- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784883351794
感想・レビュー・書評
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人々の胸に刺さるコピーを狙って作っているということがすごいと思った。
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2020.8.25読了。広告コピーの舞台裏が少し見えた気がします。
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細かいコピーのテクニックというより、もっと根本的なところが説明されています。広告コピーをつくるときに勘違いしてしまうところが押さえられています。
とにかく斬新な案を出したい!かっこいいコピーが書きたい!と焦ってしまいがちな初心者ほど読むべき本かと思います。
広告コピーに興味がある人でなくとも、誰かに何かを発信するときのヒントがたくさん詰め込まれているので役に立つと思います。 -
広告コピーに関心がある…と言うわけでは無かったのですが、 Kindleで評価が高かったので読んでみることに。
結論から書くと、広告の書き方という部分を核として書かれていながら、良い企画の作り方やどう表現すれば人に響くかという「伝え方」の本質のようなものが読み取れる内容で、多くの人にとって参考になる本だと思いました。
参考になるといっても、私がこの本から斬新な事を数多く学んだかといえば、そんなことはなく、むしろこの本を読んで学んだことは至ってシンプルで「自分の価値観判断だけでなく、受け手のヨロコビを深く考えよう」という事です。
例えば『書くべき対象がビールなら、「おじいちゃんとビール」でも、「父親とビール」でも、(中略) 100人思い浮かべれば、とりあえずは100種類のコピーが書けるわけです』と、関係性を増やしていく事でコピーに広がりが出てくるという事を述べている部分があります。
関係性を増やして対象物への思考の深さを深めることで、受け手が共感して振り向いてくれるものが出来る、というのは何も広告に限ったことではなく、プレゼンや、アイデアを出す時など、色んな場面で当てはまる事だと思います。
筆者が伝えたいメッセージそのものは結構ありきたりな事で、「何を今更…」と感じるようなものなのですが、実際の広告の例を見てみると、そのありきたりで基本的な事がやっぱり大切な事なんだなと感じずにはいられませんでした。
内容が薄すぎ!なんて事もなく、弦間一雄さんが書いた『テレビじゃ見れない川崎劇場』を例にとって、わざわざ球場ではなく劇場という表現にした事で、カネヤンやアナウンサーが決めゼリフの様に使えるようにした事、つまり言葉に"参加性"を持たせると話題性が生まれる事や、
としまえんの『史上最低の遊園地』という広告と、例えとして『史上最低の遊園地。東京ディズニーランド』を取り上げて、単にネガティブアプローチだから話題になるいい広告なのではなく、特徴がポジティブに伝わるネガティブアプローチでなければ意味がないことなど、
実際の広告の例を取り上げて良い広告と、好ましくない広告がどのようなものかを分析し解説しており、内容にもそれなりに具体性があります。
ただ、本のタイトルから、いかにも本書には「広告コピーを書くためのテクニックが書かれているんだ!」みたいな印象を受ける方も多いかもしれませんが、そうした部分はかなり少なくて、むしろ良い広告の特徴を論理的に解説することに重きを置いて、作っていく上での心構えを述べている部分が大半です。
それ故に私は広告コピー以外の分野にも応用できると感じた訳ですが、人によっては物足りなさを感じるかもしれません。 -
何かを見たり読んだりして「おもしろかった」とか「なんかよかった」と思うことがあります。
そこで立ち止まって、「なぜおもしろいと思ったのか」「何がいいのか」など、感想の根っこを捕まえようという思いが、本書を読んで強くなりました。
コピーだけでなく、知的生活を送る上では大事な姿勢だと思います。(KindleUnlimitedで読了) -
大変わかりやすかった!
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広告に関しての本だが思考力やクライアントが求めるてるものだったり、考え方がとても参考になる。
今まで気にしてなかった広告を注意深く観察して考えてみたいと思う。
何事もなんとなくではなく、思考して結論をださないといけない -
100本のコピーをいろいろな視点や関係性で書いてみるというのは自分自身で多くの考えを持つことになるしやってみたい。
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コピーの書き方の話だけれど、営業の仕事などに通じる部分があると感じた。顧客への訴求の仕方、企画書の作り方など。