わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

著者 :
制作 : 矢崎 節夫 
  • JULA出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784882840701

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  • 星はつけられない

    わたしと小鳥とすずと

    わたしが両手をひろげても、
    お空はちっともとべないが、
    とべる小鳥はわたしのように、
    地面をはやくは走れない。

    わたしがからだをゆすっても、
    きれいな音はでないけど、
    あの鳴るすずはわたしのように
    たくさんなうたは知らないよ。

    すずと、小鳥と、それからわたし、
    みんなちがって、みんないい。

  • 詩という名の童謡。リズムとテンポがあり、素直な気持ちでさらさらっと表現されているのを読むと優しい気持ちになれる。誰を対象とするわけでもなく、神羅万象、生きとし生けるものすべてに光がスポットライトを当てたようなこの作者をTVなんかで耳にしたことはあっても読んだことがなかった自分に驚きで、普段読まない詩集や童謡というジャンルだったので見落としも見落とし、危うく気づかぬまま過ごすところだった。すっかりみすゞワールドにはまってしまったので、もう全集を読まないと気が済まなくなったので、これは借りて読むのではなく、手元に置いてきのむくままぱらぱらと読みたい。書店行って全集(一冊にまとめられたもの)を買うか、全6巻の方を買うかを見て決めてこようっと

  • だいぶ前に読了。
    以下、メモ。


    金子みすゞが残した512編の作品から、まず最初に読んでほしい60編を選び、旧仮名・旧漢字を改めて読みやすくまとめた童謡集です。小学校国語教科書に採用されている作品をすべて収録しています。

  • 2022.6.9

  • 朗読が好きで、声に出して読ませていただきました。通り過ぎてしまいがちな小さな対象物にも、細やかに目を止める感性が優しいです。

  • 小学生のころから大好きで、定期的に開きたくなる本。優しさが染みわたって、心が浄化されます。この詩集の中からベスト3を選ぶとしたら、「わたしと小鳥とすずと」「ふしぎ」「みんなをすきに」かな。

  • NHK100分de名著:1月の名著
    摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99309400

  • やさしくて切なくて、あったかくて、見えないものがたくさん見えている世界。

  • 大学生の時に出会った金子みすゞさん。全集がらでるとバイトしたお金で、学生生協で手に入れたのが、26年程前。今では、すごく有名になられましたが、初めてみすゞさんに出会うには、読みやすい短編集です。

  • 小学2くらいの国語の授業で扱ったやつ。それなのに、未だに結構暗唱できるのってやっぱり金子みすゞ凄いよね

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著者プロフィール


山口県生まれの童謡詩人(1903~1930)


「2018年 『混声合唱組曲 みんなを好きに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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