インフラエンジニアの教科書

著者 :
  • シーアンドアール研究所
3.63
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本棚登録 : 686
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863541337

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくページ数が少ないので軽く読めた。一部に関しては基本情報+αくらいの内容か。特にサーバの項目が勉強になった。よくまとまっていて良い復習になったが、実践面での深掘りに欠ける印象も感じた。例えば、○○の障害の場合××の対応が必要、との解説で、××が抽象的な表現に留まっているところだ。入門者としては、より具体的に、例えば▲▲のコマンドを打ち、その結果は●●のように読み取れるため、▼▼の増設が必要だ・・・といった説明が欲しかった。
    とは言っても、知識の再整理と補強には手頃で丁度良かったため、次巻も読むつもりではある。

  • 自分の部署に配属される新入社員に、
    著者自身が読んでほしい内容を書いた、とのこと。
    まさにその通りと感じる内容で、
    「実務で役立つ」ことを最優先にした印象。

    サーバやネットワークに関する入門書の多くは、
    技術的な基礎知識を浅く広く説明するものが多い。
    一方で本書は「知識」よりも「考え方」を説いており、
    インフラエンジニアの仕事の実態が垣間見える。

    例えば、適切なDCの選び方の筆頭が、
    「信頼できる人の紹介」。
    このリアルな感じは他に類を見ない。
    大変有用な教科書だと感じた。

  • 図書館で借りた。
    私はインフラエンジニアではないが、インフラエンジニアを"客"とする立場ではある。なので、インフラエンジニアという職種はよく知っているつもりだ。そんな私にとっては今更感もあるのだが、図書館で手にとって見た。
    インフラエンジニアの仕事内容、どういう観点でどういう事を考えるのか、インフラにまつわる製品や関係物を整理されていて、インフラエンジニアを理解するのにとても良い本。「インフラエンジニアって何かカッコいい!」と感じている就活前の学生にお勧めするのがベストシチュエーションと思った。

    続編?もあるので、そちらも借りてみる予定。

  • なかなか良かった。第2巻を読みたくなった。

  • 当時、概要を理解し直すのにかなりわかりやすかった。インフラエンジニアを始めたときに読みたかった本。

  • まさに教科書という感じで広く浅く網羅されていて読みやすい。購買や商談といったテーマを取り上げているのが実践よりという気がする。実際に触るのが難しいラック、ファシリティなども写真・図付きで分かりやすい。サラッと読めた。

    ・インフラエンジニアの仕事
    ・サーバ
    ・OS
    ・ネットワーク
    ・ストレージ
    ・購買と商談
    ・データセンター
    ・ソリューションとセキュリティ
    ・インフラ運用
    ・大規模インフラ
    ・インフラエンジニアの成長

  • インフラエンジニアとして身に付けておくべき知識を分かりやすく解説されています。この本に書かれていること全てを理解していれば、ほぼ現場で困ることはないだろうと思えるくらい、技術的な知識はもちろん、購買・商談、障害対応などの運用まで幅広く網羅されています。専門的な知識については、別途専門書で深掘りする必要はあるかもしれませんが、これからインフラエンジニアを目指す方、インフラエンジニアになりたての方が、これから学ぶべき知識の全体像を俯瞰できる教科書的な一冊だと思います。

  • 「1Uとか分からない?スケールアウトは?」
    社会人一年目。ネットワーク工学科出身でCiscoのルータだって触ったことあるし、自宅でサーバ建てたりパケットキャプチャして4500から数えてたりしたから多少の自信はあった。
    が、いざインフラを仕事でやるとなると、知らないことだらけだった。

    それなりのSIerならばパワポで作った新人インフラエンジニア向けの研修資料とかあったのだろうが、そんな恵まれた環境でもない野良インフラエンジニアの自分は、知らない単語をひとつひとつ調べて聞いていくしかやりようがなかった。
    そんな時、これ一冊さえあればどれだけ違っただろうか…。

    本書は200ページに満たない、教科書としては薄めの一冊であるが、インフラエンジニアとして抑えておかなくてはいけない、最初に覚えるべき最低限の情報がきっちり抑えられている。
    それなりに経験を積んで本書から今更学ぶところがないエンジニアでも、新人教育や他部署アプリの人間にこれ一冊差し出せば、ずいぶんと楽できるだろう。

    諸先輩方からは「儂らの若いころにはそんなもんなかった」とか「自分で調べることで仕事を覚えるんだ」とか言われそうだが、誰かが調べたことを再度調べたり、どこかで作られてるような資料を再度作り直すのは、得られることがないとは言わないが非効率にすぎる。
    それは”再発明”でも”再発見”でもなく、ただの”再実行"でしかない。

    人類の繁栄は分業による時間の創出により成り立っている。
    クラウド、KVS、DevOps、プロビジョニング。
    本書により創出された時間でインフラエンジニアが習得すべき技術は、多い。

  • ITインフラを支えるエンジニアがどういうことをやっているか、がまとめられた本。 「教科書」というほど奥深く突っ込んでいるわけではありませんが、インフラエンジニアができないといけないことは幅広く、それをほぼカバーしている内容となっています。 特に商談や大規模インフラの話はなかなか世の中に出回ることのない内容なので、非常に興味深く読ませていただきました。 最後の「インフラエンジニアの育成」はちょうど今自分が育成をしようとしているところもあり、参考にさせていただきました。 新人さんにまず読んでもらってこれから自分たちが何をしないといけないか、をざっと理解してもらうのにちょうどよい内容と思います。 ところどころにあるコラムが生々しくて、ここが一番おもしろかったです。中堅以上の人はこちらがツボになりそう。

  • スキルセットの確認に使えそうな内容。インフラエンジニアが手がける領域とはどこなのか?が網羅的にまとまっている。

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