食べるなら、どっち! ? 不安食品見極めガイド (Sanctuary books)

著者 :
  • サンクチュアリ出版
3.26
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感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861139918

感想・レビュー・書評

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  • 読んでるうちに食べ物が摂取できなくなりそうな気分になった。

  •  街には、薄化粧あるいは厚化粧している食べ物や飲み物があふれている。すっぴんの食べ物や飲み物を探すのは難しいと思ってしまう。例えば、人工着色料や砂糖で厚化粧したケバイドーナツやジュースが浮かんでくる。

     今回の本は、具体例を挙げることで、どういう物質が入っているものは、危ない、あるいは、大丈夫、ぎりぎりオーケーという区分けがしてあり分かりやすい。

     著者は、合成添加物には注意する必要があるとして、次の2つの添加物を挙げている。自然界にはない化学合成物質と、自然界にあるものをまねて合成したもの。特に前者は、実験動物を使ってその結果「オッケー」となったものを使っているので、人間が口に入れて本当に問題ないかどうかは分からない。代表として、アセスルファムとスクラロースが挙げられている。後者に関しても、ビタミン類や、クエン酸などの酸といったもので、一度に大量にとると胃に負担がかかると指摘している。

     著者曰く、日頃子どもがよく口にする代表的な製品を例に取り上げて、食べるならどちらがよりベターなのか判断している。とは言っても大人が普段買って食べたり飲んだりするものが数多く含まれているので、大人が買って参考にするのにも良い。

     買うときはどんなものが使われているかよく読んでから買う必要があるなあと実感した。安い、甘い、うまいという理由だけで飛びつくと人生の後半で高い代償を払うことになるので、「飲食物仕分け」をやっていこうと思った。

  • 添加物にあまりにも神経質になると善し悪しだけど、参考程度に読んでおくといい。
    身近な食べ物に何が入っているか、成分表を見る練習にもなる。
    企画的に面白かった本。

    ・添加物は食品を加工しやすくする、色やにおいをつける、保存性を高めるなど業者にとっては便利な物
    ・消費者にとって添加物は発がんの危険性を高めたり、臓器の機能や免疫力を低下させる可能性があるものも少なくない

    ・添加物には石油製品などから科学的に合成された合成添加物と自然界にある植物、海草、昆虫、最近などから抽出された天然添加物がある。


    【合成甘味料】
    ・「アセスルファムK」(砂糖の200倍の甘さがある。カロリーを低く抑えるが、動物実験から肝臓や免疫力に影響を及ぼす懸念あり)
    ・「スクラロース」(清涼飲料、ダイエット食品によく使われる。日本では1999年試用可になったが、免疫力を低下させるのではと不安が残る化学物質)
    ・「ステビア」(EUでは動物のオスの精巣に悪影響をもたらすということで、2011年まで使用不可だった)
    ・「アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物」(動物実験から、脳腫瘍、白血病、リンパ腫の危険性あり)
    ・「サッカリンNa」発がん物質の疑いが強い。


    ・「赤色102号」(動物実験の結果、赤血球の数が減り、ヘモグロビン値が低下した。またじんましんを起こすことも)
    ・「赤色106号」(染色体異常を引き起こす可能性があり、日本以外ではほとんど使われない)
    ・黄色4号、黄色5号(蕁麻疹を引き起こす)
    ・青色1号(体内で分解しにくく、発がん性、じんましんを引き起こすこともの)

    ・「カラメル色素」は4種類あるうちのカラメルⅢ、カラメルⅣは発がん物質。
    大抵は「カラメル色素」でひとくくりなので、食べないのがいい

    ・「ショートニング」悪玉コレステロールを増やすトランス脂肪酸がたっぷり。心疾患になるリスクを高める。

    ・「香料」は香料会社が作るもので、具体的に合成なのか天然なのか何で作っているのかわからないのが現状。

    ・「増粘多糖類」ゼリーなどに使われるゲル状のものだが、ゼラチンとは違う。全部で30種類あるが、中には発がん性、催奇形性の疑いがあるものも)

    ・「メタリン酸Na」摂りすぎると血液中のカルシウムが減って骨が弱くなる心配がある。

    【保存料】
    ・「ソルビン酸K」細胞の遺伝子に異常をきたす疑い。
    ・「安息香酸Na」急性毒性が強く、ビタミンCと反応して白血病を起こすベンジンに変化する。

    ・「乳化剤」水と油など混ざりにくいものを混ぜるもの。合成の物が9品目あり、そのうち4品目は問題ないが、一括表示となっているのでどれが入っているのかわからない。

    ・「臭素酸カリウム」(山崎製パンに含まれている。発がん性物質の疑いあり)

    ・「アルギン酸エステル」(アレルギー体質の人が摂ると皮膚発疹が起こることも)

    【発色剤】
    ・亜硝酸Na(ハムなどきれいなピンクを保たせるために使用するが肉に含まれるアミンという物質と反応し、発がん物質の疑いあり)

  • 無理して食べなくてもいいのになと思う。
    巻末のマクドナルドとモスバーガーの成分表示は必見。

  • 小学生の子と一緒に読みました。
    すごくわかりやすく書かれていました。
    そのおかげで 子どもと一緒に買い物に行くと 自分で 原材料を見るように・・・。

    欲しいけれど 我慢できるようになりました。
    いつまで 続くかわからないけれど 忘れた頃にまた 読ませたいと思います。

    売れれば 何でもありの世の中・・・。
    悲しいけれど そんな現実もしってほしいと思いました。

  • 今後、商品とにらめっこするかも。買物に時間がかかりそう。

  •  つっこみどころ満載だ。
     3.11以降こういう物は少し注意をして読まなければいけない。
     
     データーという物はどちらにしろ自分の都合の良いものを使い不都合なものは無意識に排除していくでなければこんな本を作ろうとは思わないだろう。

     すべてをすべて鵜呑みにして信用してはならない。結局は自分の頭で考えるべきだろう。そしてこれらがすべてアウトなら放射能より恐ろしい。

     マクドナルドとモスフード著者によればマックに軍配のような書き方ださあどうなのだろうか。

  • 図書館にて。
    これから食料品を買う時の為に頭の片隅に入れておきたい。
    未来ある子供達に安全な食事をさせてあげたい。

  • カラメル色素(3、4)は危険。人工甘味料はやはり危険。亜硫酸Na、次亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Kも危険。
    但し、本の内容は科学的でなく、化学的でなく、定量的でなく、データ的でもなく、検証的でもない。
    かつ、過去の著者も題名から読者の感情を煽り売り上げにつなげる、と言う作風。
    読者目線に立つ体(てい)を取った著者の生活のための本。
    読書習慣の無い人ほど騙されるので注意。
    しかし、この本で食に対する意識を高めるきっかけとするなら良い。
    ちなみにサンクチャリ出版(笑)

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著者プロフィール

1954年生まれ。栃木県宇都宮市出身。宇都宮東高校卒、千葉大学工学部合成化学科卒。消費生活問題紙の記者を経て、82年よりフリーの科学ジャーナリストとなる。とくに食品添加物、合成洗剤、ダイオキシンなど化学物質の毒性に詳しく、講演も数多い。
 著書 『食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物』『コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品』『子どもに「買ってはいけない」「買ってもいい」食品』(だいわ文庫)、『食べるなら、どっち!?』『使うなら、どっち!?』(サンクチュアリ出版)『新・ヤマザキパンはなぜカビないか』(緑風出版)、『花王「アタック」はシャツを白く染める』(同)、『喘息・花粉症・アトピーを絶つ』(同)、『健康食品は効かない!?』(同)、『ファブリーズはいらない【増補改訂版】』(同)、『どう身を守る? 放射能汚染』(同)、200万部のベストセラーとなった『買ってはいけない』(共著、金曜日)など。2014年9月には『新・買ってはいけない10』を出版。

「2023年 『食品添加物から身を守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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