三国志〈3の巻〉玄戈の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)

著者 :
  • 角川春樹事務所
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894568815

感想・レビュー・書評

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  • 呂布が死んだ

  • 北方三国志の呂布には定評がある。

    天下無双の豪傑。
    戦いに生きた男だが、優しく、脆く。
    仲間に対して憧れを持っていたんじゃないかな
    ってのが感想。

    てゆか、黒に赤ってのがいいね
    漆黒のなかの情熱。その色合いを見ただけで呂布を思い出す・・・ってのは冗談。

    とにかく呂布が倒されたもんで呂布フリークな僕は熱が冷めた。
    少し三国志情熱を待とう。

  • 呂布が死んだ。
    どの呂布よりも純真で強かった。
    大きな軍隊の動き、戦う武将の矛先。
    コントラストのある戦争描写が熱い。

    傾城傾国の美女、鄒氏。

    江東の二喬。
    孫策、周瑜の嫁取り誘拐。

    2009.06.14.読了

  • 混迷深める乱世に、ひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制した呂布は、急速に力を付けていく。圧倒的な袁術軍十五万の侵攻に対し、僅か五万の軍勢で退けてみせ、群雄たちを怖れさす。呂布の脅威に晒され、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将となる道を選ぶ劉備。河北四州統一を目指す袁紹。そして、曹操は、万全の大軍を擁して宿敵呂布に闘いを挑む。戦乱を駆けぬける男たちの生き様を描く、北方三国志第三巻。

  • 呂、呂布があ・・・

  • 董卓はあっさりしていたけど、呂布がすっかり主人公格。それぞれの思惑とかけひき、そして戦は続く。

  • 呂布と赤兎の生き様に胸を打たれました。
    めちゃくちゃかっこよかったよ、呂布。


  • 初めのころは嫌なやつと思っていた侶布・・段々読んでいくにつれ、実はとっても自分に正直で真っ直ぐな男らしい男って思えてきた。
    今時こんな男いないなぁ・・
    すっかり好きになった。
    でも、曹操に「降伏してくれ」と言われたときの侶布の答えは「男には、守らなければならないものがあるのだ」「なんなのだ」と聞く曹操に「誇り」「おぬしの誇りとは?」「敗れざること」と言い、城に入った。
    そして曹操との戦いで倒れた赤兎を劉備の家臣の成弦固に託し、曹操との戦いで命を落とした。
    このあたりの件はなんとも男らしい、素晴らしい武将達だと感動すらしてしまった。
    赤兎を連れた成玄固が海で赤兎の突然の動きで侶布の死を知り、泣くシーンでは思わず涙が溢れてしまった。

    侶布の性格だけど、もったいない死に方をしたと思う。
    曹操め・・・(ー'`ーメ) ムカッ

  • '09.04.17読了

  • 初めて読む中国歴史もの(苦笑)。食わず嫌いだとはっきりわかりました。国の大きさと人のスケールの大きさってある程度比例するのかな、と思いました。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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