イリヤの空、UFOの夏 その4 (電撃文庫 あ 8-9)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1406
感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840224314

感想・レビュー・書評

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  • 最終巻。思わず泣いてしまった。
    このイリヤが高評価ってのがあったから、ミナミノミノミノがこけたんだろうね。

  • 読み終わって、ワーワー泣いて、茫然自失となりました。「殴られるような衝撃」の意味を、ようやく掴めたような気がします。

    ファイアーストームや8月31日の会話は、浅羽の心境であり、榎本の心境でもあったのかな、と思います。
    イリヤに「人」として幸せになってほしかったから、最後まで足掻いていたのだと思います。

    夏と秋が隣り合う時期にこの作品に出会うことができて、良かったです。

    皆、幸せになってほしいと願わずにはいられません。

  • 一場面、一場面の完成度の高さといったら、もう!
    ラノベですが、翻訳家の金原瑞人さんの教え子らしく、一線を画す文章力です。
    映画とか好きなんだろうなあ。

    もう、UFOとダンスとか、してみたい。

    暑い夏の終わりに読んで欲しい作品です。

  • ラブだね

  • 完結編.本シリーズによって「イリヤ」といえばこの「イリヤの空 UFOの夏」という図式が成り立ち,多くの語り系クラスタに“セカイ系”というネタの燃料と与えたという(?)伝説のSFラノベ.ヒロインイリヤへの痛めつけの具体的な描写をほとんどせずに彼女の過去の凄惨さを描き,主人公にラノベ界屈指の精神的攻撃を実行するという,痛々しさは健在.しかし最後の「南の島」で感動の完結へと結びつく構成がすごい.エピローグでの浅羽の最後の最後の行動にただただ感動.こうして浅羽の長い夏が終わるわけだが,水前寺に始まり水前寺に終わる,見事な全4巻だった.2003年8月刊行だが,毎夏に読みたい本.

  • 最後の方の途方もなく手に負えない感じは,世界系によくあることだけど.
    3巻までの感じはすごく大好き.めっちゃ幸せな風景が,テンプレなのか,理想なのか.

  • 話はどんどん暗く、かなしく。イリヤがかわいそう。
    でも面白かった。
    セカイ系ってやつですね

  • 【あらすじ】
    「6月24日は全世界的にUFOの日」新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…。おかしくて切なくて、どこか懐かしい…。ちょっと“変”な現代を舞台に、鬼才・秋山瑞人が描くボーイ・ミーツ・ガールストーリー、登場。

    いわゆるセカイ系のラノベです。
    舞台設定が山梨、名作と聞くため読んでみました。文体からオタク臭い痛さのあるラノベという感じがして得意ではなかったですが、話としてはなかなか面白かったです。中学とかで読んでたらはまってたと思いますが今の歳で読むとリアリティに欠けるかなあと思いました。(逃避行のところとか)
    逆に水前寺部長は突き抜けていて中途半端なリアリティから少し遠いところに居るキャラだったのでとても良かったのでもっと掘り下げて欲しかったです。
    奪われる為に生きた子が救いを得るまでの話という風に見るとスパイラルと共通点があるなあと思いました。

  • セカイ系の決定版だと思います。
    読み終わったあと、少し後を引きました。切なすぎる。
    前半の学園もの、SFチックな内容、後半のセカイ系。何から何までストライクでした。本当に大好きなシリーズです。

  • そして伝説になった第4巻。 日常は終わり、次第に歪み壊れていく伊里野と狂気を孕んだセカイに惹き込まれました。
    賛否両論のラストはもやもやして個人的には物足りないけど浅羽と伊里野が常夏の島で暮らして結婚する、そんな「if」のエンドも良かったなぁ。

    感動のクライマックスは一人で読むことをオススメします! 涙もろくなったのは歳のせいだよね、きっと。

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