伝わっているか?

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  • 宣伝会議
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883353040

感想・レビュー・書評

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  • チェック項目13箇所。実は「コミュニケーションって難しいな」と思っている人のほとんどは、「伝えよう」として失敗します。「伝える」ことばかり考えると、結局、相手のことを考えず、自分の意思を押し通すエゴになってしまうからです、相手にとってみれば、こちらが押し付けたい内容を話されるのも、自分にメリットがないことを伝えられるのも、面白くないし、聞く理由もないのです。「伝わる」ためには相手の気持ちを徹底的に想像して、その人が嬉しくなって、心が動くアイデアを考えなければいけません、ただ「伝える」だけでは嬉しくないし、その人がすでに知っている知識やよく聞く言葉を使うのも、相手が興味を持たないので「伝わらない」のです。文章を書く時に「いらない言葉」をなくそうと思うだけで、メキメキと文章が上達する。伝わるメソッド①「だけしか」、言葉のアイデアで人を動かす方法の1つだ。言葉を変えようとすると、自然と考え方が変わる、すると、話し方や答えが変わる、さらに、サービスや商品も大きく変わっていく、言葉を変えようとすることは、すべて変えるきっかけになるんだ。できるだけ相手の嬉しいことを言う、そうすれば、気持ちが伝わりやすい、「嬉しい」は「伝わる」の始まりなんだ。大切なのは、相手のことを考えるんじゃなく、相手の立場で考えることなんだ。伝わるメソッド④「アゲサゲ」、人に何かのお願いをする時、最初にハードルを上げて、ムリめな要求をした後で、ハードルを下げて本当の要求をすると、すんなり通りやすいんだ。ムズカシイのは馬鹿、カンタンなのが天才、そう思った方がいい。「地味」なカラージーンズじゃなく「派手すぎない」カラージーンズ、買う意味をつくることが大切だ、これは、派手な服が嫌な年配女性たちが待ち望んでいた、派手すぎないカラージーンズなんだ。

  • 2014年6月刊。コピーライターが試行錯誤して導き出した「伝わる言葉」の作り方。ストーリー仕立てで、イルカとの漫才風の小気味よいやりとりが楽しい。「伝える」と「伝わる」は全然違う。

    ◆【引用メモ】未来が過去をつくるんだ。(中略)どれだけ過去が辛かったとしても、未来で成功すれば、その過去はすべて、成功のための道筋になる。つまり、未来が良くなれば、どんな過去でもいい思い出になるわけだ。だから、過去についてくよくよするより、未来をよくするために努力する方がいい。未来を変えることで過去が変わるからな。(p.223)

  • コピーにおいてのシンプルで分かりやすい技術指南書といった感じの本。
    これらの技術を自然と応用していければいろんなことがうまくいくのかもしれない。
    内容にあった難しいことを簡単に伝えられるのが大切、というのは納得。

  • 例題は極端な事例が多いけど、経験値のない身としては勉強になるし面白い。
    メソッドとして紹介されている技は普段のコミュニケーションにも使えるし応用も効きそうで上手く生きていくコツに通ずるんじゃないかと思う。

  • 「伝える」のではなく「伝わる」ためにはどうすればいいかが書かれている。
    「伝わっているか」という相手の立場に立って考えるためのメソッドが、イルカと相談者の対話形式で説明されている。

    いいなと思ったのは、以下。
    「わからないことが当たり前だと思えば、分からない人の気持ちも、わかるよね。」
    「自由に考えたら、面白いことは生まれない。自由に考えて面白いことを考えられるのはアーティストだけだ。
    ルールがあるから人は、はるかに考えやすいから。」

    ちょっと考えるとそうだなあ〜。と思うけど、こういうことを自然にできるようになると、伝わるようになるかなと感じました。

    ※対話形式で話し言葉なので分かりやすかった反面、結論につくまで少し長く感じてしまいました。対話形式が自分に合うかどうかという事だと思います。

  • このメソッドは汎用性ある。一読の価値あり。

  • コミュニケーションで最も大切なのは、いかに「伝えるか」よりもいかに「伝わるか」。

    相手に伝わりやすい話し方には、様々なテクニックがあり、心を動かす伝え方をマスターできれば、コミュニケーションが今よりも楽しくなることでしょう。

    その相手にわかりやすく伝わる話し方のメソッドを本書で学べます。

  • ルールを決める

    相手になりきる

    ターゲットを決めて新しく

    ポジティブに伝える

  • 未来が過去をつくる。

  • トーンは軽かったけど、とてもわかりやすくてすぐに使える考え方がたくさんあってよかった。何度も読み返すことになりそう。

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著者プロフィール

コピーライター

「2021年 『売れ型』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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