- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872906035
感想・レビュー・書評
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20180821 同一著者の学校では教えてくれない分かりやすい説明のルールよりはわかりやすい。
これを読んで伝え方が劇的にわかりやすくなる本ではない。テンプレップの法則は初めて知った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
伝え方の教科書
2013/6/25 著:木暮太一
「伝える」ことが、あらゆる仕事の基礎にある。
わかってくれない相手を責めても仕方がない。「伝わらない」のは相手のせいではなく、「伝わる」ように話していない自分のせいだ。自分の「伝え方」を工夫すればいい。
「やり方」さえ身に付ければ、誰でも「わかりやすく伝える」ことができるようになる。本書で扱う「伝え方」は、「話術」や「文章テクニック」ではなく、もっと深く、もっと汎用的で重要な「伝え方の鉄則」というべき内容である。構成は以下の10章から成る。
①誰からも「わかりやすい」と言われる伝え方
②「誰に」「何を」伝えるのか
③スパッと伝わる日本語の使い方
④こんな言葉は伝わらない
⑤最強の伝え方「テンプレップの法則」
⑥「なるほど」と言われる伝え方
⑦相手の記憶に残す伝え方
⑧脳の仕組みがわかれば「伝え方」がわかる
⑨「わかりやすい伝え方」のトレーニング
⑩伝え方の「奥義」
4つのステップ
①誰に何を伝えるのかを明確にする
②相手に伝わる日本語を使う
③話を正しい順序に組み立てる
④相手に伝わる言葉に言い換える
全てはこのステップに集約されている。
良書である。心の中で感嘆の声をあげながら頁をめくっていった。書名である「伝え方の教科書」。まさしくその通りである。書いてあることは難しいことは突拍子のないようなことは一切ない。しかし、絶妙に体系的にまとめられた伝え方はその一貫性から説得性が高く、伝え方がしっかりと読書に伝わることは間違いない。
相手に合わせた伝え方。
相手に伝わってそして、行動してもらうことが目的。
伝達ではなく、相手の心に染み入るような伝え方を本書によみ身に付け実践していきたい。
オススメです。 -
「伝え方の鉄則」とは、
①「誰に」「何を」伝えるのかを明確にする
「何を」とは、結論のことであり、結論を明確にし、理由とワンセットにする。また、「誰に」伝えるかで結論は変わる
②相手に伝わる日本語を使う。
(1)主語と述語を明確にする。(2)とにかく1文を短くする。書くように話し、結論と関係ない言葉はすべてカットする
(3)専門用語、業界用語は使わない。(4)実は何も表していない言葉を使わない
③正しい順序で話を組み立てる
(1)話のテーマ、(2)言いたいことの数、(3)結論・要点、(4)理由、(5)具体的な話、(6)結論・まとめ
④相手に伝わる言葉に言い換える
相手に合わせた言葉を選び、相手に合わせた表現をする -
ポイントが明確になっていてわかりやすく勉強になった。
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伝え方のスキルと考え方のスキルは別ものということが分かってスッキリしました。
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上手く伝えるには、技術よりも練習が必要。
しかし、闇雲に練習しても上達しない。
この教科書の内容を忠実に練習すれば、きっと上手に伝えることができるようになるだろう。
物事をうまく伝えるためには、いくつかのツボがあり、そのツボをしっかり押さえておけば、そんなに難しいことではないのだろう。
「主語、述語を明確にすること」や、「5W1Hを確認すること」、「とにかく一文を短くすること」など、一見ありきたりなことの様に感じるが、実際の会話ではこれらが抜け落ちていて、誤解を招いたり、伝わらなかったりすることが、確かにある。
それから、一つの言葉でも(「心像」や「スキーマ」により)、皆が同じように捉えるわけではない、というのも忘れがちなことだと思う。
話し手は、どうしても自分の知識や常識が聞き手にも当てはまると思いがちなのだろう。
本書で提示されていることに普段から留意して、誤解、誤認のない健全な会話ができればと思う。
また、「テンプレップの法則」が特に勉強になった。
「テンプレップの法則」とは、
①話のテーマ(Theme)
②言いたいことの数(Number)
③結論・要点(Point)
④理由(Reason)
⑤具体的な話(Example)
⑥結論・まとめ(Point)
この順番で話すということ。