- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847017377
作品紹介・あらすじ
ダンボールを食べ、ウンコの神様と呼ばれた…麒麟・田村のせつな面白い公園生活!!麒麟・田村の貧乏自叙伝。
感想・レビュー・書評
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自宅が差し押さえられたため、父親に「解散」を言い渡された中学生の少年と兄と姉(母親はその前に死去)。
兄姉への遠慮から自活できると主張し、公園で生活を始める。
とても衝撃的な体験談だが、文章と構成が弱いのが惜しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
田村さんの経験や葛藤などの気持ちがひしひしと伝わりました。中学、高校と思春期の男子には厳しい環境のなか、文章からはいつも感謝の気持ちが書かれていました。
兄や姉への感謝
父への感謝
母の感謝
私がもし田村さんと同じ境遇だったら、こんなにも感謝はできないと思いました。たぶん憎んでしまう、、、
素晴らしい作品です
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単純に面白かったです。
イヤなことは書いてないです。
いや、実際にはとっても苦しかっただろうけれど、苦しさは表現されてないんです。
いかにしのいだか。当時を振り返って懐かしむような感じ。
不幸を悲しむよりは、それを乗り越えさせてもらえた感謝などがメインです。
頭の回転の早い小学生の上手な作文といった風情。
良くも悪くもそんなかんじ。
悪意がなく、純粋で、サラリと読めます。
ちゃんと笑えるところが芸人本。 -
中学生がホームレスにどうやってなったのか気になっていたけど、そうではなく、少しの間、ホームレスをしていた中学生の話。
しかし、物の大切さ、家族への愛情、人間として大事な物がはっきりと書かれていて、非常に好感がもてた。
最後には波だがでた。
私も田村京子さんのような母親になりたいと思った。
こんなに自分を愛してくれる息子がいるということは、本当に幸せだと思う。生きていらっしゃったら…と思うと非常に残念である。
自分自身を見直すきっかけになった。
文体はどうにしろゴーストがいるいないにかかわらず、私は良書だと思う。 -
そういえば昔、読んだ。
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シンプルにおもしろかった。
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数年前に友達から借りて読みました。
ノンフィクションだけあって、壮絶すぎる生活とその想いがヒシヒシと伝わってきました。
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今さら読みました。
読みやすいし、面白い。
いろんな人に好まれそうな本だと感じた。
早くに亡くなったお母さんの存在。
父親、兄、姉の存在。
友達とその家族の存在。
先生の存在。
いろいろな人から影響を受け、助けられ、成長していった田村少年のお話。 -
切ないのに愉快。その根底にある、母との思い出に戻れない悲しさ。それでも人生の出来事をコメディにして表現できるその秘訣は「愛されてきた実感」からなんだろう。文中にも、周りの方々への感謝の言葉があふれてる。優しい方なんだなぁ…と。
前半は笑いながらも苦難の歴史。
後半は紆余曲折のコメディへの道のり。
そんな二部構成が案外心地よかったです。
今更ですが。