イスラエル情報戦史

制作 : アモス ギルボア准将  エフライム ラピッド准将 
  • 並木書房
3.11
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本棚登録 : 87
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784890633289

作品紹介・あらすじ

世界で最も優秀かつ経験豊富なイスラエルのインテリジェンス・コミュニティの真の姿を明かした政府公認の初の情報戦史。執筆者は軍情報機関アマン、モサド、シャバックの元長官、ヒューミント、シギント、オシント各部隊の指揮官、上級アナリストなど全員がその分野のエキスパートであり、37の論文と貴重な資料がおさめられている。

感想・レビュー・書評

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  • 前半は秘密指定されている内容は伏せて、ぶつ切りで歴史の一段面を書いてあるのでイスラエルの歴史をあまり理解していない自分には読みにくかった。

    他方、後半の情報ソースごとの分析や、政策と情報の関係、集団思考の問題点、devil’s advocateなどは一般論的でむしろこちらが参考になる。

  • 【由来】
    ・大通の文教堂で見た。

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 『佐藤優監訳』の文字に非常に不安を覚えながら購入。
    あたりまえだが、個別具体的な事柄は、基本的に出てこない(当たり前)とはいえ、歴史的経緯とか、考え方、スタンス(情報戦のドクトリンと言うべき?)について、直接イスラエル当局の元職が書いている文章の重みは凄い。

  •  イスラエルは軍、治安機関、モサドと3つの情報機関があり、それらの組織に所属した将校など関係者が、過去の作戦や活動について執筆した説明論文集というか報告集という形になっている。
     もちろん公開を禁止されている案件には触れていない。そして、事案全体の詳細というよりも、各担当者の活動記録あるいは記憶であるため、イスラエルがどのように歩んできたかという歴史の外観を知っていないと本書は分かりにくい。それぞれの事件についてイスラエルのインテリジェンスはどのように対応してきたかを記した本であるので、インテリジェンスの実務とか、イスラエルのインテリジェンスの凄みなどを知りたい人向けである。

  • インテリジェンスオフィサーは常に目的のために教養を用いる。
    調査のための調査、分析のための分析はインテリジェンスの世界に存在しない。調査も分析も国益を保全し、増進する工作のために用いられなければ意味がない。

    インテリジェンスはきつがいやりがいのある仕事である。それは基本的に敵と味方の競争である。

    イスラエルはその戦略的環境により、常に情報分析を劣らず、状況に合わせて柔軟に変化していかねばならない。

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