ぼくのニセモノをつくるには

  • ブロンズ新社
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感想 : 245
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893095916

感想・レビュー・書評

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  • 何冊目かな?ヨシタケ作品、発想絵本。今回はやりたくない、宿題、買い物、掃除、その全てをニセモノのロボットにさせてしまえ!大作戦、ということで、有り金全てをロボット1体と交換する。ロボットから「あなたのこと詳しく教えてください、ロボットして働けない!」と言われ、名前、性別、誕生日、クラス、身長・体重。。。特技は?子どもの頃はどうだった?両親はどういう人?好きなものは?嫌いなものは?どんな知り合いがいる?あなたの秘密は?いやぁ、自分ってオンリーワンで、自分を理解させるのって無理なことが分かった!うん、哲学~⑤

  • 自分のニセモノを作るために、自分のことを振り返る。
    ユーモアのある設定ですね。
    ただコピーを作るのではなく、内面を深く考えてロボットに伝えないといけない、なかなか大変な作業です。

    自分が考える自分と、他人が思う自分が異なることは当たり前ですが中々それを実感する時は少ないと思います。

    著者の作品は本当によく考えさせられます。

  • ① この本を選んだ理由
    筆者のファンなので、定期的に読んでます。
    そろそろ全て読んでしまいそう。


    ②あらすじ 
    自分のニセモノをつくって、やりたくないことをニセモノにやらせようとする子どもが登場する。


    ③感想
    自分と向き合うことはよくやってますが、そういうことをやらない人にとっては、自分と向き合うきっかけになる本だと思います。大袈裟に言えば…

    軽い感じで言えば、絵が見やすくて、面白い。


    ④自分について説明したり、考えたりしたこと
    ・すきなものと嫌いなもの。
    ・できることと、できないこと。
    ・昔からかわっていないこと。
    ・自分の跡がのこるもの
    ・自分が生産しているもの
    ・これからの進化
    ・自分の変化
    ・人から見た自分
    ・自分の居場所
    ・自分しかしらないこと


    ⑤登場人物 
    けんた
    ロボ

  • 友だちの息子さんに誕生日プレゼントであげました。喜んでもらえてうれしいです♪

  • ヨシタケシンスケさんの本、好き嫌いが分かれるけどこれはよかった!

    ニセモノを作るために、自分について見つめ直す。

    コロコロかわるとか、他人から見た自分とか、場所によって役目が違うとか。
    大人の私でも、それでいいんだって安心させられる。

    自分に自信がないとか、私ってなんだろうとか、悩みだした時期におすすめ。

  • 2017.02.27
    大人向けの絵本
    ロボットに僕のニセモノになってもらうため、僕って〇〇を紹介していく。
    ニセモノをつくるために、自分の好きなもの嫌いなものから始まり、人との関わりあいで僕ができていること、また僕が関わることでできるもの、人から見た僕や僕の世界や、ありきたりな僕だけど、実は僕しか持ってないものがいっぱいある
    改めて自分について考えるきっかけになった
    自分ってなんなんだろうと悩む時にオススメしたい本

    小さい頃からの僕
    僕は跡が残る
    僕はまだ作り途中
    僕の周りのひとにの頭にも僕は一人ずついる
    僕は一人しかいない
    人間は一人ひとり自分の木を持っている
    大きさはかんけいない
    どうやって育てるか、かざりをつけるか、
    そして自分の木を気に入っているかが一番大切

  • 自分からみた自分は
    世界のなかの自分のほんのいち部分。

    そっだよね。
    個人のレプリカをつくるのって
    きっとすっごく難しい。

     ■ ■ ■ ■ ■ 

    ところで もし
    せっかく巧い偽物が作れたとして、そのニセモノも、
    オリジナルが嫌なことはやっぱり嫌がって
    そのまたニセモノ作って永遠ループになったりしないか?
    そう考える次第。くす。

  • コピーロボットってすげーなぁーって
    未来のひみつ道具ってほんとすげーなー!!
    便利だなー未来の技術すげーなぁーと

    自分で入力するの、ソシャゲの自分の今のデータの理想編成の為に
    昔に編成入りしそうな武器や石のデータ全部入力したけど1番最初の事前準備とても大変だった

    入力するのもだけれど
    今私がやっている私って何?家族や身近な大事な人の理解するの分析するの難しいって

    あとテセウスの船で泥人形・スワンプマン、おじいさんの古い斧だった!!そして私もお前もな!って

    あと一ページ目で金あんの?変えるの?って疑問に思った

    あと、あぁーーーってギューーってなったりもした
    リメンバーミーすき

    あと私、鼻水製造機じゃん…って思った時の事思い出した
    ほっぺたもちもちすき

    自認識ウケたしその後のニャータ最高だったし
    おばあちゃんに癒されたけど、ちょっとなぁ〜って思ったり
    なんかこーゆー子なんだって色々この子の事知れて
    想像や予想じゃ当たらない・分からない事知れて面白かった
    あとまさか宇宙人が最後に来るとは思わなくて面白かったしめっちゃ緑で人間と全然違う色で面白かった!!
    あ、宇宙人とあったの本当だったんだ!!って面白かった
    あと勘違いかもとか疑って・信じなくてごめんねって

    いろんな居場所が線に対して部屋が全部描かれてなくてめっちゃ良いなって思った

    カバみたい…面白かったし、この子ちゃんと
    空気読んだり、思った事・口に出しちゃいけない事ちゃんと口を閉じていられる・我慢できる・思いやりあるんだって
    唯々素直じゃないんだってバカにしてて舐めてて
    実力見誤ってごめんね申し訳ないと心の中で頭をさげました
    あと最後に(かわいいなぁ)が可愛かった癒し

    あとぼくのうちがわのせかいのページすき!!!!

    木ににょい〜んって手が伸びてるの面白い
    常識とかに縛られなくてすごい

    1番最後にオチあって、オチも面白くて好き!!
    まさかちゃんとすごいって思ってたのに
    そうじゃないなんて…
    私は君のこと見誤ってたよ…って別の意味で間違えたけれど面白かった!!ギャップ最高!!
    あとお前『よしだ』だったんだな
    たしかにお前は『よしだけんた』だったな

    設定細かくて態々そこまでやるかってぐらいでおもしろい
    あとこのやたら林檎多いな、林檎推しだなで
    『りんごかもしれない』の気づかなかった事に気づけたので感謝ありがとうおもしろかった

  • 自分のことを、いろんな観点から分析するのって、とても難しくて、そして面白い。自分の分身を作るのって本当に難しいなと思う。

  • テーマ、視点、たとえ方、全てが納得のうまさ。あざやか。

著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)で第6回MOE絵本屋さん大賞第1位、第61回産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『もう ぬげない』(ブロンズ新社)、『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)で第26回、第29回けんぶち絵本の里大賞を受賞。ほかの著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』(ともに講談社)、『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』(ともにブロンズ新社)、『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』(ともにPHP研究所)などがある。2児の父。

「2022年 『レッツもよみます』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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