足りないくらいがおもしろい (山本さんの愉快な家事手帖4 )

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  • オレンジページ
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873037448

感想・レビュー・書評

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  • 無いものねだりしてもしょうがない。今ある物を活かして、毎日を楽しく送りたいです。

  • ブログ記事をまとめた書籍。すでに読んでいた記事もけっこうあった。
    足りないとは風通しを良くしておくこと、というのはなるほどと思った。瓶を受け皿みたいなのに入れるなど台所の工夫は、真似できないなーと思ったりするけど。
    いつものしっとりとした丁寧な文章。素敵な方です。

  • 足りないことを楽しみ、おもしろがって、そこにこそ贅沢を見つける。ゆるゆるとやわらかに、日々の繰り返しの中に幸せを見つける。独特の表現力とともに、すうっと心に入り込むエッセイ集。

  • こんな風にいろんな事に向き合うたらいいなぁ。。。
    カラッポマン、時々なる事がある。
    読んでいて心地いい1冊。

  • 「〜する」と「〜なる」のあいだは、ほんとうに思いがけないことの連続だ。備えても備えても、備えきれなかったということもあるかと思えば、ちっとも備えていなかったのに咄嗟の判断でなんとか切り抜けたり。思うとおりにならなかったことを、おもしろがっている自分を発見したり。つまらないのは、お定まりの「〜すれば、〜になる」を生きようとすることだ。「〜する」と「〜になる」のあいだの思いがけなさを味わう機会を逃すことだ。

  • 昔の貧乏には品格があったという。「ゲゲゲの女房」の水木しげるの時代。では今の時代はというとローンの返済、かさむ借金、など、食べられないというのではない困窮。ここで品格が問われる。約しく暮らすことを楽しむ気持ちを忘れないでいたいものです。

  • 物が飽食状態・・・・な我が家。
    足りないくらいにしたら
    すごく気持ちよさそう・・・・な半面
    あ~あれがあったのにな。と思いだしそうで
    なかなか捨てきれない。
    うー。
    と色々思わされました。楽しい本でした。

  • 持ちすぎないということが、心の風通しをよくする。

    うんうん、きっと そうなんだろうな。
    そんなふうに できればいいな。

    でも。

    実行に移すことは、わたしにとっては
    かなり高いハードルのようです。。。

  • 希望する生き方。多少、大袈裟だけど。『おとな時間の、つくりかた』楽しみな本となりました。

著者プロフィール

1958年北海道小樽市生まれ。随筆家。3人の娘を育て、食事をつくり、掃除に精を出し、市の教育委員として奔走し、一人暮らしの親を気にかけ、ときに原発に思いを巡らせ、夫婦喧嘩をし…日々を重ねる。『朝ごはんからはじまる』『まないた手帖』(ともに毎日新聞社)、『おとな時間の、つくりかた』(PHP文庫)、『暮らしと台所の歳時記――旬の野菜で感じる七十二候』(PHP研究所)、『こぎれい、こざっぱり』『台所から子どもたちへ』(ともにオレンジページ)ほか、著書多数。

「2016年 『家のしごと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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