マニャーナの法則 明日できることを今日やるな

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887595422

感想・レビュー・書評

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  • 読書会でお世話になっている青木さんからいただきました、感謝です。 m(_ _)m
    『想定外』や『ずるい!?』を書いておられる方で、青木さんの旦那様になります。

    内容としては、タイムマネジメントについて述べられた一冊、でしょうか。
    マニャーナとはスペイン語で「明日」との意味との事。

     「「マニャーナの法則」は、「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方」

    明日できることは明日でいい、なるほどと。
    また、前日のうちに明日やる予定を立てておくとも、得心です。。

    個人的に興味深かったのは、二つの「ファーストタスク」。

     「今、最も進めたい仕事であり、「毎日一番はじめにする」べき仕事」

    ここ最近、朝に時間を使うようになっているからか、
    「first task」と「fast task」の位置づけに、目から鱗の気分でした。

    そしてまた自戒も込めて感じいったのが、、

     「「自分でやった方が早い」と考えるのも問題の原因の一つ」

    確かに、、自分の時間は限られている以上、
    限界を超えた先は、他に人に協力を仰ぐしかありません。

    どうせ一緒に動くのであれば、心地よくなってもらいたいところ。。
    この辺り、いろいろと考えていかないとなぁ、、とあらためて。

    うーん、深い一冊でした、、「comnicode」付なのでお嫁に出しましたが、
    手元にも置いておこうかなぁ、、と検討中です。

  • "マニャーナ"とはスペイン語で”明日”という意味です。

    本日ご紹介する本は、

    「明日やる」ことで、仕事を完全に終わらせる方法
    を紹介した1冊。

    どういうことでしょうか?

    新しく入ってきた仕事で、
    明日以降でいい仕事は今日はやらない。
    そのかわり、今日やるとコミットした仕事は、
    確実に完了させる。
    ということです。

    仕事には、緊急な仕事と緊急でない重要な仕事があります。
    緊急でない重要な仕事とは、
    自分や会社を成長させるような仕事です。

    そして、自分や会社を成長させる仕事は
    すぐに結果がでるものではなく、
    日々継続して、着実に進めていかないと
    なかなか進まないものです。

    日々、入って来る緊急のように思える仕事や
    すぐ終わりそうな簡単な仕事ばかりをやっていると
    成長につながる重要な仕事がいっこうに手に着かず、
    そのうち、忘れ去られてしまいます。

    今日やると決めた、重要な仕事は
    確実に今日の内にやってしまうことが
    自分や会社の成長につながります。


    ポイントは
    「距離感」

    衝動が起きてもすぐに行動してはいけません。
    仕事から一歩引いて距離感を持って
    その仕事は本当に、重要な仕事と比べて
    今すぐやる必要があるのか考えることが大切です。


    「ファーストタスク」

    今、最も進めたい仕事は、毎日一番始めにすること。
    その日の遅い時間になればなるほど、
    いろんなじゃまによって、
    その仕事のできる確率は必ず低くなります。
    そして、重要な仕事にもかかわらず、
    ”また時間があるときにやろう”という
    どうでもいい仕事に変わります。


    「スタート」

    ”これは緊急だ”という仕事が発生した場合、
    ”適切な時期に仕事を始めなかったのが原因”
    というケースがほんとうに多いです。

    ”ちょっと気が早いかも”と思うくらいが
    ちょうどいいのではないでしょうか。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    意志の力ではない=計画を実現するには、警察のようなコントロールシステムが必要
    「少しずつ頻繁に行う」ことは、よい結果を生む原則
    コミットした仕事は、確実に完了する必要がある
    仕事との距離感と整理が、優れたタイムマネジメントの基本
    マニャーナ=スペイン語で明日 「明日やる」ことで、仕事を完全に終わらせる方法
    「タスク」の再登場は、「少しずつでも頻繁にやる」という練習の応用
    毎日、ほんの少しずつでも「ファーストタスク」を手がければいい
    仕事を選ぶ秘訣=自分や会社を成長させる仕事か?
    「これは緊急だ」という場合、適切な時期に仕事を始めなかったのが原因というケースが多い
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 まず脳の特性を知っておこう
    第2章 仕事のシステムをつくる7つの原則
    第3章 「効率」はあなたの創造力と整理にかかっている!
    第4章 あなたのタイム・マネジメントは間違っている?
    第5章 忙しいだけの仕事は捨てよう
    第6章 緊急の仕事を見分けよう
    第7章 最強のマネジメント・ツール「クローズ・リスト」
    第8章 究極の仕事術「マニャーナの法則」
    第9章 タスク・ダイアリーを使ってみよう
    第10章 自主的な仕事は「ファースト・タスク」にする
    第11章 「WILL DOリスト」vs「TO DOリスト」
    第12章 その日の仕事を終わらせよう
    第13章 「ぐずぐず先送り」はこれで防止
    第14章 プロジェクトにはこう対処する
    第15章 システムを機能させよう
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/464d69e2828e3749.png
     

  • 日々仕事が爆発しすぎて、毎日午前様を繰り返してカラダがぶっ壊れそうだったので、藁をも掴む思いで購入した。

    昔と違って仕事が楽しすぎて完全な「無意識のオーバーロード」になっている状況もあり、それを緩和してよりクリエイティブでプライベートも充実した生活に戻れるようにという想いで読み進んだが、ぶっちゃけ言うと当たり前の事しか書いてなかった。ところが、この「当たり前」がかなり曲者で、仕事が嫌で嫌で仕方なかった一年前までとは異なり、いまはどんなにタスクを積まれても忙しいと感じるだけで苦痛を感じなくなっているパンチドランカーのような状態なっているために、当たり前のことが当たり前にできなくなってしまっていたようだ。

    たとえば、今日頼まれたことは今日やらないとか、平日の終了時間を定めて何があっても帰るだとか、昔なら意識することもなくやっていたのに、楽しさが先にたってそれら全てを忘れてしまっていた。この事に気付けただけでも価値があった。内容的にもボリュームは少なめだけれどポイントは抑えているので、毎日が仕事で忙殺されている人は読んで損はないと思う。

    ただ、この本よりもGTD本やマインドマップ本、また、「スピードHacks!」「お先に失礼する技術」などの方がより具体的な対策が載っているのでオススメ。仕事を嫌いになる必要はないけれど、家族やプライベートの時間の比重を可能な範囲ギリギリまで高めることは、本来の仕事の効率と本人の健康度を上げる上で最も重要。そのためにはタムマネジメントのテクニックよりも、自分自身のマインドの改善の方が重要だ。
    簡単に言えば、できないコミットメントはせずきっぱり断る、自分で全てをこなそうとしない、良心の呵責があっても無理矢理に帰る、といったような強い心が必要になる。満足できるまで仕事をしているようでは、効率的な仕事のすすめかたを入手するのはほぼ不可能と言える。そこに渇望があるからこそ、人はまだ見ぬ手段でそれを手に入れようとするのだ。



    以下まとめ。

    [more]

    第一章

    「理性の脳」→体全体を動かす規則や計画を作る政府のようなもの
    「衝動の脳」→何の思考もなく本能のままに目の前の事象に対応するもの

    仕事をスムーズに進めるには理性の脳で衝動の脳にある恐怖心を取り除く。

    第二章
    仕事のシステムを作る7つの原則
    ?目的を明確にしその達成に向けて力を集中する
    ?マルチタスクにしない
    ?スモールステップでやる
    ?リミットを必ず設定する
    ?「クローズ・リスト」を使う
    ?突発の仕事は徹底排除
    ?やりぬくと宣言できるものと興味があることを区別する

    第三章

    効率=創造力×整理レベル

    どんなに創造性が高かろうが、仕事のタスク、職場、メール、ファイルなどが整理できてないと効率は上がらない。

    第四章

    ToDoリストの問題点
    ?仕事の効率が悪くなる
    ?仕事を抱えすぎる
    ?時間が足りなくなる

    優先順位をつけることがさらに事態を悪化させる

    ?重要度によって優先順位を決めると、効率の悪さが手伝って重要度の低いタスクがやり残されるので効率改善には繋がらない。
    ?コミットメントをした仕事は必ずやり抜く必要がある。不要なタスクに重要度もクソもない。
    ?過密スケジュールでは優先順位をつけようが無駄。かえって仕事を増やす。

    とにかく仕事を抱え過ぎないようにし、やり残しが多いようならコミットメントの仕方を変える。

    第五章

    本当の仕事→事業を目標に近づける仕事。チャレンジング。自分にしかできない。
    忙しいだけの仕事→事業の前進に無意味どころか妨げにもなる。簡単。誰にでもできる

    本当の仕事に集中する。
    やる気もないのにイエスと言わない。はっきりいって相手に失礼。


    第六章

    突発の割込みに耐えうるバッファを必ず設けること。スケジュールの空白部分は何もしない時間ではない。

    緊急度を?今すぐ?今日中に?明日やる、に分け、常に?を基準に考える。仕事に必要以上の緊急性を与えない。

    第七章

    オープン・リスト=ToDoリスト
    際限なくタスクが追加されるのでリミットがなくなるのが欠点

    クローズ・リスト=チェックリスト
    決めた量から基本増えない
    仕事にリミットが設定できる
    やり残しの処理も楽々

    第八章

    マニャーナの法則
    「明日(マニャーナ)まで待てないほど緊急な仕事はない」

    仕事は集めておき、その日にやらず翌日に選別し、バッチ処理する。選別の作業すらその日にやらないのがポイント。

    工数が多そうなのは細分化しスモールステップで片付ける。

    第九章

    タスク・ダイアリー=日めくりカレンダー

    ?前日以前にスケジュールされた仕事
    ?前日に集められた仕事(選別前)
    ?「今日中に」やる必要のある仕事

    これしか書かないルールを守る

    タスク・ダイアリーに書いてはいけないもの
    ?後片付け
    ?ルーティンワーク

    これらは、デイリー・タスク・リストに書く

    第十章

    自主的な作業/いま最も進めたい仕事をファースト・タスクとして定め、常に一日の最初に必ずやる。5分でもいいのでメールや書類準備などの派生要素の高い作業を全て取り置いて先にやる。

    毎日欠かさずやることが重要だが、できない日は予めスケジュールされている日に限る。その日にできないはNG。

    ファーストタスクは常に一つに絞る。

    ファーストタスクに向く仕事
    ・やり残しの片付け
    ・仕事のシステム修正
    ・プロジェクトの立ち上がり時期の作業


    第十一章

    ToDoリスト
    ・オープンリスト
    ・なるべくその日にやろうと考えた仕事
    ・毎日完了とは限らない
    ・仕事それぞれがオープン
    ・頻繁に追加がある
    ・様々な時期に関わる仕事
    ・バラバラに処理
    効率が悪い

    WillDoリスト
    ・クローズリスト
    ・その日にすると決めた仕事
    ・毎日完了させる
    ・仕事ごとにクローズリストができる
    ・原則として追加はない
    ・直近に関わる仕事のみ
    ・関連項目をまとめて処理
    ・効率が良い

    WillDoリストに含まれるもの
    ?ファースト・タスク
    ?メール
    ?留守電のメッセージ
    ?書類
    ?一回で終わる仕事
    ?デイリー・タスク

    常にここに書いたタスクをその日のうちに片付けることを心がける。片付かないということはタスクの工数を見誤っているか、タスクを積みすぎている。

    第十二章

    仕事が遅れる原因は
    ?仕事の効率が悪い
    →仕事はバッチ処理し集中して片付ける
    ?仕事を抱えすぎ
    →コミットメントを控える。本当の仕事以外は受ける余裕がないと、きっぱりお断りする。
    ?時間が足りない
    →スケジュールの白紙部分は予定なし、ではない。そこには予定にない作業が詰まっている。会議や打ち合わせに出ると決めたら同じ週に別の空白時間を作る。また会議は必要なもの以外は出ないように心がけること。

    第十三章


    仕事の先送り防止方法
    ?毎日仕事を終わらせる(終わってなくても終わりにする)
    ?「ダッシュ法」(20〜40分だけ徹底集中して仕事をこなす)を使う
    ?休憩を入れる
    ?ランチに行く
    ?終了時間を決める
    ?予定にない休憩を取る。
     切りのいいところではなくまだぜんぜん途中の状態でも無理やりに
     休憩をとってみる。こうすることで休憩からの復帰が早くなる。
    ?今の気分を理解することで充実を図る

    仕事の進捗システムが崩壊しかかったら最優先で復旧すること

    第十四章、十五章

    特になし

  • 1

  • 副題は「明日できることを今日やるな」だが、これは仕事をずるずると先延ばしにすることではなく、「明日まで待てないほど緊急な仕事はない」ということ。つまり、新しく発生した仕事(飛び込んでくるメール、書類、留守電etc)は一旦置いておいて、翌日に処理するよう計画するという方法。
    確かにその日の予定が既に埋まっていて、かつ新しい仕事が緊急でも重要でもなければ、この仕事術はうまく機能するだろう。(本文中でも「緊急の仕事を見分けよう」という章があり、見極めが大切であることは強調されている。)
    本書の提案する「マニャーナの法則」を全面的に実践しようとは思わないが、そもそも「優先順位をつけても意味がない」、「ToDoリストでは仕事の管理ができない」との指摘は最近の自分の実感と一致するところがあった。
    とりあえず、メールの着信を衝動的にチェックするのをやめるため、起動しっぱなしのWebブラウザでメールを見るのではなく専用のメールソフトを使おうと思う。

  • 2019/4/3 かなりに久々で再読した。
    正直当時読んだ時より、ここに書いてあることが胸に迫ってきた。 あらためてここに書いてあることを少しでもできるようにして、負担減らしたい。

  • なかなか面白い.だけど,言われてみればその通り.とは言うものの,結局どんなシステムを提案しているのか,全体像がいまいち見えにくいのがもったいない.僕はこの本を受けて,システムを改良しました.年末に読んでよかったと思える一冊.

  • 1

  • イマイチ。よかったのは、明日まで待てないほど緊急な仕事はない、の一言ぐらい。

  • 自己啓発

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