- Amazon.co.jp ・マンガ (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872578362
感想・レビュー・書評
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漫画でならイラストによってイメージしながら読むことができた。
(想像する余裕はなくなってしまうが)
資本主義の弊害がよくあらわされている。
労働者を人として扱われていなかった過酷な時代。
人が働くとはどういうことかということや
行き過ぎた搾取は何をもたらすかなど参考となる作品であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
浅川がムカつく奴で良かった。
悪役はこうやって描くのかー。 -
時代は日露戦争後。蟹工船で働く労働者の資本家に対する立ち上がりが描かれた作品。
やっぱりプロレタリア文学には、すごく重いものを感じるなぁと思った。
マンガだからか最後の終わりまでもが呆気なく終わってしまったので物足りなく思った。
原作も気になる。 -
漫画で読破シリーズは何冊か読んだがこれが一番好きだ。
絵が迫力があっていい。
ぬるい時代に生まれた私には想像もつかない程労働者たちが低い地位だった時代。
団結は力なのであろう。
原作もいつか読んでみたいものだ。 -
厳しい蟹漁ってことだけは、なんとなく知ってたけど、缶詰工場まで併設してるとは。
マンガだと、イメージしやすくて良かった。
他のまんがで読破シリーズも読みたくなった。 -
これを読んでから原作のほうを読むと背景がよくわかった。
このマンガは原作をよく再現出来ていると思う。 -
それまでが良かった分、結末が尻切れとんぼな印象で若干残念だった。
プロレタリア=労働者。
プロレタリア文学の代表作である蟹工船がマンガになり、三十分もかからずに読み切ることができる。
当時の日本の労働環境が現在の水準にまで改善したのは、彼ら蟹工船の工員たちのように、搾取されてきた労働者が立ち上がったからであり、そんな勇気ある行動を起こした彼らに敬意を表し、心から感謝したい。 -
これも30分ほどで読破完了。
蟹工船の内容はわかっていたが、マルクスの資本論とリンクして面白かった。団結権という考え方の礎となったんだろうか。今の時代ではこのような暴力的な描写が考えられないが、逆に今の時代は無視という虐待があり、それはそれで今の世の中のほうが人間味がないともいえるか。 -
蟹・労働者・ストライキ・資本主義
今の資本主義が確立されるまでに
このような過程を経たんだなあと思った。。。