- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883205004
感想・レビュー・書評
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なんていうか、amazonの一つ星レビューばかり集めて作ったような本。
まぁ、取り上げられてる本の中には確かにとんでもないものも多いけど(苫米地とか)、ここまでネガティブなことばっかり書いてあると、食傷してイライラしてくるし、多分健康によくない。
所詮は書評なんて自分の価値観に適合するかどうかだから、著者の価値観に適合しない本はすべてトンデモ本扱い。多少のユーモアは混ぜながらも、口を極めて罵ってある。
で、その価値観が、典型的な団塊オヤジ世代の清貧の思想と、徹底的な唯物論。
そりゃまぁ、ニューソート運動っていう一種の信仰をベースにしてる最近の成功哲学本は合わんだろうな、って感じ。
人のふんどしで相撲をとるひねくれおやじのマス●ーベー●ョン本で、なんでこんな本を買ってしまったのかと反省しきり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東谷暁氏のような、まっとうなビジネス書を批判している本だと思っていただけに、期待はずれ。単なる「トンデモ」ビジネス書を、面白おかしく笑い飛ばしている「だけ」の本。
本人は自分の文体を「下品な文章」といっているが、むしろ、板についていない文体で無理に書いたという感じがする。ところどころ意味不明の個所もあり。
よりによって内田樹を引用して、書評は対象となった本をほめるべきだ、それが批評だなんて見解に賛意を表している「はじめに」の部分で、もうお腹いっぱいですよ。
日本電産の素手の便所掃除、稲盛和夫@カルト主義なんかには無批判なのは、どうよ?金持ちになりゃ全部免責か?っつうか、あんた、「大バカ」がブーメランじゃねぇの?
やはり、斎藤美奈子さんは逸材だと、この本を読んだりすると再認識できたのが収穫か。 -
まとめ本だからもともと期待は低かったけど、それを下回る面白くなさ。
作者に評価の軸がなく、とりあえず目についたところを批判しているだけである。
だから本に美しさ・深さが出ない。その足りないものを下品さで補おうと逃げているのも残念で悲しい。
批判しても面白い人にはやはり理想があり軸がある。
気に食わないという愚痴には付き合ってくれる本にはなっているのかも。
同じ題材でも上手い人が書いたならばもっと面白いんだろうな。 -
タイトルに「事典」とあるがこれ嘘です。
一応はベストセラーになったビジネス書の揚げ足取りをして、著者が上から目線でそんな売れた本をこき下ろしたいだけの本でした。
著者は本当のビジネス書の「もどき本」を批判すると言っているが、ビジネス書によく出てくる左脳パワーとか本のエネルギーとか潜在意識とかそんな根拠もないところを、根拠もなく批判しても意味がないと気づかなかったんでしょうか。
「基本的にはゼロから立ち上げた、ないしは親の小さな家業を引き継いでそれを大きくした経営者の自伝が一番、と私は考えている。」とかはわかる。
『「もどき本」のいかがわしさは、内容以前に、まずそのタイトルの""誇大表示""に表れている。』とか、「事典」と謳った批判本とかですかね。自己紹介ですね。
最後のビジネス書を採点するの部分が他に比べればマシだが、わざわざ読むほどの本ではなかった。 -
成る程、それも一理ありますね
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「吉本隆明」のやつの愛情がしたたるような思い入れたっぷりの文章だったので買ってみたが、論理がどうとか言って批判する対象よりも論理が破綻している箇所が多々見受けられ、鼻白んでしまう。
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非拝金主義者の極めて主観的なエッセイ。