ふたり

著者 :
  • 幻冬舎
3.24
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本棚登録 : 198
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877281076

感想・レビュー・書評

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  • 俳優、唐沢寿明の自伝的1冊
    彼がここまで上り詰めるまでの苦悩や思い、まっすぐな気持ち、TVの中の彼のイメージと本書は
    大きく異なり、人間臭さや、人の生きてきた道を考えさせられる1冊です。

    人一倍の苦労をし、あきらめずに道を進んできて、大きな成功をおさめる。

    生きていくうえで、妥協は、自分のすぐ後ろにあります。
    あきらめることが、ある種、大人になることであり、聞き分けがいい大人との解釈もあるのかもしれません。

    しかし、あきらめることをゆずらない傲慢なほどの誇りは私の心に大きな印象と衝撃を与えたことは間違い入りません。

  • 彼女と同じように、おれの中にも大きな空洞がある。今思うに、お互いが魅かれ合ったのはその空洞のせいではないだろうか。抱きしめてくれる相手のいない孤独の中で、そのときどきの寂しさ、切なさをたったひとりでやり過ごしてきた者の中にできる空洞。自分で自分をつなぎ止めない限り、この世のどんなものからもすぐに切れてしまいそうな寄るべなさ。そんな者同士のふとした言葉が相手の心に小さな震えを呼び起こし、その震えが相手に伝わり、また新たな震えを呼び起こす。

  • なんか惚れました。深いです。

  • エッセイというよりも青春小説として読みました。
    人生はどう転がるか分かりません。しかし自分から動かなければ転がることさえできません。

  • いろいろ恵まれた環境にいた2人なのかと思っていたが、これを読むと実際には全然違うんだと思った。華々しいテレビの中で見る人たちでも、それに伴った苦労をしていたり、もともとこの2人には好感を持っていたけれど、ますます好きになり、応援したくなった。

  • おもしろかった。
    唐沢さんの演技が見たくなります。

  • 唐沢寿明という人の見方ががらりと変わりました。
    一人の青年が誠実に懸命に生きる姿がすごく率直に描かれています。

  • 唐沢寿明が綴った半生。生い立ちから芸能界に入るまでの葛藤、そして最愛の山口智子との出会い、結婚などが綴られている。とても感動的な本

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