神南署安積班 (ハルキ文庫 こ 3-10)

著者 : 今野敏

• 角川春樹事務所 (2001年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[まかろにさんの感想 · 2023年6月30日]

いつも安定して面白い今野敏の「安積班シリーズ」だが、今回は短編集ということもあり、安積班構成員の一人ひとりにスポットが当たっていて長編とは違う面白さがあった。特に安積班最年少の桜井刑事は他の作品では村雨刑事部長に付き従って行動している程度の描写が多かったので(シリーズ一作目から順番に本書まで読み進めての感想)、本作「異動」で桜井の内心に触れられていたのも良かった。

[みかんさんの感想 · 2023年1月18日]

安積シリーズ7冊目（神南署）
短編集

[ひさとつさんの感想 · 2022年12月8日]

ドラマ化もされている人気シリーズ。
読んでいて安心感があります。
どこの職場でも同じですが、安積班も個性的なメンバーが集っています。
「部下」は泣けました。
成果をあげるために個々の個性を見極めて、管理をするのが管理者であり責任者であります。
それでも人と人。
仲良くやりたいものです。

[pbh23864さんの感想 · 2022年9月7日]

よくある刑事物より、管理職を重点的に描こうとしている。

短編集なので非常に読みやすい。

[yappinkunさんの感想 · 2022年6月11日]

安積班シリーズ、神南署編第二弾。8編の短編集。
噂がいい。いいキャラをしている交通課の速水警部補の大活躍。ずらっと並ぶ白バイ隊員が想像できて、ゾクっとする。

[hibuさんの感想 · 2022年1月2日]

今野敏さんの代表作としては隠蔽操作が有名ですが、こちらの作品もとても面白いです。安積班のメンバーたちの良さが引き出された短編集だと思います。オススメ！

[khs5001e2503さんの感想 · 2019年11月14日]

安定の安積警部補シリーズ。
神南署最後の短編集っぽく、ベイエリア分署に帰るまでのいくつかの事件が描かれている。
須田部長刑事がこの頃から目立ち出している感じがする。
警視庁の署対抗の柔道大会で優勝したり、色々な場面でツキがあるところをみせる。
ツキって人生に大事だと確信させる内容でした。

[tanaka1122さんの感想 · 2019年4月23日]

隠蔽捜査シリーズを経験した後に読むと、ちょっと物足りない。
今後に期待する。

[maki♪さんの感想 · 2019年3月7日]

短編集になるのかしら？ 前作の「大人が子供に生き方を指南してあげる」ことを速水さんが見事にやってあげた感 中盤でイマイチ印象の薄かった桜井刑事の胸の内があきらかになり。。 一方で安積さんも彼を心配するも実はいい感じで。。 後半は、臨海署復活への布石がうたれていく。 はやく次作でみんながそろってるのを確認したい！！(笑) もちろん速水さんも一緒がいい(^-^) そういえば、速水さんは制服着てるのね。。

[かるしうむさんの感想 · 2019年1月27日]

過去の既読本

著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」