日本でいちばん大切にしたい会社

著者 :
  • あさ出版
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感想 : 531
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860632489

作品紹介・あらすじ

なぜこの会社には、4000人もの学生が入社を希望するのか?なぜこの会社は、48年間も増収増益を続けられたのか?なぜこの会社の話を聞いて、人は涙を流すのか?6000社のフィールドワークで見出した「日本一」価値ある企業。

感想・レビュー・書評

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  • 継続が企業の目的はそのとおりとおもう。

  • 心温まる会社のエピソードと苦労話し。もっと深掘りすると1社ごとに1冊の本ができてしまいそう。(既にもうあるのかな?)

    道内在住なので地元企業の柳月を応援したくなりますね。

  • 要約
    ・経営とは?
    →5人に対する使命と責任を果たすこと

    5人とは?
    1. 社員と家族
    2. 下儲けや外注企業等の顧客
    3. 顧客
    4. 地域社会や地域住民
    5. 株主

    社員やその家族の幸福が第一、そのために会社を継続させることが重要
    本書の大切にしたい企業とは日本や業界を牽引するような大規模な企業ではなく、上の5人に対して使命と責任を遂行し、業績を伸ばしている企業を指す

    おすすめの人や他の本
    ・CS(顧客満足)やES(従業員満足)を初めて学ぶ人にとてもお勧めできる本だと思います。
    ・内容的には経営者よりもその下の管理職や平社員向けであると思います。
    本書を読んでそれを社内で共有できたりするといいかもしれないですね。
    ・セットで星野リゾートに関する本や、よりCSについて具体的に書いてある本も読むことで深く理解できるのではないでしょうか。
    個人的には「一分間顧客サービス」がお勧めです(新版では星野さんが監修してます!)


    感想 (長いよ!!時間があるときにね)
    本書を読む前は企業が利益を伸ばし成長し続けるための条件は
    ・成長産業
    ・競合他社の有無
    ・アクセスのしやすさ
    だと考えていました。と言うのも私の地元には、すぐ潰れては新しい飲食店(毎回ラーメン屋)ができる呪われた?土地があります。別に美味しくない訳では無いのになんで潰れるんだろう…と上に挙げたものが悪いのかなーと思っていました。

     しかし本書でも業種は違えど、悪条件でありながら利益を伸ばし続けている会社があることを知りました。「どんなことが共通しているのかなー」と考えた時に社員や顧客に対して今できる範囲で満足感や充足感をトコトン追及していく姿にあると感じました。

     確かに私が知っているお店で、誕生日になると店をいったんストップして壮大にバースデーを祝ったりと効率度外視なのに繁盛している(多分)お店や、辺境にあるけど客を家族として暖かく迎えいれて1日に100杯前後売れてる(多分)ラーメン屋さんがあったりと、回転率や立地が悪くても繁盛しているお店があることを思い出しました。こういったお店に行くと「好き///また行こう...」って気持ちになるんですよね。これがCSで重要な満足感や一体感なんでしょうかね?

     相手のことを考えて、どうすれば満足してくれるのかを考えていくこと。その答えの中に会社を繁栄させる手掛かりがあるのだと思います。単純なようで実際には日々の業務の中で示していくことはとても難しいことだと思います。良かれと思って残業までしてやっていたことが相手からしたら別に必要なかったり、余計なお世話だったとか、悲しいあるあるだと思うのですがここら辺については都度修正していく必要がありそうですね。

  • すごく感慨深い本だった。
    働くということ、経営するということ
    すごく考えさせられた。
    “心と心のつながり”
    “社会情勢のせいにしない”
    これは本当にそうだと思う。
    人の心を大切にしない人が人を幸せに
    できるはずがなく、そういうのが仕事にも
    出てしまう。
    お客様はプロだから、、、。
    相手の心やその周りの人の心を大切にしていきたい。

  • 参考図書

  • 面白い

  • 著者の思う本当に良い企業をエピソードと共に紹介しながら「企業とは何のためにあるか」といったことについて書かれている本。 日本化学工業の2人の少女の話はテレビで見たことがあったが、今一度感動した。やっぱり人の心を動かすのは一生懸命さなのか。 他には杉山フルーツもすごいなと思う、採算度外視なんてなかなかできることでないはず。本当に人の心が通った企業であると感じた。 あとは「五人に対する使命と責任」の話、ここに本書の全てが詰まってると言ってもいいと思う。 リーダーになる人はそこかと、読んでいておもしろくなった。

  • 会社の方がお薦めしていたので読んでみました。
    仕事ってなんのためにやるの?とモチベーションが下がっている時に読みたい本です。

    私は障がい者の方の雇用の話から、働くことの意味を学びました。

    障がい者雇用の枠は少なく、少ないポストに何百人と応募があるそうです。その理由は何か?障がい者雇用を始めた日本理化学工業の社長がある禅寺のお坊さんにその疑問を尋ねました。お坊さんの答えはこうです。

    幸福とは、①人に愛されること、②人にほめられること、③人の役に立つこと、④人に必要とされることです。この4つの幸せのなかの3つは、働くことを通じて実現できる幸せなんです。

    これは大学で学んだJoy of giving の考え方と通じるものがあります。(人は誰かの役に立つことで幸せを感じる、という理論)

    仕事が忙しいと働くことをネガティブに捉えがちですが、仕事は義務ではなく、権利なのだと思います。楽しいことだけが仕事ではありませんが、仕事ができる環境にいることを感謝して仕事をしたいと思います。

  • 定時制高校で体育を教えています。
    数年後彼ら、彼女らは学校を卒業し、就職したり、大学や専門学校へ進学すると思います。
    中には、卒業できない生徒もいます。

    社会はどんな人材を求めているのか?

    身につけさせるべきスキルはなんなのか?

    という、問いから本書を手に取りましたが、
    すごく素敵な会社や経営者の方々、エピソードで満載でした。

    生徒本人にとってはこういった素敵な会社で働くことができればいいと思うのですが、かなり競争率も高そうですね。

    利益に走らず、本当に大切なこと、本質を見失わず人を大事にすることができる人間に育ってほしいです。

  • 日本にこのような会社を残さねばならないし、新たに生まれてほしいと感じた。

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著者プロフィール

1947年 静岡県生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部・同大学院教授、法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長等を歴任。ほかに、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞審査委員長等、国・県・市町村の公務も多数務める。専門は、中小企業経営論、地域経済論、地域産業論。主な著書に『日本でいちばん大切にしたい会社』(あさ出版)、『心の時代の感動サービス』(同友館)など。

「2023年 『いい会社には、活きた社内制度がある。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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