さおり&トニーの冒険紀行 オーストラリアで大の字

著者 : 小栗左多里 トニー・ラズロ

• ヴィレッジブックス (2009年7月18日発売)

感想・レビュー・書評

[kinotakuさんの感想 · 2011年2月21日]

この人のマンガ、昔は好きだったんだけど、この「大の字」シリーズはよくない。情報紹介に汲々としすぎていて情緒が薄れた気がする。そのくせ肝腎な情報はどこまで読者に伝わっているか理解していないところが散見される。さまざまな観光施設に精力的に取材しているのだが、それぞれの冒頭で大前提としてどういう施設・場所なのかという大きな情報が示されていないことが多いため、読者を置き去りにしている傾向あり。

著者プロフィール

岐阜県生まれ。漫画家。夫のトニー・ラズロ氏との日常を描いた大ヒットコミックエッセイ「ダーリンは外国人」シリーズ、英語と日本語の不思議や違いを描いた「ダーリンの頭ン中」シリーズ(共にKADOKAWA)の他、「大の字」シリーズ(ヴィレッジブックス)、『ダーリンの東京散歩　歩く世界』（小学館）など、作品多数。翻訳は本書が初めて。

「2020年 『まざっちゃおう！』 で使われていた紹介文から引用しています。」