凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩

著者 :
  • 洋泉社
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本棚登録 : 428
感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862488237

作品紹介・あらすじ

東京は凹凸だらけ。高低差を楽しむ、まったく新しい地形エンターテインメント。見て楽しい、歩いて楽しい、15エリアの3Dマップ付。

感想・レビュー・書評

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  • TV番組「ブラタモリ」でもよく扱われる地形の高低差に注目し、谷の部分、「台地に低地が谷状に切れ込み、二方向、三方向が斜面に囲まれたような形状の地形になっている場所のこと」を「スリバチ」と呼び、東京のスリバチを探訪する。

    「ブラタモリ」にハマっている人は楽しめるだろう。東京の、なじみのあるところの地形を再度確認できる。

    たとえば東横線の碑文谷あたりは、台地を渡っていること、そして川の作った谷のところに駅があるため、その駅が高架になっていること(学芸大学(立会川)、都立大学(呑川)が高架駅)。ずっと通学に東横線を使っていたので、懐かしさを覚えると同時に、また訪れてみたい気がする。

  • 2020/10/11

  • さいこう。

  • 歴史

  • 東京都心の地形の凹凸について調査しまとめた本。今までに実際歩いたところが多く興味深かった。

  • カラーの地形図が秀逸で、東京の高低差が一目でわかります。スバラシイ!(地図を見ているだけてワクワクしている私は坂道好きです。)

  • 東京の土地勘がもっとあれば、もっと楽しめたかなぁ。

  • 2018年7月5日読了。兄から勧められた本。東京に点在する大地の起伏に囲まれた「スリバチ地形」に着目、その成り立ち・現在の姿・周辺の見所などを味わう本。自分が自転車やジョギングで東京を移動することが多いこともあり、「確かにこの坂道の繰り返しは気になっていた」「いつも通るこの道の脇に、こんな崖が潜んでいたのか!」など驚きの連続で非常に楽しく読んだ。台地が波に削られ枝状に尾根ができる中で、尾根に囲まれるようにできたスリバチ地形に水が溜まって谷戸地形となり、そこが水場となって周辺に低層住宅地が現れ…など地形の変遷・地名に残る名残や現在の姿などに思いを馳せると楽しくてしょうがない。建物は地形を強調する方向に建設される・高い台地には高層建築がそびえ立ち、低い窪地には低層建築が密集する、という説は非常に面白い。

  • 東京地形の紹介もさることながら、高低差のある街の「見方」の基本を丁寧に教えてくれる都市景観観察の指南書。地名、交差点名、学校名、地形のヒントは至る所に隠されている

  • 東京で生まれ育ち、通勤通学していた頃には何も感じなかった東京の地形。
    東京を趣味で走るようになってから、「東京って、こんなに坂だらけだったのか!?」とやっと気付いて、東京の坂について興味を持つようになったので図書館で借りた。

    流し読みのため、自分ルールに基づき、「読み終わった」扱いにせず。

    追記:「未設定」があまりに増えてきてしまったので、読み終わってないけど「読み終わった」に登録変更。
    タグに「飛ばし読み」を新たに作り、区別することとする。2020/12/20

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著者プロフィール

東京スリバチ学会会長。1963年群馬県前橋市生まれ。2003年、ランドスケープ・アーキテクトの石川初氏と東京スリバチ学会を設立。谷地形に着目したフィールドワークを東京都内で続けている。専門は建築設計、インテリア設計。
『東京スリバチ地形散歩』を筆頭に、著書多数。

「2022年 『東京スリバチ街歩き』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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