- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844373759
感想・レビュー・書評
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リスクを取らないことが知らずして機会を損失させている それこそがリスクだ
リスクテイカーになろう
と背中を押してくれる -
言っていることは8割方同意できるのですが、文章の端々にどうも強者の理論のようなものを感じてしまいます。著者はアメリカでヘッジファンドまで立ち上げているとのことなので経済的は十分裕福であろうことは容易に想像でき、そういう人であればこういう考え方になるのだろうなとうなずかされます。ちょっと極端ですが、同時に読んだ鎌倉投信の本(投資はきれいごとで成功する)の読後感とは正反対です。
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リスクを取らないことがリスクになるという趣旨の本。
ニューヨークの幼稚園に「リスクテイカーになれ」というモットーが掲げられていると書いてあって、ちょっと衝撃。意味わかるのかそれ。
なお、本書はリーマン・ブラザーズは救済しなくて正解だったというスタンス。なぜならあれは自己責任だから。こういう考え方はアメリカ的っぽい気がする。日本だと叩かれそう。
それにしても、日本の債務は本当どうなるのかと。なんか、「返さなくていい」みたいな論調でいってる人もいたような気がするし、多分、返す気ないんだろうなと。この本にも書いてあるように、移民受け入れも積極的じゃないしなぁ(まあ別に、海外からの人材確保は必要だけど、それが移民である必要性はないと思うけど)。
後、日経平均が過去最高を更新することは今後あるのだろうかと……。少子高齢化だし、移民受け入れも消極的だし。この本にも書いてある通り、自分ももう少し海外株式とかも投資してみようか(やるとしたら、まずはインデックス投信だろうけど)。
なお、住宅を買うときはキャッシュがあっても住宅ローンを利用したほうがいいとのこと。まあ確かに低金利だしね。それってどうなの? とも思ったけど、リスクをとるという意味では確かにそれが正解か。 -
「何もしない=リスク」ということがよく分かった。
今のうちからとるべきリスクはとっていこうと思った。 -
大きく、以下のような内容。
・株というものの性質
・過去の市場の動向についての分析と今後の予測
・日本の市場のここがおかしい
・リスクというものの性質について
人間、今の状況でとりあえず死ぬまで何とかなるって思ってしまうと、何もしなくなるという。
市場に関する洞察はわりと深めで面白いのだけど、全体的にわりと薄め。 -
米国で投資顧問会社を経営する著者による日本人向けのマネー啓もう書である。
何かを企画したり計画する際に、どんなリスクがあるかを検討するのは普通だが、それらを行わないことに対するリスクも同様に検討すべきだと説いている。金融や財政政策での無為による損失を明らかにし、今後は今までと異なり、何もしないことがリスクを高める時代になってくると指摘する。
最後には、何に投資すべきかが語られるが、いつ売るかにも回答している。その回答を読めば、著者の言うことを信じてもいいかなと、もう一回本書を読み直す気になるかもしれない。 -
楽天ホリコフォーカスファンド社長で現役ラガーマンでもある著者による一冊。
いや、よく考えたらリーマンショックは予測できて当たり前だった、と私がいってしまったら後知恵になりますが、オンタイムでバッチリ予測・リスク回避して顧客を守っていた堀古社長のお話は説得力があります。 -
後半までツマらなく、読破も悩んだ。
米国株投資のリスクテイクの章で一気に魅了された。
日本株から米国株へのシフトする決心が固まった。
この書籍の印税全てを「難病と闘う子供たちのボランティア団体」に寄付するという著者・堀古英司氏に感銘を受ける