狼は花の馨り 1 (Dariaコミックス)

著者 : りゆま加奈

• フロンティアワークス (2015年8月22日発売)

感想・レビュー・書評

[ぽなさんの感想 · 2022年10月24日]

身分差の葛藤が切ない。民族BLで絵が綺麗だから装飾や建物にも目を奪われる

[katherineさんの感想 · 2020年8月21日]

少し小説みたいな不憫受けストーリーかな？と思いましたが、ピュアストーリーで凄くいいお話でした。3巻まで読みましたが買って良かったです。

[yuzukonさんの感想 · 2016年5月26日]

「狼は恋に啼く」と同じ世界観のお話。
化け物と忌まれ幽閉されていた白鹿のアルタと兵士のイルウェス。少しずつ心を通わせていくふたりですが、白鹿は王族に嫁ぐ宿命ーー。
うわーすごく切ないよ〜。アルタがまた無垢でまっすぐだから余計に辛い。トグトも何か抱えてそうだし。
りゆまさんのお話はすごくストレートに心を掴んできますね。
今回もカバー下がかわゆい〜。

[shirotae16さんの感想 · 2015年12月27日]

初読み作家さん。フェア合わせ。
白鹿であるアルタが、初めて優しく接してきたイルをひたすら一途に慕う様が可愛い。
アルタの気持ちをよそに、国に保護されたことによって身分の差が生まれたアルタと距離を取ろうとするイル。その自制心はいつまで持つのか。できれば成就して欲しいと願いつつ、次巻へと続く。
物語は予定調和を差し引いてもアルタの健気さによる心地良さでいっぱい。とにかく可愛いいアルタに、孤独なイルの気持ちが傾いてしまうのも納得。ただ、アルタが可愛すぎて男の子である必然性がないところが気になる。女の子でも充分に成立する話なのは否定できない。あとＨどころか色っぽい描写もないので、そういうのを期待していると外してしまうかも。
まっとうな純愛のお話で、絵柄も話も少女まんが的。そういうのが好きな人にはおススメできます。

[ちびねこさんの感想 · 2015年11月15日]

愛しさと切なさと可愛らしさでできている…！
なにこの子(笑)
王の番ﾂｶﾞｲとなる白鹿のアルタが、だんだん言葉を覚えていって、舌足らずに喋ってるのがなんとも萌えた。
登場人物皆、ちゃんと生きているというか物語に係わってくるので久々に長編ものの良作読んでるな～としみじみ感じた。

BLのファンタジーものって漫画より小説の方が多いし巧いけど、此は民族衣装も綺麗だし狼も上手く描いてるので、漫画として成功してると思うな。勿論ストーリーもおもしろかった。

[bgさんの感想 · 2015年8月31日]

ハッピーエンドになる気がしないのですが続きはどうなるのでしょう？

[saleさんの感想 · 2015年8月31日]

りゆちゃんの二冊目。運良く本屋さんで買えたので良かった。同人誌から始まったこのシリーズもキャラクターも増えて奥行きが随分広がっています。前作までの展開でなんとなく王宮＝男性が支配する世界という固定観念があったのですが白鹿の姫様や仕える女官たちが今回とてもいきいきと描かれていたのがとても印象的でした。相変わらず衣装や動物たち、小物や背景を丁寧に描きキャラクターたちを彩っています。ストーリーや人物のビジュアルだけではなくそんな作者のこだわりがほんとうに伝わってくる作品です。