- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862805485
作品紹介・あらすじ
「国語」「算数」「理科」「社会」で考えれば、新規事業のチャンスをどんどん見つけることができる!元リクルート新規事業開発室マネジャー、All About創業メンバーによる、ゼロから新規ビジネスを考えて社内承認を得るまでのメソッド!
感想・レビュー・書評
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まさにワークブックとして、手を動かしながら使い倒す本。このフレームを使って何を考えるのかご丁寧に解説されている点と、フレームのサンプルがあることで、どんな粒度で考えるべきか迷わずに手を動かせる点ご良い。
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物足りない。戦略やマーケティングの本を読んだ人なら物足りない。
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社内起業に特化した、ハウツー本になります。
社内起業、新規ビジネスの企画にあたって踏むべきステップ、各ステップの課題とその対処のヒントがかかれており、初心者でもやれそうな気がしてくる本です!!
私は、今回は部署的に社内企画は行いませんでしたが、来年はこの本を参考にいくつか企画してみたいと思いました。 -
クライアントから伺って読んだ本。
とても読みやすくて、
比較的短時間で読めた。
社内新規事業に特化した内容で、
5つのステップで説明されている。
新規事業の壁は、下記の5つである。
①着想の壁
②商機の壁
③アイデアの壁
④承認の壁
⑤実現の壁
ステップ1では、
新規事業で何を目指すのかを確認し、
検討スケジュールを考える。
ステップ2では、
テーマを決めるための下記8種類の方法が
紹介されている。
1.5W2H展開法
└Who,When,Where,What,Why,How,How much
2.9種類のアンゾフ・マトリックス
└市場と手法の2軸
3.9象限マトリックス法
└浸み出し型、跳び出し型
4.CFT分析
└Customer,Function,Technology
5.機能展開法
└機能・価値が何のためにか抽象度を上げる
6.広告表現法
└ポジティブ思考
7.カスタマー・ジャーニー・マップ法
└お客様目線
8.会社と個人を繋ぐ6つの輪
└Want,Can,Need
ステップ3では、
①国語→②算数→③理科→④社会の
4段階の思考プロセスについて
説明されている。
国語の不を洗い出すための下記3つの手法が
紹介されている。
①マインドマップ的アプローチ
②カスタマー・ジャーニー・マップ的アプローチ
③バリューチェーン的アプローチ
算数の不の大きさ=不を抱いている人の数×不の深刻さ×不が生じる頻度である。
理科の不が生じている理由には、
大きく次の3つのプロセスがある。
第1段階 外因的な事実
第2段階 内因的事情
第3段階 心情
社会はPFST分析と同様の4つの視点から検証する。
①政治的背景(Politics)
②経済的背景(Economy)
③社会的背景(Society)
④技術的背景(Technology)
ステップ4では、
新規事業企画は具体化のレベルによって、
以下の3つのレベルに分けられる。
①事業アイデア
②事業プラン
③事業計画
ステップ5では、
承認を取るための提案書やプレゼンについて
説明されている。
以上
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社内起業を前提として,新規事業を立ち上げる(決済を通す)ためのノウハウを解説した本.「事業とは"不"の解消」というポリシーで,どのように"不"を見つけ,整理し,検討し,決済まで持っていくか,というステップを逐次フレームワーク化(テンプレートはWebダウンロード付き)して解説しています.非常に実践的で「使える」印象を受けました.新規事業と銘打っていますが,既存事業の点検にも使えそう.
新規事業創出の重要性を痛感している今日このごろで,そのための手法を「技術」にまで落とし込みたいなぁ,,という課題意識が最近の個人テーマですが,この本がその一つの解なのかもしれません.参考にして実践してみて自分なりにも考えてみたい(できそう)と思わせてくれる内容でした.
理系出身でエンジニアの私からすると,出来るだけの一般化や論理立てを行うアプローチをほとんど無意識にとりがちなのですが,個人的な"不"を出発点として"共感"を求めていくというアプローチは新鮮でした.
そもそも新規事業創出は,不確定な未来を作る(例え結果として間違っていたとしても)行為なので,合理性が金科玉条にはならないのですよね.
そのような中でも,新規事業創出という活動に対して,「"不"を解消する」というある意味「技術」の目的と重なる部分を見つけられたり,進め方をフレームワークに落とし込むという一般化を提示してもらったりと,たいへんに参考なる一冊でした. -
企業内起業、新規事業を考える際に必要な手順、考え方、発想法、さらには企業内で決済をとるときの心得に至るまで、まさに「使える」知識がたくさん掲載、解説されている。ワークブックの名の通り、フレームワークやそのために必要な図も掲載されていて、これ一冊で相当勉強になる担当者必読の書だが、やはり本人の講演や指導も受けたいところで、これは是非お願いしたい。