ホテル・アイリス (幻冬舎文庫 お 2-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 2060
感想 : 174
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784877286200

感想・レビュー・書評

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  • 退廃的で心に響くものがなかった。
    うっとりするような濃密な部分を求めると、この作品は成立しないのかもしれないけれど。

  • 純文学作家が描いた官能小説とあるが・・・。
    表現は露骨ではなく、女性作家ならではと思わせるキレイな表現。

    読感としては、この表紙とは対照的な世界感であると感じた。
    嫌悪感を抱く感じではないのだが、
    湿度が高く夏の日陰のような空気感。
    この作品には、どんな音楽も合わず、
    ただただ、その世界に没頭するかのように淡々と綴られている。


    官能小説と言えど、どちらかと言えば女性が好む作品であろう。

  • 海水浴場のホテルでひっそりと働く少女は
    とある老人と出会い二人は特殊な関係になっていく・・・

    このエロティシズムは美しい。

  • 17歳の少女が島の老人と出会い逢瀬を重ねる。
    ちょっと海外を感じさせる。

    最後が悲しい終わり方。

  • この結末は納得いかない。小川洋子はやっぱり下手くそだ。

  • これって純愛って言うんですかねぇ?私は無理でした。

  • 今まで読んだのより少しさらさらしてる。登場人物のロシア語翻訳者は、きっと身近な人の死で豹変してしまったんだろうな。なんかロシア語の話も出てきたらおもしろいのになーと思いながら読み終わる。女性の立場から見たら、なんで抵抗しないんだああああっと叫びたくなるのだけど。

  • 小川洋子さんの本を初めて読むならこれかも。

  • どことなく不気味な感じを受けたが、このへんでやめようと思ってもページをめくる手が止められなかった。
    カバーの後ろに書いてあるほど過激な場面がたくさんあるわけではないが、いつもの小川洋子さんの作品に慣れている私にとっては少し違和感があった。
    読む人を選ぶ小説だろうな・・・とは思う。

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著者プロフィール

1962年、岡山市生まれ。88年、「揚羽蝶が壊れる時」により海燕新人文学賞、91年、「妊娠カレンダー」により芥川賞を受賞。『博士の愛した数式』で読売文学賞及び本屋大賞、『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。その他の小説作品に『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』『約束された移動』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川洋子の作品

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