- Amazon.co.jp ・マンガ (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861275333
感想・レビュー・書評
-
秋くんと平助の不器用なやり取りが可愛い。
1話時点での秋くんが「聞き分けのいい良い子」すぎて、もしかして家庭環境が……ってそわっとしたけど、そんなつらい展開じゃなくて一安心。
子供の成長を見守る物語に見せかけて、実は平助の成長がメインかな?このほのぼのをずっと見ていたい……!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入したきっかけは確か、本屋さんで表紙の絵が気に入ったこと。
主人公平介の家で保育所の迎えと晩ご飯の面倒をみることになったのが、表紙で平介にぶらさがってる小さな男の子、秋くん。
すごく真面目な性格でちょっとしたことも真剣に重く受け止めているところや、大人びているかと思いきや子供らしくお菓子に目を輝かせるところなど、いちいち反応が可愛い。
平介と秋くんの二人も勿論いいのですが、個人的には平介・鈴木・佐藤のトリオと、秋くん家の夫婦の掛け合いが好きです。
互いに信頼しあっているのが伝わってくるような言葉の乱暴さとか。
基本的な物語の進行は坦々としたものですが、会話のテンポが良く、妙なリアリティがあるのでクスッと笑えました。
平介に恋する乙女、長谷さんも、ミステリアスな雰囲気が独特な可愛らしい女の子で、もっと見ていたくなります。
超マイペースな主人公ですが、そのまわりの人たちも皆がそれぞれマイペースなのが良い。
各キャラクターが丁寧に描かれていて個性が出ているので、平介たちがすぐそばに実在しているかのように感じられます。
何より魅力的なのは、お話全体を通してタイトル通りフラットな空気が流れていること。
あたたかな気持ちになれます。 -
本作品がまだ連載中だった頃に友人から勧められ、本屋で手に取ってみたのが本作品と出会ったキッカケ。今でも時折読み返すほど大好きな作品です。(勧めてくれた友人に本当感謝。)
高校生と幼児という一見「?」な組み合わせですが、そこから展開される日常の出来事に心癒されます。二人のやりとりから生まれる温度、気付き、変化……そのあたりが見どころかもしれません。
登場キャラは主人公の身内から学内キャラまで多岐に渡るものの、全員が1話にドッと詰み込まれることはないのでごちゃつかず、読み疲れしません。
既に8巻にて完結済みのため焦らされることはありませんし、収集し易い(もしくはレンタルし易い)と思います。完結を知った当時は「えー!」と驚き、寂しさも感じましたが、その幕引き方も今となっては丁度良い塩梅だったように思います。 -
友達にも先輩にも ”自分ばっかりが可愛いやつ” と言われるような超マイペースな平介。
ある日、自宅に遊びに来た ”つくづく耐える男 秋くん(保育園児)” に、なぜか懐かれた。
肩から力が抜けている・・・というよりは抜けきっている平介の、小さな秋くんと係わるうちに少しずつ変わっていく考え方や、周囲の人に促されて気がつく ”気付き” に、思わず自分も平介の母の隣に立って見つめてしまう、そんなお話。
二人の友人と母、母の妹であり秋くんの親でもある叔母とその夫。
みんな、ちゃんと顔を見ている。
見つめている。
マイペースである平介もまたやはり自然に見つめることが出来ている。
私は、それが出来ていない。どうしたらいいのかが、解らない。
超マイペースだとか、わがままだとか・・・付き合いにくそうなのに、それをそれとして受け入れ自然に理解してくれる人がいる。安定した世界。
それは、お話の世界だと解ってはいるのだけれど。
現実世界でもいないわけではないと思うのだ。
そんな人が傍らにいる人はその幸運をたまにでよいから認識すべきだ。
そして、それは羨ましがられてよいものだと思う。 -
読者の大半は幼児あっくんのかわいさにやられていると思うが、
主人公の平介は「まあかわいいけど・・・幼児メンドクサイ」くらいのテンション。
デレない、気遣いはうっすらな主人公。リアルでいい。
しかしこの話はどこへ向かっていくのか・・・
関係に全く変化がないのもマンネリ化しそうだし、あっくんキラキラ片思いのバランスが崩れるのも見たくないような。
でも今はこのテンションが心地いい。
続刊も期待。 -
すごくすき
-
これは面白い!ほのぼのでいて、笑いもある。
高校生が従弟の子守りをする話です。
絵もゆるくていいなー。
家庭科が授業変更で無くなったから帰るって、どんな高校生だ!!って初っ端からつっこんでしまいました(笑)
でもお菓子作りが趣味の男の人っていーですね。
友達2人の存在も大きいですね、決して脇役ではなく。鈴木くん佐藤くんがいい味出してる!あと秋くんパパ!(笑)