- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884748524
感想・レビュー・書評
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納得すること、しないこと半々くらい。
でも、これを読んで毎日を大切にしようとおもった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人は死の間際に何を思うか。
テーマは興味深かったのだが、内容や展開が冗長で、やや退屈。
ところどころ良い話も含まれているが、タイトルに対する解は、見出しの拾い読みで十分な気も。。 -
死生観をどのように持つのか?どのように生きれば後悔が少なくなるのか?などを教えてくれる著書。
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2010年読了。
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この本を読んで1番重要に感じたこと。
それは、将来やりたいなと思っていることを「今やるべき」ということ。
将来お母さんなんかと旅行行きたいなとか、本当のお父さんに会ってみたいなと言うのを後回しにしていてはいけないなと思った。
途中の共感出来ない項目な何個かあったけど、それはあとがきにも書いてあるように、
「人によって死を前に後悔するより内容は全く異なっているから、感想は違って当然。しかし、この後悔の内容には類似性があるあることに気付いた」
と言うところに納得させられた。
そして、あとがきの一つ前にあるP210から始まる
「横槍秀二さんの話」
に泣かせられた。
途中の感想ではなく、1冊を読んでからの最後の締めが評価を上げました。 -
テーマ的にだいぶひきつけられて読んでしまった。
・たばこをやめた
・自分のやりたいことはやっておこうと思った。
・他人に優しくすること
・死を想定すること
を意識させられた本だった。 -
本書は、緩和医療医として終末期患者の診療に従事している終末期医療に関して、死を間近に迎えた終末期の患者がどのようなことで後悔しているのか著者が経験した内容を分類し、患者の中で共通して多い後悔を抽出してまとめ解説を加えたものである。
死に臨んだ人間がどのようなことを後悔しているかを知ることは、生きている人間にとっても自分がなるべく後悔の少ない人生を送るためには知っておきたいことである。
医療によって死がほぼ独占されて、身近な人の死以外は死から遠ざけられている現状では、死に行く人がどのようなことを考えるのか知り得る機会は少ない。
そういう意味で、本書の存在意義は大きいと言える。
25の後悔を一つずつ確認していくと、なるほどと思えるものが多い。
私は25の内容を全部果たせないとは思うが、自分もこういうことを気をつけてなるべく後悔のないように生きようとも思えてくる。
これからも、折りにつけ、忘れた頃に25の後悔を確認してゆきたい。 -
例えばなにかの病気になったとして、治っても死ぬ、治らなくても死ぬ。どっちにしても死ぬなら、その前にやれることをって考えながら読んでみた1冊。いいなぁと思ったのは、車いすになった人が移動のしんどいでこぼこ道を、鈴をつけたらその音がキレイになるのが楽しみで楽しく通れるようになったっていうエピソードでした。しんどいことを、一つの工夫で楽しみにできる。そういう人に自分もなっていけるとこの先まだまだ楽しめそうだなと。^^優しく読める1冊でした。
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終末期医療という死を前提にした専門医師がいることをはじめて知った。しかし考えてみればそれも当然の専門領域なのだろう。しかしそれを自らの専門領域として、終末期の患者に向き合うことは並大抵の苦労ではないだろう。頭が下がる思いである。目の前の患者との出来事、終末期の言葉を医師である著者の目を通して書かれたエッセーである。25の後悔することはどれも珍しいものはないが、具体的な目の前の事実を通しての事柄であるため非常に現実感を持って受け止めることができる。いつの日か訪れる死に後悔しないようにしたいと思う。