ことりのギリ

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制作 : Mario Ramos  平岡 敦 
  • 光村教育図書 (2013年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784895728607

ことりのギリの感想・レビュー・書評

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  • 高学年~大人向きかな。

  • シュールな絵本でビックリしました。結局何が正しいのか、よくわからなくなります。マリオ・ラモさんは『いちはんつよいのはオレだ』のおおかみシリーズ絵本がユーモラスで好きですが、こんな絵本も書かれるんですね、意外でした。

  • 非常に奥深いお話でした。

  • 「ぼくが王様になったら」と、大きな約束をしておきながら、実際に王様になったら公約不履行のうえ独裁に走ったライオンと、怖いもの知らずの小鳥の話。
    「裸の王様」を複雑にしたような感じ。

    ギリは「そんなのおかしいよ!」と言える、羽を折られていない小鳥。
    ライオンの王冠を奪って他の動物の上に落とすけれど、他の動物たちもみな自分に都合のいい世界を作ろうとする。
    何度首を挿げ替えても同じ。

    欲望に忠実な豚や象や、自分と同じ価値観しか認めない愚かなロバや犬も怖いけれど、一見いいことをいってるっぽい狡猾なキツネが怖い。
    そして一番怖いのは、よくわかんないからライオンにまかせておけばいいんじゃないかな、と考えるゴリラ。

    空を飛べるギリは王冠を捨てダメな世界を捨てて旅立てる。
    でも、このあとのアナーキーな世界はどうなるんだろう。
    (と、考えていたら:「Stage of the ground」が頭の中に流れた。
    “飛べない君は歩いていこう 絶望と出会えたら手をつなごう”)

    ハッピーエンドを思い描けない結末は現実の世界を映し過ぎていて、好きだけど笑えない。
    でもおすすめ。他のひとに読ませて感想をききたくなる。
    子供によさそうな絵だけど、これは大人向けだなあ。


    著者はベルギーの人。
    そういえばベルギーも右傾化しちゃってるんだ。

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