- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894767690
感想・レビュー・書評
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文系教員から見た今の(国立)大学。
予算獲得に走るしかない大学についてや,日本文学の研究がいかに大事か,など。 -
【新着図書紹介】推薦図書入りました。http://booklog.jp/users/tokyokaiyolibs
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国立大学の人文社会系教員がご自身のブログにのせた、国の政策や現在の大学が向かっている姿への問題提起を書籍化した1冊。
国立大学から人文社会系が消えるかもしれないことや、本当に大学が目指すべきグローバル化とは何かということに、教員の立場から言及しています。
大学は学生にとって「実」ではなく「種」を獲得する場であるということは、大学職員として常に心得ていたいことだと思いました。
芽が出る種ばかりではないかもしれないけれど、多様で懐の深い大学という場で獲得した種の中には、その後の学生の人生において思いもかけぬ形で花を咲かせるものもあることでしょう。
また、創造的であるには、適度な余裕と自由に使える時間が必要、つまり人にも大学にも「遊び」が大切であるというお話に共感しました。 -
官主導で、文学部とか役に立っていない学部なんて、必要ないし、という強引な大学改革の動きや教育学部不要論、東大などでの軍事研究Okの動きなど、なかなか見えにくい大学改革の流れを解説する復数の論考をまとめたもの。
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大学を取り巻く状況はかなり良くない。著者の主張はとても正論だと思うが、刺激的ではない。それだけで支持されにくい。
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流れにまかせてFD関係の仕事をしているが,FD推進の名の下に多くの間違いを犯しているのかも知れない。立ち止まって考える余裕をもちたい。