (8)
  • (3)
本棚登録 : 1406
感想 : 102
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840224314

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 夏休みの話。
    ボーイ・ミーツ・ガール。
    セカイ系。
    主人公のためなら死ねるヒロイン。

  • イリヤの空、UFOの夏〈その4〉 (電撃文庫)

  • イリヤ最終刊/ 秋山瑞人らしいラスト/ シルバースターのフリが回収/ なんにもされてないっ/ 上巻に同じ/ 後にアニメ化

  • 面白かった。
    盛り上がったし好みの終わりだったのだけど、リバーズエンドも最終兵器彼女もぼくらのもまどマギも観た人間としては、どうしても展開が見えてしまった。でも、これを最初に読むと感動をするんだと思う。学生時代にめぐり合いたかったな。

  • 各巻の感想で毎回言ってしまうんだけど、やっぱり日常と非日常のバランスがとても良かったと思う。明らかに非日常なSF要素を最後まで出さなかったことで、この作品の切なさ、やりきれなさが、読み終わった時に爆発した気がする。結局、読んでいる自分も伊里野が向き合っているものを非日常で、自分には無縁のものと思っていたんだろうなぁ。
    2人の逃避行は初めから終わりが見えていて辛いものがあったけど、最後に2人が向き合える時間があったのも良かったかなと思ったり。
    夏に読み終わるという目標が達成できて満足。長いこと積んでたけど早く読めば良かったな~。久しぶりに良作ラノベに出会えた。何だか感想がまとまらない……

  • 何も知らずに世界の思惑通り生きて、それでも、自分の気持ちはホンモノだと胸を張って叫びたいと思う。
    おっくれってるうーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

  • 途中まで読んでて最後はどうなるのか大体の見当は付いてたが、それでもちょっと悲しくなった。
    ボーイミーツガールと聞いて読み始めたので、最後はハッピーエンドを勝手に期待していたのもあるかもしれない。
    いや、ハッピーエンドなのかな?
    この4巻を読み始める頃には、中華料理店で大食いをしていた頃にどうして戻れないのかと、もどかしくなった。あの生活がずっと続けばいいのにと、物語のキャラクターでもないのに思ってしまった。
    無理なものは無理と割り切って行動できた浅羽のような真似は自分にはできない。いや、割り切るどころか、最後まで抵抗していたか。どちらにせよ、自分にはできないんだろうなあと、少し悲しくなった。
    大人になってから読んだが、是非浅羽やイリヤと同年代の頃に読みたかった。

  •  一人の人間を背負って生きるということ。その重みに押し潰される描写が容赦なくて泣いてしまった。
     精一杯決めた覚悟も、裏を返せば空想じみた虚勢でしかなくて。
     不甲斐ない自分を受け入れられず自棄を起こした浅羽の態度を契機に、イリヤの中の時間が退行していくところは、本当に展開の妙だと思う。
     気ばかり逸っていた浅羽がイリヤの過去の言葉で我に返る浜辺の場面が、良い。

     最終的に、イリヤを守り切ることができなかった上、二人の迷いも苦しみも決断も、全てが仕組まれたものだと分かったのに、不思議にバッドエンドには感じなかった。
     それは、気持ちよく死んでもらうために餌を与えるという行いの罪深さを自覚しながら、誰よりその行為の正しさを信じてもいた榎本という存在があったからだと思うし、
     さらに言えば、生きる意味も戦う意味も見いだせずにいたイリヤが、浅羽という存在に意味を見出し、それを通して初めて世界に触れられるようになった、その変化に、何か尊さのようなものを感じられたからかもしれない。

     残念だったのは、世界観がアバウトすぎて種明かしの部分が軽く感じられてしまったところ。
     そこがメインではないとはいえ、「宇宙人の侵略」に対してわずかな対抗力でどうやって応戦していたのかけっこう気になるのである。しかも地球軍は生きる意志に乏しい兵士で構成されているというので余計気になる。

     それにしても、終盤がかなり重い展開なだけに、水前寺という濃くて朗らかなキャラがいてくれたのは良かった。どうみても中学生のキャパシティを越えまくって三十路の貫録すら漂っていたけど、彼がどっしり構えてくれているだけで何となく安心できる。浅羽が慕うのも無理ないし、ちょっとへたれて依存気味になりかけるのも分かる気がした。
     最後まで元気そうだったのが嬉しい。
     

  • 感動した
    泣いた
    小説で二番目に泣けた
    数年に一度こういう経験ができるから読書は素晴らしい

  • 子供の頃に読んだ作品。
    やるせない物語展開とセカイ系そのものっぽいラストに物凄い切なさを感じたを覚えている。

    大好きなジャンルであるボーイミーツガールであり、ボーイミーツガールを一通り推す時は絶対オススメするうちの一つ。
    ハッピーエンドだけじゃないというのを子供ながらに学んだ。

    とても思い出深い作品の一つ

全102件中 11 - 20件を表示

秋山瑞人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×