- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860633820
感想・レビュー・書評
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本日ご紹介する本は
非常にいい本です。
点数を5点にさせていただきました。
内容的には、旭山動物園が旭川市のお荷物となり
廃園の危機まで行ったところから、
いかにして現在の人気動物園になったのか
という話しです。
しかし、これが単なるプロジェクトXの
ようなストーリを書いたものではなく
成功のためのポイントがわかりやすく
書かれており、
リーダーと現場の人間は何を考え
どう行動しないといけないのか
大変具体的で腑に落ちました。
(リーダーと言ってもある意味全員がリーダーなんですけど)
もちろん、動物園の話しなので
我々にそのままあてはまらないと思いますが、
そのまま使えるところは多いです。
当初の飼育員は20名
来園者数30万人~40万人
そこから上野動物園と肩を並べる
来場者数300万人まで行った
過程とポイントを経営視点で
書かれています。
ちなみに現在の飼育員数も
20人だそうです。
この辺の組織規模からしても
我々に近い感覚を感じました。
そうだなと思ったところは
「飼育するのが仕事ではなく
動物の凄さを伝えるのが自分たちの仕事」
そのために具体的に何ができるか?
~我々にも当てはまるなあ~
といろいろ考えさせられました。
ぜひ読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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まず夢が無ければ、その実現もない
「スケッチ」という目に見える形に落とし込むことが重要
「経営」=「価値創造」ほかと同じものを作ってもしょうがない
「差別化」=「現場」自分たちでアイデアを出し合い、試し、結果を分析、学習の繰り返し
何を伝えたらお客さんに興味を持ってもらえるのか
「勉強会」=講師に取って勉強してきたこと、試してきた結果のアウトプットの場
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◆目次◆
第1章 すべては「一四枚のスケッチ」から始まった(ビジョン)
第2章 本物の競争力はどこから生まれるか(意識)
第3章 ほかと同じものを作ってもしょうがない(戦略)
第4章 元気で強い「現場」を作る三つの要因(現場)
第5章 「串団子」で個を活かす(人材)
第6章 顧客の「感動」が最大のマーケティング(顧客)
第7章 大切なのはチャレンジャーであり続けること(変革)
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◆マインドマップ◆
http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/285db05f0803623c.png詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
①ビジョンの共有②理念の浸透が大切と説く
分かり易い経営書 -
旭山動物園がなぜ成功したかを、ビジネス面で分析した書。未来のスケッチとは、将来の理想を14枚の絵にしたもので、ビジョンを掲げ共有したもの。串団子の串は理念で、それが揺るぎなければ、団子は個性があってもいい。
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2010/6/21
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人が動いて、キーワードが浮き上がる。
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私の勤める製造業の現場にもとてもよく当てはまる示唆に富む内容だった。
個人的には以下の3点が参考になった。
・新しい価値の種はいつも個人から生まれる
・旭山動物園の成功は「串団子(信念と個の力)」が鍵
・差別化は現場の創意工夫の積み重ね(ソフト力)から生まれる -
経営の真髄が、旭山動物園にあった。原体験があきらめないエネルギーをつくる
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非常に読みやすく、2-3時間で読み終えました。
経営コンサルの方が書いた本らしく、
分かりやすく切り分けて編集してあるものの、
旭山動物園らしさ というか、ストーリー性も大切にされていて、
なかなか素敵な本だと思います。 -
未来のスケッチ 経営で大切なことは旭山動物園にぜんぶある
を読みました。
最初、サーっと流し読みをして「うーん、あんまり。」と思い
一度は本を置いて他の本コーナーに行ってたのですが
....やっぱり気になる!!なんか気になる!
と思い再び手に取り読み始めました。
元々ぼくは動物好き(特に猫)なので動物が出てくる本は読んじゃうんです。
実はこの本は動物見て楽しむ本ではないのですが
それは下を読んでもらえば分かります↓
内容は
廃園間近だった旭山動物園が奇跡の現場力で再建するまでの道のり
と書かれてました。ブックカバーと本屋のポップには
違います。
書かれているのは
動物園で働くとは何か
何のために働くのか
旭山動物園の信念
意識改革の威力
これらを綺麗な言葉でまとめあげた本には
ありがちな自己啓発本から名著と呼ばれるような壮大な本まで数多くあります。
ただ、それが真に必要とされる場所で真に発揮された過程を描いた本は少ないのではないでしょうか?
旭山動物園の飼育展示員の方々の本当に純粋な信念から来る働く姿勢に、その言葉に、甚く感動しました。
決して、綺麗に読みやすくまとめられた本ではありません。
文章の中に巧みなカッコいい言い回しは無いかもしれません。
しかし、20才の大学生の男の子が涙を堪えながらTSUTAYAで一時間半、人目を気にせず一気に最後まで読んでしまう本です。
テクニックが先走った自己啓発本、華麗な言葉だけが頭に入ってくるビジネス本に疲れた方達には大切なものを取り戻すためにオススメの一冊。
こんなこと書くと「まだ20才でしょ!」と叱咤されそうですが
年をとると涙腺が弱くて困る(;_;)。
涙もろい方はハンカチ持参でどうぞ。
総合評価としては
★★★☆☆ 星3つ!
いま読む本無ければどうぞ♪って感じです。