- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860086275
感想・レビュー・書評
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この人はある意味求道者。自分でも「医師道」と言い、宮本武蔵になぞらえている部分もある。剣とメス。彼はメスを持つときの心構えは、超一流の武道者のそれであろう。
月〜金、医局に未だに寝泊まりしている覚悟は半端ではない。やはり、ここまで徹底しないと人間は成功しないということだ。
また、「収入が多いものは誰よりも働かねばならない」という言葉には共感する。
そして、「成長にゴールはない」。まさにこれはイチローと同じであり、羽生名人にも通じる。
やはり、世界的に一流になるには、半端ではない生き方、求道者のような生き様が求められる。
自分は果たしてそこまでのことができるのであろうか??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初っ端から圧倒される 喝!を入れられた気分 が読み進めていくうちに自分との認識とのズレ/違和感を感じる
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医学系を目指す方には、ぜひとも読んでほしいです。
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社会人2年目を迎えるときに読みました。
命をかけて、自分の仕事に向かう姿に
私自身の今の仕事や、これまでの勉強の姿勢が恥ずかしくなりました。
あついひとです。 -
仕事へのモチベーションが上がりました!
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心臓血管外科医 天野 篤先生(順天堂大学医学部心臓血管外科教授)のエッセイ『熱く生きる』
タイトルの通り、医療者としての熱い想いと実践を記した書。
天野先生の医療に対する想いや医師(医師道)についての考えがストレートに伝わってくる。
医療現場にいると、このような熱い医師に遭遇することが、希(残念ながら)にある。
医療のあるべき姿がうかがえる。
この想いを確認できたし、自分の立ち位置を再確認できる刺激的な本だった。
どこまでも厳しく、どこまでも優しい天野先生の考えと行動に書を通して触れることができたのに幸せを感じた。
もちろん、医療現場にいない人達に受けて、医療現場で汗を流す人達に対しても有益な本だと思う。
※本書に出てくる医者についてはほとんどが名前が伏せられているのだけども、伏せる意味がないほどに誰か分かる。
この先生の刺激を与えた先生が、あの先生か!と感激しながら読んだ。
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【内容(出版社からのコメントより)】
日大医学部を卒業後、どこの医局にも属さずに、ひたすら腕を磨いてきた心臓外科医が、2012年2月、天皇陛下の心臓バイパス手術を執刀した。
偏差値50もなかった三浪の時代を経て、あえて厳しい道を歩んだプロフェッショナルの「思いと情熱の磨き方」「人生の切り開き方」――。
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
天野/篤
心臓血管外科医。順天堂大学医学部心臓血管外科教授。1955年、埼玉県蓮田市に生まれる。1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数で日本一となる
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【目次】
第1章 思いを磨け――世のため人のために生きろ
第2章 人の逆を行け――偏差値50の闘い方
第3章 覚悟を持て――ゆずれない一線を決める
第4章 先を読め――次の時代を見ろ
第5章 問いかけろ――疑問を持ち、行動を見直せ
第6章 目標は高く――進むべき「道」を究めろ
天野篤 年譜
心臓の機能と構造
心臓の病気と治療方法
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仕事のモチベーションを上げるには最適。でもハウツー本ではないので注意。
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心臓外科医である著者が、医師と言う事の意味とその切っ掛けを綴った一冊。スペシャリストと言われる人は、人知れず「努力」と言う言葉が当てはまる。本人はそれを特別とは思わず、さも当たり前と受け止めて。この著者の仕事に対する心意気は、医師として当たり前と感じられるが、それが欠如している人が居るのも否めないと言うのが実情か。何の仕事も、ミッションを持つ大切さを感じさせる一冊です。