問題は「タコつぼ」ではなく「タコ」だった!? 「自分経営」入門 (ディスカヴァー携書)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.66
  • (11)
  • (20)
  • (15)
  • (7)
  • (0)
本棚登録 : 175
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784887596092

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • タイトルからして怪しい自己啓発書のにおいがプンプンする本。先学期お世話になった先生の本らしい。その先生自体、個人的には何度か授業中、何ともとっつきにくい概念で議論をけむに巻かれた感覚が何度かした。しかし、たまに言っていることが物事の本質をついている感覚もあったからどんなこと考えているのかと思って読んだ本。

    内容として個々とに残ったのは、目的と手段を取り違えない。マクロ世界での思考ではなく、ミクロまでしっかりと落とし込むことが必要だということでした。つまり、すべては思考力だったり思考の仕方の問題。その思考に関するTipsをくれる本でした。

    心が変われば  態度が変わる
    態度が変われば 習慣が変わる
    習慣が変われば 人格が変わる
    人格が変われば 人生が変わる。

    なんて言葉もあるけれど、この格言の根本にある”心”とは、思考の仕方なのかなと。もちろん心には感性という部分も入っていると思う。ただ感性って環境が変われば変わる程度のもので根本的にどんな人でも好きなタイミングで、自分の意志のみで自在に変えられるモノではない気がする。むしろ自在に変えられるのは思考の仕方。となれば、”心を変えれば”の心は思考なのかなと思った。すべての根本にあるのが”心”だからこそ、何かの問題に引っかかった時に自分を振り返る時の杖として、また読みたい。

  • 「タコツボ論」との出会いは、友廣裕一さんの紹介である。筆者の友成真一さんは、マクロでは問題解決できない。ミクロの視点が大事であると説いている。この「ミクロ」論が、まち塾の基本哲学となった。まち塾関係者必読の書とさせていただきたい。

  • 「タコツボ論」との出会いは、友廣裕一さんの紹介である。筆者の友成真一さんは、マクロでは問題解決できない。ミクロの視点が大事であると説いている。この「ミクロ」論が、まち塾の基本哲学となった。まち塾関係者必読の書とさせていただきたい。

  • かなり賛同できる。今の僕の考えにすぱっときますね。

    「経営とはもてる資源を最大限活用し、目的達成を極大化する行為」「しかもそれをやりつづけること」
    どんな問題でも5回なぜを繰り返せば本質にたどりつく。
    夢が腑に落ちるのは夢が利己的な状態を突き抜けて社会的な状態になること。すなわち他者との関係で自分の夢が整理できた状態
    「マクロな罠」に落ちない
    自分が好きなことを見つけるのはなんであれ今やっていることを愛すること。
    一点突破。やる時はそれに100%の力を。

著者プロフィール

早稲田大学理工学術院教授。社会連携研究所所長。大分県生まれ。京都大学大学院工学研究科修了後、通商産業省(現・経済産業省)を経て2002年より早稲田大学。専門は「地域経営」「行政経営」「自分経営」「環境経営」「環境政策」「エネルギー政策」。2008年に第3回ニッポン新事業創出大賞で経産大臣賞を受賞。

「2016年 『ワセダ発! ぶつかる社会連携』 で使われていた紹介文から引用しています。」

友成真一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×