マクロビオティックをやさしくはじめる

著者 :
  • 成甲書房
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本棚登録 : 98
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784880861753

作品紹介・あらすじ

詳しいけれど、むずかしくない入門書。クシマクロで美しく、健康になろう。世界的カリスマ・久司道夫氏が基礎から実践までわかりやすく解説します。食材ショップ・レストラン料理スクール情報も掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 陰陽五行の東洋思想がベースにあるだけに、解説は感覚的なものが多い。が、一道を拓いた突破力を感じる内容。
    やりだせばとても奥深いだろう事が感じられる。

    ●ギリシャ語の「マクロバイオス」は、「大いなる生命」という意味。マクロビオテックでは自然の秩序と調和のとれた生活をすることによって、健康と平和な心が保たれることを目指す。
    ●マクロビオテックは、正しい食事を取り続けることによって人間の心と進退を自然の摂理、宇宙の秩序と調和させ、人間が持つ崇高な精神性を高めることを目的としている。
    ●病気とは宇宙や自然と心身の不調和が何らかの障害としてあらわれたものに他ならない。逆に言えば宇宙の秩序と調和を保つ限り、心身の不調和など起こりえない。
    ●傲慢さは最終段階の病気。陽性の傲慢さは自分の利益や欲望に固執する。陰性の傲慢さは排他的であったり、閉鎖的な性格や行動となって現れる。傲慢さは、全ての病気と不幸を招き寄せる最大の原因。
    ●人は食べたものに似る。世界平和を実現しようとするなら、食べ物がその重要な鍵になる。

  • マクロビに興味をもちはじめたので読んでみました。とても面白かったです!初めて発見することが多くて、読みながらえっ!とか声に出しながら読んでました。
    食べ物によって人間は変わり、それによって世界平和にもつながるっていうのはすごく壮大で素敵だと思いました。
    マクロビって陰陽とか気とか宇宙とかとつながっているんですね。単なる食事法かと思っていたらすごく奥が深くてびっくりしました。
    「人は食べたものに似る」っていうのが怖いですね。穀物を粉にして食べると物事を細分化して分析的に考えるため自然との調和より征服に人を向かわせてしまう、香辛料を好んで食べると神秘主義の発達を促し、肉食が獣性を高め人間の思考を凶暴化させるなど。
    病気は食べ物や感情が過多になるために起こるというのにも納得。犯罪を犯すものはたいてい必要な栄養素が足りておらず、食事を改めると落ち着きや前向きさなど良い効果が表れるというのは興味深い。学校給食もマクロビにしたら生徒たちの情緒も安定し、成績も上がるのでは。
    顔に病気の兆候が表れるということや、病気の段階には疲労、痛み、血液疾患、感情障害、臓器の病気、神経系の病気、傲慢さという段階があり、真に健康な人はもはや怒りすら感じないということや、病気の最終段階が傲慢であるというのに驚きました。
    脱毛には梅干しジュースを頭皮に塗布するといいらしい。面白い。 

  • 『マクロビオティックが幸福をつくる』の先行本。これを先に読んだらよかったな、と思いました。今は両方読んだので、頭もすっきりです。

  • 『やさしくはじめる』というタイトルの通り、とにかくわかりやすい。
    マクロビの本は、ストイックな食事療法を紹介するもの、そもそも陰陽を理解していない中で全てを陰陽で解説する本、マニアックな宇宙の法則を話する様なちょっとぶっ飛んだものなど色々あるけれど、そのわかりづらさや「できなさそう」と感じる様な入りづらさを全て解消する本でした。

  • とても深い。
    本来自然に営まれた食生活は、現代の発展によってこうも乱され、複雑で理解のできない神秘主義的なことのようにみえてしまう。
    それを本来の姿に戻すのに、分かりやすく体系的に現代人訳されたのがマクロビなのだ。
    病気やストレスのない状態は理想郷なのではなく、忘れ去られた本来の姿なのではないか。
    科学や知識が発展した代償は偉大なるサイクルの忘却とそれへの理解力の遺棄であるのかもしれない。
    わかりやすく体系化されたマクロビから学ぶべきことは多いだろう!
    2010.5.27

  • 世界的にマクロビオティックのトップ指導者である、久司道夫先生の入門書。著者の入門書は数多くありますが、中でもはじめてマクロビオティックに触れる方には、読みやすいと思います。途中、疾患別マクロビオティックのアプローチや、望診方法の基本をわかりやすくまとめてあるので、ビギナー以外の方や、すでにマクロビオティックのインストラクターをされている方にも、参考になります。

  • 完全マクロではないもののマクロの考えに共感し、できるだけ近づきたいと思っている今日この頃

    クジマクロは一般人でもとっつきやすく、理解するための最初の一冊としてこの本はベストだと思っています。

  • 陰陽だの宇宙エネルギーだのは正直あまりピンとこないけど、口に入れるモノが人間の健康を作るっていうのは至極当たり前なこと。ちゃんと体にいいもの食べないとな〜とこれまでの自分を振り返って反省なのです。

    体質改善の一歩として、まずは玄米ご飯はじめようかな〜。

  • マクロビオテックの始まりからその基礎が網羅されている。
    やや難しいところはあったが、考え方にはとても共感できる。
    もっと日常生活に役立つ具体的な方法を勉強したくなった。

  • 初めて買ったマクロビオティックの本だが、すごく分かりやすく、とても参考になった。
    初心者には、お勧めである。

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著者プロフィール

東京大学法学部政治学科卒業。同大学院国際政治学修了。マクロビオティックの提唱者・桜沢如一(食養研究家・思想家)に師事し、1949年に渡米。アメリカ・ボストンを拠点にマクロビオティックの研究や普及に努める。クシインスティチュートインターナショナル代表、久司財団会長、イーストウエスト財団会長、社団法人日本緑十字社社長。

「2010年 『新マクロビオティック 食材とレシピ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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