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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
数ある「もし第二次世界大戦の結果が現実とは違っていたら?」というSF作品の中でも更に異色だろうという作品。普通なら「日本orドイツがWWⅡに勝利していたら」となるのだろう(フィリップKディック作品が有名)けど、コチラは一味も二味も違う。設定や背景の細かい説明は相変わらず無い。なのに、村上龍作品だとそこが持ち味になっていて、他の凡百の作家作品のように“不親切だなぁ”とはならないのが素晴らしい♪
現在の日本人からは失われて久しい、古来の日本人気質が極端なまでに凝り固まって国家ぐるみで地下に全国民が生活しつつ今も戦っていたら?という仮想戦争シミュレーションなど、他で見かけることはまずないだろう、としか言えない。そりゃそうだw
5回目
あらすじを読むと「著者自ら最高傑作と語る衝撃の長編小説」と書かれている。なるほど、読んでみると村上龍の様々な作品で訴えていたメッセージが凝縮された至極の一冊であることがわかる。
冒険小説。パラレルワールド、張り詰めた空気、微妙に違う言葉。こういう仕立ては「クジラの歌」にも通じるなぁ。怖いもの見たさで松代大本営に行ってみたくなった
五分後に存在するのは、日本が無条件降伏を拒否し、戦争が続いている世界。
どんどん引き込まれていった。
登場人物がすべて、人間としてかっこいい。
ヒュウガ・ウイルスも是非読みたい。
パラレルワールドでの日本のお話。 この本を読んだときに衝撃を受けたのをよく覚えています。というのも戦闘の描写がリアルで長く、鮮明に頭の中で思い描くことができたからです。なのでグロ耐性がない方は読まないほうがいいかも。 日本の現状に対する著者の問題意識が表れていると思います。
短い小説だが内容は濃く、読むのに体力がいる。
村上龍が考える、本来の日本人のあるべき姿が描かれているような気がする。
この作品の戦闘描写の異様なまでの長さについては、解説で渡部直己氏が指摘している。 「しかし、『五分後の世界』の書き手はここで、余計なことはいっさい口にせぬ鍛え抜かれた戦士のように、主人公の内面についてはほとんど説明せずに、ただ、彼をこの圧倒的に均衡を欠いた戦闘場面に直面させつづけるのだ。そして、一編に持ち込まれたこの不均衡じたいが、主人公を変えようとする。すなわち、主人公の決定的な改心(コン... 続きを読む »
さっさと読んでも理解はできるけど、ちゃんと一文一文噛み砕いていかないと雰囲気に置いて行かれてしまう感じ。
ポツダム宣言を受諾していないもうひとつの「現代」日本。アンダーグラウンドの人間の生き様や最後の小田桐の「時計を進める」覚悟にぐっとくるものもあったし、物語としてはとても楽しめたと思うのだけれど、言葉の端々に激烈な現代日本批判が込められている気がして、読んでていて辛い部分もあった。
しかし、確かにアンダーグラウンドの精神性は憧れに足るとは思うけれど、果たしてみんながそうやって生きていくことは可能なのか。彼らが切り捨てたきたものの末路として終盤の非国民村がある気がして、作者の言外の主張に少し背筋が寒くなる。
主人公の小田桐が、パラレルワールドの日本に迷い込んだところから始まる物語。
ゲリラ戦のリアリティー、現代の日本人は持っていないであろう戦時下の緊張感など、深く書かれた作品で一気に読まされてしまいました。
2011/01/14
あとがきにのっとって言えば、間違いなく最高の「小説」である。
村上春樹の「読み物」が自己の輪郭を強調させるものなら、五分後の世界は自己をコンバートさせる。映像を見ているかのように、読んでいて強烈なイメージが頭に浮かんだ。
去年の年末に読んだ。
正直なところめちゃめちゃ面白かったと思う。
兵士がどんな人たちかが分かりきらなかったので、もう少し長く書いて欲しかった。
ペレみたいなケツの人で、超人的な兵士やから、全然死なんのかなぁと思って読んでたし。
日本が現実の通り、戦争をやめてアメリカの価値観を多く受け入れず、戦い続けていたらどうなったのか?というSFっぽい話ですが、1文の長さ、改行・段落の少なさに、非常に読むのに体力が要ります。
戦争シーンの描写が長く延々と続き、いかにも男子好みの印象。
せっかくの深いテーマですが、あまりにもとっつきにくい。文章よりも映像のほうがいいのかも。
「敵にもわかるやりかたで、世界中が理解できる方法と言語と表現で、われわれの勇気とプライドを示しつづけること、それが次の時代を生きるみなさんの役目です」
村上龍の問題意識がかなりストレートに描かれている。パラレルワールドという設定も今までになくて面白かった。
surviveという意味での本能的な生きる(生き延びる)という感覚のなさへの警鐘は他の作品にも共通するけれど、結局のところ、村上龍の書くとおり、一度領土を占領されない限り気づけないのでは、と思えてしまう。
12月8日。めちゃくちゃ面白い。戦争シーンは気持ち悪かったけど。五分ずれた日本に迷い込んだ主人公、小田桐。そこはゲリラ兵が活躍する戦地だった…。最後もいい意味でぞくっとしました。村上龍作品もっと読まなきゃー
読み進めていくうちに、今まで読んだ龍氏の作品の中では、設定が春樹風で珍しいという印象を持った。本作の竜骨となっているサバイバル意識について考えを巡らせると、頭の中に埋もれていた記憶が不意に現れるのがわかった。重要なのは自分の足でしっかり立つ事だ。

第二次世界大戦で日本が降伏しなかった世界というパラレルワールドが舞台。設定に惹かれて読み始めました。初めて読んだ村上龍作品で文章の作りに戸惑いながらも、一気に世界に引き込まれました。舞台の説明は断片的...





