酔いがさめたら、うちに帰ろう。

著者 :
  • スターツ出版
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883810475

感想・レビュー・書評

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  • 以前アマゾンの人気ランキングで見かけて図書館で予約してあった本です。


    土日であっという間に読み終わってしまいました。


    この手のお話しに興味があるので、そうなのかーと思ったり、気持ち悪くなったり、


    でも面白いと思う。


    私はこういったこととは縁がないと勝手に思っています。


    それだけ自分に自信があるのかもしれないけれど、こういうことに手を出す勇気がないというのが正直なところ。


    人間の弱さゆえのことだとも思うのに、やることに勇気が欲しいと思うのは何とも矛盾しているなぁと思いますが、


    きっと私はそこまでのどん底を見たことがないってことなのかもしれない。


    いや、私は強いのか。


    何よりも私は、いつまでも引き摺るタイプではないので、どん底に落ちる前に停止してしまうんだろうな。


    どん底まで行ける人よりも遥かに弱くて小さい人間なのかもしれない。





    主人公のお酒に溺れる様子も凄まじく、病院での生活はとにかくカレーへの執着が面白く、


    どうしようもない人間だと自分で思っている主人公が、とても可愛らしくも思えて、


    あっという間に読み終わってしまいました。





    読みやすいのでお勧めですよ。

  • 映画の予告で知り、キャストが永作博美さんと浅野忠信さんだったので、期待をして原作を読みました。
    夫もお酒が好きなので興味も増して…。
    アルコール中毒の本当の怖さを知りましたが、結局肝臓がんで死んでしまっては、
    どうしようもないなという感想です。
    アル中や依存症まではいかないまでも、お酒飲みには一度読んでもらたい1冊です。

  • 本当にガンだったなんて…。鴨ちゃんが亡くなるなんて思ってもいなかったなぁ。

  • あぁカモちゃん…!
    サイン会に行けなかったのが今でも悔やまれます。
    ずっとずっと大好きですから!!!!!

  • 西原理恵子の故夫君。うーん。中味は濃い〜し面白いんだけど、作家としては奥さんの方がやっぱり上なのかなーと思ってしまった。文章書くのって才能や訓練がいるんだなーと改めて思った。

  • アル中シリーズその1.これはなあ...どう考えてイイやら。まあ一度読むべき本の一つなのは間違いないと思うのですが。

  • 戦場カメラマンとして世界中の紛争地帯を駆け巡る。アジアパー伝で妻である西原理恵子との共著で作家としても本格デビュー。


    アルコール中毒で入院したアルコール病棟での珍奇な騒動を書いたもの。情けなくも笑えて切ない私小説。これを書いた4ヶ月後に腎臓癌で死去。


  • 毎回おいおい泣ける。

  • リアル閉鎖病棟

  • アル中の話しなのに、こんなにのんびりしてていいのか!!!

    と、思うくらいのんびりしてます。

    この空気の中に自分も入ってみたいなぁなんて、思わず思ってしまうようなお話し。


    ノンフィクションから生まれたフィクション。

    最後は、さみしく、でもあったかく。その後を考えるとちょっぴり切なくなるお話でした。


    間違いなくおススメの一冊!

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