酔いがさめたら、うちに帰ろう。

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  • スターツ出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883810475

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  • 図書館の開架から。鴨志田穣(1964.7.2~2007.3.20 享年42)氏の「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」2006.11.1発行(亡くなる数ヵ月前)。戦場カメラマンの著者は、1996年アマゾンで漫画家(画家)西原理恵子と出会い結婚、一男一女をもうけるもアルコール依存症で2003年離婚。この本はアル中で精神病院(閉鎖病棟)に入院中の出来事や思いを綴ったものです。退院して元妻と二人の子供と一緒に暮らし(復縁でなく事実婚の形)ましたが、腎臓癌の闘病生活、2007.3.20亡くなりました。

  • アルコール中毒で入院したときの記録(的小説)。「飲めー飲めー」と襲いかかってくるイメージだったけど、「飲んでも平気だろう」という感じに流されてしまうのだと知り、異質の恐ろしさを感じた。西原理恵子の別の横顔が見られるのも良い。

  • アルコール依存書で病院に入院した記録である。作者はフィクションと書いているが、病院の体験が元になっていると思う。中島らもにしてもアルコール依存者の人は夭折が多い。あたりまえか!

  • うーん切ない。著者は言わずと知れた西原理恵子さんの元ダンナ。アル中が原因で亡くなっている。その本人が書いたすさまじいアル中患者の物語。酒はコワイよ。マリファナよりタチが悪いぜ。

  • 2012.07.12.読了。計ったわけではないけれど、患者目線の病気もの作品が続いてしまいました。そんな時に近い知り合いも病気で休養に入ってちょっと凹んだ。余命何年、という話も出ている中で、お涙頂戴のラストに終わっていなかったのが、読み物としては良かったです。

  • 2010年読了。

  • フィクションとのことだが・・・たぶん鴨志田氏の自伝的小説なのであろう。
    (鴨志田氏の業績については知らない。アルコール依存症で,がんで亡くなったサイバラさんのご主人「鴨ちゃん」の書いた本として読んでみた。)

    アルコール依存症の恐ろしさが伝わってきた。
    酒量が増えた原因が戦場カメラマンとしての過酷な見聞と社会の無関心による傷心だったというのは,つらい話だ。
    それ以上につらかったのは,最愛の父を自らの飲酒運転で殺してしまったという入院仲間の体験談

    読後感はほのぼのしているが・・・たぶん,それは,氏がガンになることによって,家族にとって災厄であるアルコール依存症患者ではなくなったからだろう。

  • アルコール依存症となった著者の入退院を繰り返し、ついには精神病院に入院、そして紆余曲折からの退院までの手記をベースにしたフィクション物語。概ね実話。

  • リリーフランキーが表紙のイラストかいているということで、ジャケ買いした本でした。

    中身もおもしろかった。
    買ってよかったです。

  • アルコール依存の難しさがよく分かる。西原さんも言ってたけど、この病気は愛情では治せないんだな。本人にもどうにもならないのが依存の怖いところ。体がボロボロになっても飲んでしまう、恐ろしい病気だ…

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